UMA君のお部屋

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沢初め 浅又川一の又谷右俣遡行、ガンドガ谷左俣下降

2022-05-07 19:10:33 | 沢登り
山行日:2022年5月7日(土)

山行者:単独です。

天気:晴れ

CT:駐車地(鳥越林道入口)8:31…一の又谷入渓9:00…尾根に出る10:50…

ガンドガ谷左俣下降点11:38~11:46…脱渓(林道)12:59…駐車地13:19



ヤマップ記録

沢初めに選んだのは一の又谷、この谷は右俣をmasaさん、中俣をもんりさんが歩いている。

というわけで僕は右俣に入ってみた。

左俣と中俣分岐までは5mクラスを皮切りに小滝の連続、最後は10mクラスの滝が現れた。

ここまでは小滝は簡単に登れ5m10mクラスは右から巻けた。

10mクラスの先で左俣中俣分岐、さらに中俣右俣分岐となる。

右俣は一番水量が少なくか細い流れだ。

入ってみると秘密の廊下風。

左俣中俣右俣3つの流れの中では一番傾斜が緩そうだが

右へ左へ蛇行している滝があるのではないか?と想像する。

思惑通り?10mクラスの斜瀑が現れた。

水量は少ないが末広がりで縁起が良さそう。

更に上には小滝が一つあった。

その先はまた秘密の廊下風。

もう流石にないかなと思っていると、20mクラスの4〜5段の滝が現れた。

これには驚き歓声を上げた。

ヤブに覆われ最下段まで近づいて最上段が見えた。

ヌメリが強く中段付近まででやめておいて、左から巻いた。

この先はガラッと雰囲気が変わって癒やし系の源流部。

最後はやっぱり?笹の藪漕ぎがあり尾根に上がった。

下降点までの尾根はブナ生える森。

笹も生えてますが踏み跡あり歩きやすい。

下降の谷は地形図で見るとV字型で滝が期待できそうでしたが、

15m滝と二段20mを含む連瀑帯は丈夫に集中していて他は意外にも癒やし系でナメが多く見られました。

度肝を抜く20m超え直瀑とかあるかな〜と思っていたけど、そんなに甘くはありませんね。

大草履の林道が地形図より上に伸びていて二俣のところで林道に出ましたのであとはてくてく歩いて降りました。

今回の核心は林道鹿柵ゲートでした。

あんまりにもガッチガチに閉じられていまして越えるのが大変でした。

でもゲートの状態を見る限り…みんな苦労してるんだろうなって思いました。








五竜岳 遠見尾根をピストン

2022-05-05 08:52:23 | 山歩き…アルプスの山
山行日:2022年5月3日(火)~4日(水)

山行者:山の会K口さんと僕の2人。

天気:二日とも晴れ、3日目夜から4日にかけて断続的に強風

CT:3日 リフト終点8:58…小遠見山10:03…中遠見山10:28…大遠見山付近11:19(テント泊)

4日 テント4:49…五竜岳7:13…テント9:10~10:24(テント撤収)…小遠見山11:20…

アルプス平駅12:05

ヤマップ記録


(西遠見山から五竜岳。)


(白岳へ登る先行者たち。)


(白岳へ登り。振り返り後ろに同行者。)


(白岳への登りから五竜岳を眺める。)


(五竜山荘から五竜岳。)








(五竜岳山頂直下の雪壁。)




(五竜岳から鹿島槍を望む。)


(五竜岳から立山連峰望む。)


(五竜岳から白馬三山方面望む。)


山岳会の仲間と二人で行ってきました。

エイブル白馬五竜スキー場からテレキャビン+展望リフトで一気に山上へ。

下界は雪全く無かったですが山上はまだまだ雪たっぷりで、

その雪を求めてスキーヤー&ボーダーが朝から列をなして上がっておりました。

リフト降りたらアイゼン装着し歩行開始。

地蔵の頭は登らず左から巻きました。

まずは小遠見山を目指します。

いきなりの急登でなかなかキツかったですがある程度登ったら割と緩やかな登り。

前日から夜のうちに雪が振ったようで薄っすら新雪が残雪を覆ってました。

小遠見山まで登るとアルプスの稜線が目の前に飛び込んできます。

左から爺ヶ岳、鹿島槍、目指す五竜岳に白馬三山。一気にテンション爆上がりです。

一日目はテン場となる予定の西遠見山手前までなので急がなくてもよいですが、

歩きだしせっかちなので同行者を何度か引き離してしまいます。

登ったり下ったりしながらと大遠見山までくると西遠見山辺りまでなだらかで割と広い尾根、

テン場適地が広がっております。

大遠見山山頂から僅かのところで右手にめちゃくちゃいい物件を発見!

