8月4日(水) 縦走中一番の晴れのち霧一時雨
熊ノ平小屋3:00(起床)/5:10…農鳥岳分岐5:41…三峰岳6:29…間ノ岳7:20~7:43…
(休憩)8:09~8:19…中白根山8:39…北岳山荘9:01~9:11…北岳10:23~10:33…
北岳肩の小屋10:57…小太郎山分岐11:26…(休憩)11:52~12:05…二股分岐12:33…
広河原山荘12:55…広河原インフォメーションセンター(バス停)13:59
広河原バス停15:00=山梨交通バス=JR甲府駅=中央線特急・東海道線=自宅22:00頃
八日目
今日は熊ノ平から北岳肩の小屋の予定でしたが、広河原まで足をのばします。
天気の方は朝から晴れ渡っています。
そのため放射冷却が起こったのか朝方はとても冷えました。
雨に濡れず、乾いたテントを片づけるなんて縦走中初めてです。
乾いたテントを片づけることがこんなにも嬉しいなんて…。

(汚れてますが、濡れていません。)
パッキング後、熊ノ平から見える西農鳥岳を撮りながら時間をつぶします。

(西農鳥だと思うんですが。)
個人的な勝手ですが、隣のテントの光岳まで縦走する方を待ってから一緒に出発することにしました。
出発時に“またどこかで会いましょう”と言って別れました。
熊ノ平からまずは三国平へ、樹林帯の急登を登ります。

(まずは三国平へ向かって。)
今日本当は塩見岳まで行く予定だったけど家族の不幸で両俣に下り岐路に就く方と途中から一緒です。
最初はお先どうぞなんて言われていましたが、写真撮りながら歩いていたら
追い越し追い抜かれたりと…結局、一定間隔をあけて一緒に歩くような形に落ち着きました。
三国平からの景色はもう素晴らしかったです。

(農鳥への分岐)
荒川三山から今まで歩いてきた稜線、もうちょっと上がれば後ろの赤石岳も見えましたが、
西農鳥の北斜面から顔をのぞかせる富士山、北には仙丈、甲斐駒、北岳、中央アルプス、北アルプスの槍の穂先まで見えました。

(間ノ岳と西農鳥のコルから富士山。これが三国平から撮ったかどうかはちょっと自信ないです。)

(あっぷで。)
そして目の前にはこれから行く三峰岳、間ノ岳。
三国平からは農鳥小屋へのトラバース路と道を分けます。
三峰岳へは最初は普通に歩いて行く感じでしたが、途中から岩稜の、
北アルプスみたいなといったらいいのでしょうか、足だけでも行けるけどゆっくり、
慎重に足を運ばなければならないそんな感じになります。
もちろん三点支持も必要なところがあって、三峰岳頭頂部はお寺の鐘のような形をしています。

(お寺の鐘は言い過ぎかな?)
両股に今日下りられる方は、前日か前々日、
ここを逆ルートで悪天候のなか歩いたのだとか…僕だったらきっと半泣き状態です。
三峰岳は剣岳と一緒2999m、ここで一息入れようかなと思ってたんですが、

両股まで行かれる方、先を急ぐとのことでしたので僕も着いていきます。
こういう道は殆どやったことがないので見えるところを歩いている人がいると安心なんです。
けっしてストーカーではありません。
でもその方も三峰岳頭頂部から下りてすぐの分岐で、仙丈へつづく尾根道へ曲がって行かれました。
ということでこの先はまた一人です。
三峰岳から間ノ岳までも同じような感じの道です。
景色が素晴らしすぎて途中何回か止まって眺めます。晴れってサイコー。

(仙丈、甲斐駒、北岳が見えます。)

(遠くに乗鞍に穂高連峰、槍が見えます)
三峰岳から1時間弱で間ノ岳に到着です。
目の前にある光景に感動しました。雲海から突き抜けた富士山。

(間ノ岳から見る富士山。)

(中央奥に荒川三山、やや手前右手に塩見岳。)

