山行日:2018年8月11日(土)~14日(火)
山行者:単独です。
天気:11日 晴れのち曇り一時雨
12日 日の出あたりまで晴れ、のちガスに覆われれ雨、
10時頃から昼前まで雷雨、午後からくもり一時晴れ。
13日 晴れのち雨、昼頃から雷を伴って激しく降る。
14日 朝のうちは晴れてました。
CT:
11日 椹島7:00…登山口7:26…清水平9:49…駒鳥池11:29…千枚小屋12:04
12日 千枚小屋4:43…千枚岳5:17…丸山6:04…悪沢岳6:27…西小石岳7:53…
新蛇抜沢源頭ナギ9:24…西俣慣合11:09…右岸台地にてテン泊11:20
13日 テン泊地4:57…ガンカク尾根取り付き点5:13~5:32…1920引き返し地点6:29…
取り付き点6:59…二軒小屋9:05~9:25…椹島11:30(登山小屋泊、小屋泊受け付けは13:00以降)
14日 椹島6:15分発の送迎バスにて下山。

昨年の悪沢岳・西小石尾根のリベンジです。
といっても登りではなく下降なのでリベンジといっていいものか…。
登りでは力及ばず撤退したお化けハイマツ帯でしたが下りはなんとか通過しました。
西小石尾根下降当日は悪沢岳頂上ですでにガスの中、下降するのをためらいましたが、

(日の出前、富士山を拝めました。)

(千枚岳までは良かったのですが…。)

(丸山辺りですでにガスの中。)

(メガネに水滴が。)

(西小石尾根下降点、この先どうなってんのかわかんない~。)
GPSを頼りに下降しました。
急すぎるようなところは無く、岩のギャップがたまにあるのみ。
二重稜線でところどころ可愛いハイマツやお化けハイマツが生えていました。
悪沢岳~西小石岳間はハイライトなのですがガスの中遠くは見渡せず残念でした。

(何が何だか…。)

(西小石岳山頂。三等三角点と小さなケルン。)
西小石岳からいよいよお化けハイマツ帯に突っ込んでいくのですが、

(いよいよ突入。)

(背丈を越えるハイマツ、真横に延びているので幹や枝は3mくらいはありそう。)

(綱渡りならぬハイマツ渡り、失敗すると地面に落ちます。)

(ダケカンバも真横に生えてます。)
楽な方へ楽な方へ進んでいたら尾根を外してしまい右手の方へ。
ダケカンバが現れる辺りで強制的に修正しましたが難儀しました。
尾根に戻りしばらくするとゴロゴロ、まさか雷様と追っかけっこするとは…。
すでに樹林帯なのでそれほど心配ありませんでしたが、

(ナギの源頭、鬱蒼とした尾根の中で外の空気が吸えるところ。)

(幼木、倒木ジャングルへ)

(二重稜線(尾根?)のところ、ちょっとだけ歩きやすい。)

(下部は激下り、巨木の倒木またぎ、たまにスッテンコロリン。)
下の方は巨木の倒木まみれ&急坂で難儀、最後はGPSでドンピシャ昨年と同じ尾根末端に降りました。

(西俣慣合の取水堰堤上のプールの真ん前に辿りつく。プールはチンダル現象で濁ってる。)
翌日13日はガンカク尾根の予定でしたが、前日の予報メールによると朝晴れても昼頃は雷雨の可能性大。
テン泊地は谷底で電波通じず、最新の予報メールも受信できません。
朝一で取り付いて登っても、上部~稜線で雷様とバッティングする可能性大。
しかし好天の朝の空に後ろ髪ひかれ偵察とばかり突っ込みます。


(ガンカク尾根取り付き点辺りの西俣の様子。水量少なく登山靴で簡単渡渉できた。)

(ガンカク尾根取り付き)
最初はなだらかでアレアレ?という感じですがすぐさま超急坂が現れます。

これは西小石尾根の取り付き上より急。
ズルズルでイヤラシイところでは止まらず上を目指します。
1780辺りがチョット緩やかになりまして、左手を見ると尾根へ行けそうな感じ。
トラバース気味に登って1810あたりで尾根に乗っかります。
ガンカク尾根は痩せた岩尾根で急登続く…そんな感じ。