3m四方に整地してあってブロックも四方に高積みしてあります。

ホントは西遠見山手前の池マークが付いてる辺りまで行きたかったですが、

こんないい物件他にないかもしれないので今日はここまでにしました。

スコップで少し整地してからテントを張って本日の山行は終了。

真っ昼間から持ち上げた酒とつまみで宴会して昼寝して、

夕方から水作りしながら二次会&夕飯して寝ました。

寝てたら遠くの方からドンドン音がしていたので外に出たら

下界で花火上がっていて上から見る花火もいいもんだなと思いつつ、

東の山の上で赤から白に変化しつつゆらゆら飛んでいる光はひょっとしてUFO!?

と思いながしばらく観察してからテントに戻りました。

夜空も月がなく満天の星空で良かったですね。

天の川は見えませんでしたけども。

夜中から断続的に強い風が吹いてテントが激しく揺さぶられ何度か起こされました。

深堀&雪ブロックですっぽり覆われたテントでしたが

あれだけ風に影響されたのはビックリでした。

翌日は3時20分に起床。

朝ごはん食べて必要なものだけパッキングして5時前に出発。

白岳へ出るまでは風は穏やかでしたが…。

大遠見山から西遠見山まではテント村が形成されていてざっと数えて20張りくらいありました。

白岳への登りは遠目からだとかなりの急登に見えましたが

近づいてみると遠目から見えた感じとは違って困難な感じではありませんでした。

白岳へ上がる最中、五竜岳から雪煙が上がっているのが見えたのですが

稜線へ上がると凄まじい風!

