UMA君のお部屋

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△大ヶ屋(新穂山)高津野谷遡行、大ガヤ谷625左俣下降

2021-11-14 05:00:15 | 沢登り
山行日:2021年11月13日(土)

山行者:単独です。

天気:晴れ

CT:駐車地8:07…高津野谷入渓8:11…県境尾根に出る10:03…

△大ヶ屋(新穂山)10:40~11:01…大ガヤ谷下降点11:19…

20m滝12:31…林道に出る13:04…鳥越林道13:31…駐車地13:47



高津野谷は入渓したてから小さな滝やナメが現れるが少々藪っぽい感じ。

標高690m辺りで15m滝を皮切りに標高750mまでの間に5m~10mクラスの滝が出て楽しめた。








ぬめりがあるのがいやらしいがどれも直登&簡単に巻いていける。

これを過ぎると散発的に5m以下の小さな滝が現れ、

水量が少なくなってくると大きな丸岩が現れ谷を塞いでいる。

上手くルーファイしながら進んでいく。

3つほど岩屋みたいなものを見つけた。




水が切れると倒木や藪が出てくるのが残念なところ。

獣道を探しながら県境へ上がっていく。

最後は灌木の幹をつかみながら急なツメを登り県境へ。

県境は登山道なんで楽チン。


ただフェルトの沢靴にはちと歩きにくいところも。

尾根芯は植林がほとんどだがその中に太いブナが混ざっていて面白い。


一部植林帯で倒木で道が塞がっており分かりにくいところがある。

基本的には稜線通しなので適当に歩いていれば県境登山道に合流する。

県境に出てから大ヶ屋までは思ったより時間がかかってしまった。

登山道だからと甘く見ていた。

意外とアップダウンもあり遠かった。

大ヶ屋は点名で山名は新穂山というそうだ。


新穂峠北の1039.8mのピークにある三角点の点名が新穂なのでちょっと変な感じがする。

ちなみに山頂にあった標識から△新穂は新穂谷山というそう。

山頂からは北側が少し伐採されており蕎麦粒山辺りが見えた。

奥には白くなった能郷白山も見えた。

南側へ目をやると樹間から伊吹北尾根とその奥に

台地のように見える伊吹山の頭だけが見えた。

山頂から大ガヤ谷下降点までは登山道ないが、所々に踏み跡が見られた。

下降点からすぐは藪っぽいがすぐに水が流れる谷に降り立つ。

尾根から近いのに流れが現れたのにはびっくりした。

下降した谷は高津野谷より開けていて明るくて感じがいい。

葉っぱを落とした広葉樹林がほとんどで光が入ってくる。

810の二俣を過ぎて少しで20mはありそうな滝。


右岸の立木を使い50mで懸垂したらギリギリやった。

滝の真ん中あたりに引っ掛かってる倒木にムキタケびっしり。

収穫したかったけど、流れの中岩肌は滑ってるし、

余計なことして事故りたくないので止めときました。

その先は滝というようなものはほとんどなく脱渓した林道が

横切るところまでは大岩ゴロゴロの中を縫う様な流れ。

大岩が大きな落差を作っているようなところもあったので慎重に下りました。

林道へ出たらあとは楽ちん、林道を歩いて下った。

977標高点 浅又川支流オオガヤ谷北俣遡行、中俣下降

2021-11-10 06:52:45 | 沢登り
山行日:2021年11月8日(月)

山行者:単独です。

天気:晴れのち曇り

CT:駐車地8:45…大ガヤ谷北俣入渓8:48…977標高点11:07…林道12:59…駐車地13:22



前回の沢の一つ南の沢へ行ってきました。

北俣は廊下系の沢。

大きな滝は全くありませんでしたが、

岩肌がボロボロすぎて巻くのがハラハラする小滝や

落石が作り出した岩屋の滝みたいなもの

はたまた登り方を考えさせられるものなどありアスレチック要素がある沢でした。

基本癒やし系ですがナめると痛い沢。

中俣は源頭こそ癒やし系ですが中流域は大岩ゴロゴロ藪沢で

滝らしい滝はなくただただ下りにくい沢でした。

右岸に林道が見えたら這い上がって脱渓しました。

下流部は藪が薄れ滝も見えるようでしたが、

流石に林道から戻る気もせずそのまま下山。

下の方はやっぱり藪沢でおまけに結構砂が入っておりました。

やっぱ林道付いてるからかな?