(中央アルプスの向こうに御岳山、わかるかなぁ~?)
なんともまあ素晴らしい。いつまでも見ていたい…そんな気分にさせてくれました。
今まで試練か何かみたいな縦走でしたが、
最後にはそのご褒美というかこういう素晴らしいものをみることが出来てホント良かったです。
最後まで悪天候だったら…考えないことにします。
北の方へ眼をやると南アルプス最高峰の北岳がそびえています。
その後ろの甲斐駒は白い兜をかぶって主人である北岳を守っているという感じでしょうか。
間ノ岳から中白根を通って屋根で布団干しをやっている北岳山荘に降り立ちます。

(空の青が濃い。)
ますます大きくなっていく北岳、頭頂部の近くなんてすごいですね、どうやって登って行くのでしょうか。
北岳山荘でオロナミンCとあんぱんを買って小腹を満たします。
いよいよ、今縦走最後の山にして南アルプスの雄である北岳に登ります。

(北岳山荘付近から北岳望む。)
手前のこんもりと盛り上がったところまではなんとか普通に行けます。
そこから先は梯子と鎖場の連続、道幅に余裕はありますが左の崖は見ない方がいいです。

(梯子(というか急な階段)は一か所だけでした。)
といいながらチラッと…おお、凄い高度感。

(あともうちょっとのところで振り返ってみました。凄い高度感だ。)
最後の方でちょこっと三点支持が必要なところがありましてちょっと危険かな?
と思いましたがなんとかクリア、最後はちょこちょこっと歩いて登頂です。
頂上ではやけに若い方たちが騒いでました。

(以外と広い?山頂)
大学かなにかのサークルかな?でも山岳部やワンゲルって感じではなかったですね。
その中の一人に撮りましょうか?と言われて思わずお願いしますと。
ここを目指して歩いてきたわけですから、ここに来たことが一番うれしいわけで…
目の前には仙丈、この後頭が雲で隠れてしまいました。

北岳の東側からも雲が湧き上がって頭の上で雲が舞ってます。
もう下り坂に入っているような気がします。
10分ほど休憩したら北岳肩の小屋の方へ下りて行きます。

(青い屋根が肩の小屋、山頂からひとつ小ピークを巻くと見えます。)

(北岳山頂を振り返って。あー僕はあそこに立ったんだな…って思いです。)
あとはもう1500mほど下りるだけ、広河原から登ってこられる方は肩の小屋か、
北岳越えて北岳山荘に泊まるのでしょうけど朝早くからこの1500mを登ってきたのですね、凄い。
本当なら泊るはずだった肩の小屋から北岳の頭を見ますと、

(水は雨水をろ過して使ってるそうなので貴重品です。)
もう南側から湧き起こった雲に隠れようとしています。
北岳肩の小屋からは小太郎山尾根分岐から右俣コース、二俣からは大樺沢を下っていきます。
今年は雪が多かったせいか残雪があります。

(熊ノ平で会った柿ピーとアンパンのおじさんはノーアイゼンで登ったそうです…。)
この時期にこれだけ多くの雪が残っているのはそうそうないそうです。
結局、持ってきたアイゼンは“赤石~小赤石”でも“大樺沢”でも必要ありませんでした。

(二俣からは大樺沢に沿って下るだけ。)
重い重いお守りとなってしまいました。
大樺沢は途中で崩落している箇所があります。
一度2000m付近で橋を渡って右岸へ、
対岸を見ると斜面が大きく崩落して登山道なんてあったのかと思わせるほどです。
1770m付近でもう一度橋を渡って左岸へ、
あとは小沢を渡る小さな橋はありましたが大樺沢の左岸を下って行くだけです。
左手から白根尾池からの道と合わせましてちょいちょいと頑張って広河原山荘に出ました。

(広河原山荘です。あー生ビール飲みてー。)
畑薙大吊橋に比べたら安心快適な吊橋を渡りまして広河原バス停へ、

(広河原橋、吊橋なので揺れますが安心快適に渡れました。)
隣にはまだ出来てからそれほど経ってないであろう広河原インフォメーションセンターがあります。

(ここ(広河原山荘含め)の電話は衛星なので5秒¥10くらいだそうです。)
一階に給水施設やトイレ、二階にちょっとした売店と休憩所があります。
トイレを済ましアイスを買ってからバス停へ、甲府駅行きは15時ですので1時間程あります。
北岳の方を見ましたらかなり低い雲が掛かっていて上の方は全く見えません。