この日の予報では午前中はやや強い風で6時に15m/s、

12時に10m/sで午後から落ち着いてくるという感じでしたが、

断続的に15〜20m/sくらいの風が吹いており、

30m/sはいくんじゃないかと思われる風も吹き荒れておりました。

特に稜線上の小さなコルのようなところでは

体が持っていかれるような風で時折耐風姿勢で耐えながら進みました。

五竜山荘で小休憩を入れたら山頂までは一気でした。

途中絶対に落ちたら駄目なトラバースは雪面に向き合いピッケル使いながらのトラバース、

その少し先の小さな支尾根を跨ぐところまでの斜度のキツい登りがヒヤッとしました。

山頂への最後の登りは雪壁で、

先行する3人パーティが道を築いてくれたので楽させてもらえましたが、

正直いうとそれでもキツかった。

這々の体で山頂へ辿り着くと感無量。

先行3人パーティと後から上がってきた同行者と喜びを分かち合いました。

立山のあたりが雲かかってましたが天気は概ね良好。

アルプスの屋根の上に立ち、しばし絶景を楽しみました。

今回の山行、核心は五竜岳山頂からの下りだったと思います。

まずは山頂からの雪壁下り。

後ろ向きで慎重に下ります。

2つ目が支尾根を乗っこしクライムダウンするところ。

勿論後ろ向きですが、僕は岩の上に足を載せたら滑ってしまい1mほど落ちてしまいました。

1m落ちて止まったので良かったですがそこは絶壁の場所、

遥か下まで落ちたら完全にアウトで落ちた瞬間正直終わったと思いました。

止まってよかった…。

近くで見ていた3人パーティの一人に「怖かったでしょ?」って言われました。

怖いも怖いも死ぬかと思いました。

最後は落ちたらヤバいトラバース。

若干下り気味なので足がなかなか出ませんでした。

同行者は余裕に見えましたが僕は必死。

ビビリ症が出てしまいましたね。

ヤバい3箇所を通過したら疲れがどっと出てしまいました。

五竜山荘で小休憩を入れて下山開始。

白岳は直下をトラバースしました。

上から垂れ下がってる雪庇が崩壊しないかヒヤヒヤでしたが

先行者も山荘で引き返してる人もトラバースしていたので、

本当はあかんのやろうけど…と思いつつもついていってしまいました。

テント場までは一気下山で昼前到着予定がかなり早く降りてこられました。

テントで休憩してパッキングしたらテント撤収してテレキャビン乗り場まで下山開始。

前日と打って変わってトレースは多くの登山者で汚れておりグサグサ。

新雪は完全に解けて残雪だけとなり一部の登山道や中遠見山、

小遠見山山頂は雪がありませんでした。

スキーヤーやボーダーに気を付けながらゲレンデを下降。

ごった返すアルプス平駅まで何事もなく戻ってきました。

ヒヤッとする場面もありましたが濃厚な二日間でした。

GWはアルプスに登って今シーズン雪山終了としていますが、

今シーズンもちゃんと登頂できて締めくくりできたことを嬉しく思います。

下界に降りてから同行者とコーラで乾杯して登頂と無事下山を祝いました。

温泉に入り体をキレイにし信州サーモン漬け丼で腹を満たし長い距離を運転し

(同行者が長い区間運転してくれました。)帰路に着きました。

とても充実した二日間でした。

城ヶ峰ほっつき歩き

2022-05-02 16:19:16 | 山歩き…岐阜市近辺の山
山行日:2022年5月2日(月)

山行者:単独です。

天気:晴れ

CT:駐車地9:32…登山口9:33…大学展望岩コース…縦走路へ出る10:03…

城田寺谷左俣下降点10:11…左俣下降…堰堤上部(右俣に入る)10:39…右俣遡行…

縦走路へ出る11:22…城ヶ峰山頂11:27~11:50…下り尾根分岐12:04…駐車地12:56



ヤマップ記録

大人の水遊びの"もんりさん"から「城ヶ峰南面の谷お勧めです!」と教えて戴いたので行ってみることに。

城田寺谷砂防堰堤の近くに車を停め、まずは一般ルートの大学展望岩コースへ。

最初は常用樹の主体の尾根道ですが後半はゴツゴツ岩が出てきて見晴らしのいい尾根道に。

プチ岩稜でウォーミングアップには丁度いいです。

縦走路へ出て東の鞍部から城田寺谷左俣を下降。

チャート質の岩肌が露岩した小滝が連続した小さな滝でした。

最初に現れた小さなギャップに古いロープが張られているのにはビックリ。

濡れているところは滑りが強いところがあり

登山靴では滑って踏ん切りがつきませんでしたが

意を決してずり落ちるような形で降りたら

上からは見えないところに簡単に足が着いて難なく降りられました。

その後溝状の滝や小滝が連続してましたが

両岸に踏み跡が付いており簡単に下降できました。

地形図に載っている砂防堰堤で右俣へ入りました。

しばらくゴーロ?(ただの荒れた谷?)が続きましたが

後半には10mクラスの溝状の滝が。

水がチョロチョロ流れていて最初登れないかと思いましたが

滑りが殆どなかったのとガバホールドが意外あったので突破、

そのすぐ上の小さめ溝滝もなんとか登れました。

最後の方は岩肌が出てきましたがヤブが濃く難義はしませんでした。

散りかけの桜が一本咲いており足を止めました。

ヤブを漕いで縦走路へ出て城ヶ峰山頂へ。

犬連れの女性とトレランぽい男性に会いました。

休憩して、山頂ダイレクト谷を下降開始。

この谷は落差のある枯滝(豪雨の後だけ幻の滝が現れる)があるそうなのですで、

出来たら下降してみたいと降りていったのですが

途中から水が流れ出していて登山靴では危ないと思い引き返しました。

今回Φ9mm50mのシングルを持参してきましたが、

下降には何ピッチかするみたいで一人では不安がありました。

水が流れていなったらもうちょっと下降したのになぁ〜と言い訳。

上から幻の滝を見れなかったので下から見るために尾根道を下ります。

城田寺谷右俣の左岸尾根コースを下りました。

踏み跡バッチリで目印のケルンもありますが登りに使った大学展望岩コースよりも急でより岩稜っぽい。

ザレていて滑りやすいところがあり、

岩肌が出ている部分はとても急で簡単なクライムダウンが出来ないと降りていけなさそうな感じでした。

まあ、そのぶん面白いんだけど(笑)下りより上りにおすすめなコース。

展望もすこぶるいい。大分下まで下ったらトラバースして幻の滝がある谷へ。

降り立ったところはガレていたけどすぐに数mクラスの枯滝が現れる。

左から巻いたらその先にはくねくね曲がったナメ滝。

ただ全体的に濡れていてヌメリが強く登山靴では怖くて登っていけなかった。

仕方なく左岸尾根をある程度上がって滝を確認しようとしたのだが

尾根に沿って左手に高い岩壁が並行しており、弱点を見抜けぬまま目の前にも岩壁が現れた。

これ以上登りつめても危ないと思い幻の滝を見ることなく引き返しました。

滝はもんりさんが何度も下降しているので写真は見たことあるのですが…

自分の目で見れなかったのは悔しいです。