今回もお土産にムキタケとムカゴを採って帰りました。

△追谷 浅又川支流オオカヤ谷遡行、根木ノ尾谷下降

2021-11-01 19:21:32 | 沢登り
山行日:2021年11月1日(月)

山行者:単独です。

天気:概ね晴れ

CT:駐車地8:44…オオカヤ谷出合8:53…895m標高点11:39…△追谷12:01~12:22…

根木ノ尾谷下降点12:27…根木ノ尾谷出合13:55…駐車地13:58



もんりさんの記録を参考に行きました。

オオカヤ谷は秘密の廊下系。

根木ノ尾谷はナメナメ系。

まさにその通りでした。

オオカヤ谷は540二俣手前の3連滝の最初が小巻き出きず

大巻きしたらかなり上まで登らされて懸垂下降で復帰する羽目に。

で、3連滝の一番上の落ち口に辿り着いたものの安易に下降できず、

3連滝の全容をこの目で見るのは叶いませんでした。

もんりさんはどうやって巻いたのだろう?左手をよじ登って小巻き?

その後も小滝がちょくちょく現れ、目を見張るトチの大木もあり満足できた谷でした。

尾根は向きが西へ変わるあたりまで背丈の笹生える藪漕ぎ甲斐がある尾根(笑)

その後は笹は少なくなり歩きやすい尾根へ。

△追谷は展望なし!南へ目を向けると樹間からかろうじて金糞岳が見えました。

下降した根木ノ尾谷、始めはトチの大木がいくつも切り倒され、

残骸が谷の中を埋め尽くされているのに圧倒。

苔が生えているので随分昔に切り倒されたのでしょうが、

理由がわからずなんだか悲しい気分になりました。

その後はナメや滝がいくつか現れ目を楽しませてくれました。

すべて巻き降りるかクライムダウンで懸垂下降はしませんでした。

谷下流は植林帯で踏み跡を探しながら入渓点へ歩きました。


(巻きに苦戦した滝。左手を登れそうだがかなり急。)


(巻いて復帰した後、落ち口まで戻る。巻いた滝含め3つほど滝があると思われる。)


(その後も滝はいくつか現れる。これもその一つ。)


(変わった…滝?)


(谷に鎮座する一戸建て並みの大きさの丸石。)


(その後ろには大きな丸い石が順番待ちしてました。)


(四等追谷)


(下降した谷でまず出迎えてくれたムキタケ。お土産に。)


(数年ぶりに見たナメコ。カサが開いてたのと虫がウヨウヨしてたので断念。)






(下降した谷の立派だった二段滝の下段。この谷は滝少な目。)

僕はオオカヤ谷の方が好み。



林道でムカゴ採って帰路につきました。

芦谷山~庄部谷山 甲森谷の巨樹を見に

2021-10-03 21:11:55 | 沢登り
山行日:2021年10月3日(日)