かろうじて木が生えているので掴んでよじ登れるし、恐怖感も和らぎますが、
木が生えてなかったらきっとゾッとするでしょう。
取り付きから1時間余りで250程標高を稼ぎましたがまだまだ急登は続くようで
目の前には尾根を塞ぐように大岩が鎮座しておりました。
左は絶壁で巻きほぼ不可能、右手からはなんとか巻けそう。
気が付いたら右手中指が何かで切れて怪我しておりました。
血は出ず、痛みもないけど絆創膏ですぐに手当て。
このまま登ってもさらに4~5時間はかかる模様、雷様が心配です。
木々の隙間から空を見たら朝と打って変わって雲が広がっている。
うーんと考えて撤退を決意、下山しました。
西俣は林道跡がところどころ崩壊していて、注意が必要。

踏み跡バッチリ、目印も付いていました。
途中へつらないと前に進めない箇所があって、

そこは安全を考慮して右岸⇒左岸、左岸⇒右岸の二回渡渉しました。
登山靴で強行しましたが、ドボン(悲)無理せず沢靴に履き替えておけばよかったです(涙)
林道崩壊箇所がありましたがあとは渡渉なしで二軒小屋まで歩いていけました。

(ここまでこれば後はラクチン(大崩壊箇所が1か所ありますが割と楽に越えて行けます。))
二軒小屋へ着き振り返ると発達中の積乱雲、撤退して正解だった。
まだ時間も早いので、雷様が追いついてこないのを願って早足で椹島へ向かう。
3時間強掛るはずのところを2時間強で到着。
椹島へ着いて間もなく雨が降り出しギリギリサーフでした。
停電、発電機動かしても電気復旧せずというハプニングもありましたが
日が暮れる前には復旧してお風呂にも入れました(嬉)
この日は前日よりヒドイ雷雨、そのまま蝙蝠岳へ登っていたらどうなっていたのやら…。
登山小屋で一泊し、翌日14日朝一番の送迎バスで椹島を後にしました。
西小石尾根、念願の歩きとおし出来ましたが、悪天だったのが残念だったかな。
ガンカク尾根、来年or来年以降に持ち越しですがまた楽しみができました。

おまけ。二軒小屋の良心的価格自販機。なぜか350mlコーラが椹島自販機より50円安い。
山行者:単独です。
天気:11日 晴れのち曇り一時雨
12日 日の出あたりまで晴れ、のちガスに覆われれ雨、
10時頃から昼前まで雷雨、午後からくもり一時晴れ。
13日 晴れのち雨、昼頃から雷を伴って激しく降る。
14日 朝のうちは晴れてました。
CT:
11日 椹島7:00…登山口7:26…清水平9:49…駒鳥池11:29…千枚小屋12:04
12日 千枚小屋4:43…千枚岳5:17…丸山6:04…悪沢岳6:27…西小石岳7:53…
新蛇抜沢源頭ナギ9:24…西俣慣合11:09…右岸台地にてテン泊11:20
13日 テン泊地4:57…ガンカク尾根取り付き点5:13~5:32…1920引き返し地点6:29…
取り付き点6:59…二軒小屋9:05~9:25…椹島11:30(登山小屋泊、小屋泊受け付けは13:00以降)
14日 椹島6:15分発の送迎バスにて下山。

昨年の悪沢岳・西小石尾根のリベンジです。
といっても登りではなく下降なのでリベンジといっていいものか…。
登りでは力及ばず撤退したお化けハイマツ帯でしたが下りはなんとか通過しました。
西小石尾根下降当日は悪沢岳頂上ですでにガスの中、下降するのをためらいましたが、

(日の出前、富士山を拝めました。)

(千枚岳までは良かったのですが…。)

(丸山辺りですでにガスの中。)

(メガネに水滴が。)

(西小石尾根下降点、この先どうなってんのかわかんない~。)
GPSを頼りに下降しました。
急すぎるようなところは無く、岩のギャップがたまにあるのみ。
二重稜線でところどころ可愛いハイマツやお化けハイマツが生えていました。
悪沢岳~西小石岳間はハイライトなのですがガスの中遠くは見渡せず残念でした。

(何が何だか…。)

(西小石岳山頂。三等三角点と小さなケルン。)
西小石岳からいよいよお化けハイマツ帯に突っ込んでいくのですが、

(いよいよ突入。)

(背丈を越えるハイマツ、真横に延びているので幹や枝は3mくらいはありそう。)