(雲が垂れこめていてなんにも見えませんねー)
とてもいい時間帯に登って下りてこられたということですね。よかったよかった。
40分ほどしたら山梨交通の路線バスタイプのバスが4・5台ほどやってきました。

(バス停です。畑薙の方より明らかに本数多いです。甲府駅までは¥2000でした。)
ということは荷物は足元ですか…。
15時になり出発です。広河原から甲府駅までも途中くねくね山岳道路を通ります。
畑薙第一ダムへのバスへの教訓、一番前の席を陣取りました。
ドア側なので前がよく見えます。これで帰りも酔いに苦しめられるということはなさそうです。
2時間程揺さぶられて甲府駅に到着です。まず思ったのが、暑い!!
駅の窓口へ行って今日中に帰れるか確認です。
無理そうであれば駅近くのビジネスホテルにでも泊まることにします。
結果は、4時間半ほど掛かりますが、甲府から塩尻までと、塩尻から名古屋までが特急、
名古屋からは快速で30分ほどで自宅最寄り駅へ、22時には帰宅できそうです。
発車までまだ30分もあるので自宅と緊急連絡先に下山報告。
お弁当を買って、特急に乗りこみました。

電車の窓から見える南アルプス方面はいや~な雲に覆われてますね、
下界はこれ程晴れているのに。
車窓から景色を眺めつつ弁当を食います。
弁当は駅デパート内のカツ屋のカツ弁当、
カツは百間洞の勝ち、ごはんは弁当の勝ちでした。
甲府駅を出発して4時間半後に無事に帰宅。
足を挫いたり、手を擦り剥いたりと小さな怪我はありましたが
他には特に大きなけがもなく無事下山が出来ました。
今回の長期縦走、天気にはあまり恵まれませんでしたが、
充実した山登りが出来ました。それと得るものもたくさんあったと思います。
改善するとこはまだまだありますので、
これからの登山(特にテント泊縦走)に活かしていきたいですね。
まずは8日間頑張った自分にお疲れ様、
家族や山の仲間、釣り仲間心配かけた方にありがとうございます。
そうそう、南アルプスにもありがとうを言わないとね。
熊ノ平小屋3:00(起床)/5:10…農鳥岳分岐5:41…三峰岳6:29…間ノ岳7:20~7:43…
(休憩)8:09~8:19…中白根山8:39…北岳山荘9:01~9:11…北岳10:23~10:33…
北岳肩の小屋10:57…小太郎山分岐11:26…(休憩)11:52~12:05…二股分岐12:33…
広河原山荘12:55…広河原インフォメーションセンター(バス停)13:59
広河原バス停15:00=山梨交通バス=JR甲府駅=中央線特急・東海道線=自宅22:00頃
八日目
今日は熊ノ平から北岳肩の小屋の予定でしたが、広河原まで足をのばします。
天気の方は朝から晴れ渡っています。
そのため放射冷却が起こったのか朝方はとても冷えました。
雨に濡れず、乾いたテントを片づけるなんて縦走中初めてです。
乾いたテントを片づけることがこんなにも嬉しいなんて…。

(汚れてますが、濡れていません。)
パッキング後、熊ノ平から見える西農鳥岳を撮りながら時間をつぶします。

(西農鳥だと思うんですが。)
個人的な勝手ですが、隣のテントの光岳まで縦走する方を待ってから一緒に出発することにしました。
出発時に“またどこかで会いましょう”と言って別れました。
熊ノ平からまずは三国平へ、樹林帯の急登を登ります。

(まずは三国平へ向かって。)
今日本当は塩見岳まで行く予定だったけど家族の不幸で両俣に下り岐路に就く方と途中から一緒です。
最初はお先どうぞなんて言われていましたが、写真撮りながら歩いていたら
追い越し追い抜かれたりと…結局、一定間隔をあけて一緒に歩くような形に落ち着きました。
三国平からの景色はもう素晴らしかったです。

(農鳥への分岐)
荒川三山から今まで歩いてきた稜線、もうちょっと上がれば後ろの赤石岳も見えましたが、
西農鳥の北斜面から顔をのぞかせる富士山、北には仙丈、甲斐駒、北岳、中央アルプス、北アルプスの槍の穂先まで見えました。