山行者:単独です。

天気:晴れ

CT:駐車地7:46…横谷川最終堰堤(入渓点)8:06…第一吊橋8:17…第二吊橋8:33…甲森谷出合8:51…

415二俣9:57…尾根に上がる11:10…芦谷山11:25…庄部谷山12:59…林道14:30…駐車地14:32



駐車地は下山地のやや手前(集落寄り)の空き地に停めた。

林道奥にも駐車適地はあるが道が悪くなるうえ、

ドンツキ(林道崩壊地)まで歩いてもそれ程時間がかからないので

あまり奥まで車で行かない方がいい。

駐車地より20分ほどで最終堰堤。

ここから破線ルートが山の斜面についているが

自然に戻りつつあるので川に降りて歩いたほうがいい。

初めはチャラ瀬が続いて歩きやすいが

そのうち大きな岩や渕や小滝が現れ渓流らしくなる。

吊橋二つは壊れていて使えないが鎖があるところは渕や小滝を巻いていける。

甲森谷出合からは水量が減り、滝などもないので歩きやすい。

415二俣までの中ほどの距離から巨樹が点在する。

415二俣から少しで10m程の滝。右手の流れを登るが滑っていていやらしい。

この谷の岩は苔むしていたりヌメっていたりするので滑らないように注意が必要。

その先にも小滝が現れるが簡単に巻いていける。

680二俣で右の流れにかなりの水量を持ってかれ左の流れはチョロチョロ、すぐに水が切れる。

僅かに上がると左手にワサビ田跡。

ツメまでガラガラの荒れた感じの谷となる。

尾根に乗ると下草の無い歩きやすいブナの森。

展望はあまりよくないが明るいブナの森は気持ちがいい。

たまにブナの大木も現れる。

芦谷山から庄部谷山までは登山道があるのか知らないが

割と分かりやすい踏み跡とテープがしっかり付いていた。

庄部谷山から林道への下降尾根も中ほどまではブナの森が美しい。

ただ急な尾根でおまけに落ち葉だったりザレ場だったり滑りやすい箇所が続き慎重を要した。

芦谷山で沢靴から登山靴に履き替えたがもし沢靴のままだったら滑るだろうし怖い思いをしただろう。

鉄塔から下も巡視路があるのだが道がハッキリしない部分があるし滑りやすい。

最後は沢筋の滑りやすい道を慎重に下って林道に降り立った。

全体的に歩きやすく気持ちの良いところだったが最後だけが怖かった。

一ヵ月ぶりの晴れの日休みで遠征した甲斐があった。楽しい山行となった。

山中で出会った若い単独女性。

一眼レフをぶら下げ「調査をしています。」と言っていた。

何の調査をしていたのか気になった、、、聞いておけばよかった。












△県民の山 殿又谷支流滝谷遡行、△打谷南尾根下降

2021-08-29 05:38:03 | 沢登り
山行日:2021年8月28日(土)

山行者:山の会O川Kさん、僕の2人。

天気:晴れ

CT:駐車地7:30…入渓点7:34…滝谷出合7:37…大滝9:05…

△県民の山11:02~11:42…△打谷12:57…林道13:52…駐車地14:05



山の会O川Kさんから沢登りに連れて行ってほしいと頼まれたので行ってきた。

むかーし昔、若い時はバリバリで関東周辺の沢にも通っていたそうだが、

大分年月が経ち超久しぶりなので初級者の沢へ行きたいとのこと。

近場で、まあまあ水と戯れ、半日ほどで遊べる殿又谷支流滝谷をチョイスした。

ここは僕も久しぶり。

一人で沢へ行くようになってそれほど経っていない頃に行ったような気がする。

大滝は右岸から巻いたことは覚えているが他は記憶から飛んでいる。

白川沿いの県道から殿又谷林道へ入る。

奥で工事を行っているようでダンプカーが行き来している。

この時も奥から2台下りてきて鉢合わせバックした。通行の際は注意。

入渓点は殿又谷へ下る箇所にテープあり、最近草刈りをした跡があり楽に下れた。

水量は平水でとても水が綺麗だ。

この時期にしては蜘蛛の巣が少ないように感じる。

こんな滝あったかなー?確かこの滝はこちらから巻いてー、、、と思い出しながら

時折後からついてくるO川さんを見ながら遡行した。

O川さんは地図とコンパスで確認しながらゆっくりとした歩行だったが

流石経験あるだけあって心配することは特になかった。

大滝は予定通り右岸から高巻き。

滑りやすい急斜面の登り、踏み跡を利用しトラバース、久しぶりで少し緊張した。

大滝を巻けば後はゆったりとした流れ、少し遊びながら歩いた。

最後の標高差50m程は急斜面の藪漕ぎ。

僕は一抜け、少し遅れてO川さんも△県民の山頂に着いた。

キレイな四等三角点と全く展望なしの藪は薄いが深い森の中の頂。

昼食を兼ねた休憩の後、下降することにしたが

同行者の意思で沢ではなく尾根を下降することにした。

どうやら大滝を巻き下りることと岩が案外ぬめって滑ることに不安を覚えたようだ。

ここら辺の尾根は藪が薄く、所々踏み跡もあるので比較的安心だ。

お互いにGPSで確認しながら下降していく。

△打谷南尾根の下部は急なところがありフェルト底沢靴では滑りやすくやや気を使った。

尾根末端は営林小屋の跡地のようで平坦地と石垣が残っており、

山道を利用し簡単に殿又谷の岸へと降りれた。

徒渉し林道へ這い上がりわずかで駐車地。

同行者も自分も満足でき楽しい山行となった。

やっぱ殿又谷近辺の谷はいいですねえ。


(滝谷大滝。落差は30mを越えるように見える。)