(綱渡りならぬハイマツ渡り、失敗すると地面に落ちます。)

(ダケカンバも真横に生えてます。)
楽な方へ楽な方へ進んでいたら尾根を外してしまい右手の方へ。
ダケカンバが現れる辺りで強制的に修正しましたが難儀しました。
尾根に戻りしばらくするとゴロゴロ、まさか雷様と追っかけっこするとは…。
すでに樹林帯なのでそれほど心配ありませんでしたが、

(ナギの源頭、鬱蒼とした尾根の中で外の空気が吸えるところ。)

(幼木、倒木ジャングルへ)

(二重稜線(尾根?)のところ、ちょっとだけ歩きやすい。)

(下部は激下り、巨木の倒木またぎ、たまにスッテンコロリン。)
下の方は巨木の倒木まみれ&急坂で難儀、最後はGPSでドンピシャ昨年と同じ尾根末端に降りました。

(西俣慣合の取水堰堤上のプールの真ん前に辿りつく。プールはチンダル現象で濁ってる。)
翌日13日はガンカク尾根の予定でしたが、前日の予報メールによると朝晴れても昼頃は雷雨の可能性大。
テン泊地は谷底で電波通じず、最新の予報メールも受信できません。
朝一で取り付いて登っても、上部~稜線で雷様とバッティングする可能性大。
しかし好天の朝の空に後ろ髪ひかれ偵察とばかり突っ込みます。


(ガンカク尾根取り付き点辺りの西俣の様子。水量少なく登山靴で簡単渡渉できた。)

(ガンカク尾根取り付き)
最初はなだらかでアレアレ?という感じですがすぐさま超急坂が現れます。

これは西小石尾根の取り付き上より急。
ズルズルでイヤラシイところでは止まらず上を目指します。
1780辺りがチョット緩やかになりまして、左手を見ると尾根へ行けそうな感じ。
トラバース気味に登って1810あたりで尾根に乗っかります。
ガンカク尾根は痩せた岩尾根で急登続く…そんな感じ。


かろうじて木が生えているので掴んでよじ登れるし、恐怖感も和らぎますが、
木が生えてなかったらきっとゾッとするでしょう。
取り付きから1時間余りで250程標高を稼ぎましたがまだまだ急登は続くようで
目の前には尾根を塞ぐように大岩が鎮座しておりました。
左は絶壁で巻きほぼ不可能、右手からはなんとか巻けそう。
気が付いたら右手中指が何かで切れて怪我しておりました。
血は出ず、痛みもないけど絆創膏ですぐに手当て。
このまま登ってもさらに4~5時間はかかる模様、雷様が心配です。
木々の隙間から空を見たら朝と打って変わって雲が広がっている。
うーんと考えて撤退を決意、下山しました。
西俣は林道跡がところどころ崩壊していて、注意が必要。

踏み跡バッチリ、目印も付いていました。
途中へつらないと前に進めない箇所があって、

そこは安全を考慮して右岸⇒左岸、左岸⇒右岸の二回渡渉しました。
登山靴で強行しましたが、ドボン(悲)無理せず沢靴に履き替えておけばよかったです(涙)
林道崩壊箇所がありましたがあとは渡渉なしで二軒小屋まで歩いていけました。

(ここまでこれば後はラクチン(大崩壊箇所が1か所ありますが割と楽に越えて行けます。))
二軒小屋へ着き振り返ると発達中の積乱雲、撤退して正解だった。
まだ時間も早いので、雷様が追いついてこないのを願って早足で椹島へ向かう。
3時間強掛るはずのところを2時間強で到着。
椹島へ着いて間もなく雨が降り出しギリギリサーフでした。
停電、発電機動かしても電気復旧せずというハプニングもありましたが
日が暮れる前には復旧してお風呂にも入れました(嬉)
この日は前日よりヒドイ雷雨、そのまま蝙蝠岳へ登っていたらどうなっていたのやら…。
登山小屋で一泊し、翌日14日朝一番の送迎バスで椹島を後にしました。
西小石尾根、念願の歩きとおし出来ましたが、悪天だったのが残念だったかな。
ガンカク尾根、来年or来年以降に持ち越しですがまた楽しみができました。

おまけ。二軒小屋の良心的価格自販機。なぜか350mlコーラが椹島自販機より50円安い。
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