(間ノ岳と西農鳥のコルから富士山。これが三国平から撮ったかどうかはちょっと自信ないです。)

(あっぷで。)
そして目の前にはこれから行く三峰岳、間ノ岳。
三国平からは農鳥小屋へのトラバース路と道を分けます。
三峰岳へは最初は普通に歩いて行く感じでしたが、途中から岩稜の、
北アルプスみたいなといったらいいのでしょうか、足だけでも行けるけどゆっくり、
慎重に足を運ばなければならないそんな感じになります。
もちろん三点支持も必要なところがあって、三峰岳頭頂部はお寺の鐘のような形をしています。

(お寺の鐘は言い過ぎかな?)
両股に今日下りられる方は、前日か前々日、
ここを逆ルートで悪天候のなか歩いたのだとか…僕だったらきっと半泣き状態です。
三峰岳は剣岳と一緒2999m、ここで一息入れようかなと思ってたんですが、

両股まで行かれる方、先を急ぐとのことでしたので僕も着いていきます。
こういう道は殆どやったことがないので見えるところを歩いている人がいると安心なんです。
けっしてストーカーではありません。
でもその方も三峰岳頭頂部から下りてすぐの分岐で、仙丈へつづく尾根道へ曲がって行かれました。
ということでこの先はまた一人です。
三峰岳から間ノ岳までも同じような感じの道です。
景色が素晴らしすぎて途中何回か止まって眺めます。晴れってサイコー。

(仙丈、甲斐駒、北岳が見えます。)

(遠くに乗鞍に穂高連峰、槍が見えます)
三峰岳から1時間弱で間ノ岳に到着です。
目の前にある光景に感動しました。雲海から突き抜けた富士山。

(間ノ岳から見る富士山。)

(中央奥に荒川三山、やや手前右手に塩見岳。)

(中央アルプスの向こうに御岳山、わかるかなぁ~?)
なんともまあ素晴らしい。いつまでも見ていたい…そんな気分にさせてくれました。
今まで試練か何かみたいな縦走でしたが、
最後にはそのご褒美というかこういう素晴らしいものをみることが出来てホント良かったです。
最後まで悪天候だったら…考えないことにします。
北の方へ眼をやると南アルプス最高峰の北岳がそびえています。
その後ろの甲斐駒は白い兜をかぶって主人である北岳を守っているという感じでしょうか。
間ノ岳から中白根を通って屋根で布団干しをやっている北岳山荘に降り立ちます。

(空の青が濃い。)
ますます大きくなっていく北岳、頭頂部の近くなんてすごいですね、どうやって登って行くのでしょうか。
北岳山荘でオロナミンCとあんぱんを買って小腹を満たします。
いよいよ、今縦走最後の山にして南アルプスの雄である北岳に登ります。

(北岳山荘付近から北岳望む。)
手前のこんもりと盛り上がったところまではなんとか普通に行けます。
そこから先は梯子と鎖場の連続、道幅に余裕はありますが左の崖は見ない方がいいです。

(梯子(というか急な階段)は一か所だけでした。)
といいながらチラッと…おお、凄い高度感。

(あともうちょっとのところで振り返ってみました。凄い高度感だ。)
最後の方でちょこっと三点支持が必要なところがありましてちょっと危険かな?
と思いましたがなんとかクリア、最後はちょこちょこっと歩いて登頂です。
頂上ではやけに若い方たちが騒いでました。

(以外と広い?山頂)
大学かなにかのサークルかな?でも山岳部やワンゲルって感じではなかったですね。
その中の一人に撮りましょうか?と言われて思わずお願いしますと。
ここを目指して歩いてきたわけですから、ここに来たことが一番うれしいわけで…
目の前には仙丈、この後頭が雲で隠れてしまいました。

北岳の東側からも雲が湧き上がって頭の上で雲が舞ってます。
もう下り坂に入っているような気がします。
10分ほど休憩したら北岳肩の小屋の方へ下りて行きます。

(青い屋根が肩の小屋、山頂からひとつ小ピークを巻くと見えます。)

(北岳山頂を振り返って。あー僕はあそこに立ったんだな…って思いです。)
あとはもう1500mほど下りるだけ、広河原から登ってこられる方は肩の小屋か、
北岳越えて北岳山荘に泊まるのでしょうけど朝早くからこの1500mを登ってきたのですね、凄い。
本当なら泊るはずだった肩の小屋から北岳の頭を見ますと、

(水は雨水をろ過して使ってるそうなので貴重品です。)
もう南側から湧き起こった雲に隠れようとしています。
北岳肩の小屋からは小太郎山尾根分岐から右俣コース、二俣からは大樺沢を下っていきます。
今年は雪が多かったせいか残雪があります。

(熊ノ平で会った柿ピーとアンパンのおじさんはノーアイゼンで登ったそうです…。)
この時期にこれだけ多くの雪が残っているのはそうそうないそうです。
結局、持ってきたアイゼンは“赤石~小赤石”でも“大樺沢”でも必要ありませんでした。

(二俣からは大樺沢に沿って下るだけ。)
重い重いお守りとなってしまいました。
大樺沢は途中で崩落している箇所があります。
一度2000m付近で橋を渡って右岸へ、
対岸を見ると斜面が大きく崩落して登山道なんてあったのかと思わせるほどです。
1770m付近でもう一度橋を渡って左岸へ、
あとは小沢を渡る小さな橋はありましたが大樺沢の左岸を下って行くだけです。
左手から白根尾池からの道と合わせましてちょいちょいと頑張って広河原山荘に出ました。

(広河原山荘です。あー生ビール飲みてー。)
畑薙大吊橋に比べたら安心快適な吊橋を渡りまして広河原バス停へ、

(広河原橋、吊橋なので揺れますが安心快適に渡れました。)
隣にはまだ出来てからそれほど経ってないであろう広河原インフォメーションセンターがあります。

(ここ(広河原山荘含め)の電話は衛星なので5秒¥10くらいだそうです。)
一階に給水施設やトイレ、二階にちょっとした売店と休憩所があります。
トイレを済ましアイスを買ってからバス停へ、甲府駅行きは15時ですので1時間程あります。
北岳の方を見ましたらかなり低い雲が掛かっていて上の方は全く見えません。

(雲が垂れこめていてなんにも見えませんねー)
とてもいい時間帯に登って下りてこられたということですね。よかったよかった。
40分ほどしたら山梨交通の路線バスタイプのバスが4・5台ほどやってきました。

(バス停です。畑薙の方より明らかに本数多いです。甲府駅までは¥2000でした。)
ということは荷物は足元ですか…。
15時になり出発です。広河原から甲府駅までも途中くねくね山岳道路を通ります。
畑薙第一ダムへのバスへの教訓、一番前の席を陣取りました。
ドア側なので前がよく見えます。これで帰りも酔いに苦しめられるということはなさそうです。
2時間程揺さぶられて甲府駅に到着です。まず思ったのが、暑い!!
駅の窓口へ行って今日中に帰れるか確認です。
無理そうであれば駅近くのビジネスホテルにでも泊まることにします。
結果は、4時間半ほど掛かりますが、甲府から塩尻までと、塩尻から名古屋までが特急、
名古屋からは快速で30分ほどで自宅最寄り駅へ、22時には帰宅できそうです。
発車までまだ30分もあるので自宅と緊急連絡先に下山報告。
お弁当を買って、特急に乗りこみました。

電車の窓から見える南アルプス方面はいや~な雲に覆われてますね、
下界はこれ程晴れているのに。
車窓から景色を眺めつつ弁当を食います。
弁当は駅デパート内のカツ屋のカツ弁当、
カツは百間洞の勝ち、ごはんは弁当の勝ちでした。
甲府駅を出発して4時間半後に無事に帰宅。
足を挫いたり、手を擦り剥いたりと小さな怪我はありましたが
他には特に大きなけがもなく無事下山が出来ました。
今回の長期縦走、天気にはあまり恵まれませんでしたが、
充実した山登りが出来ました。それと得るものもたくさんあったと思います。
改善するとこはまだまだありますので、
これからの登山(特にテント泊縦走)に活かしていきたいですね。
まずは8日間頑張った自分にお疲れ様、
家族や山の仲間、釣り仲間心配かけた方にありがとうございます。
そうそう、南アルプスにもありがとうを言わないとね。