夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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冬の紋別~サロマ湖~網走の遊学記 第7章 サロマ湖から網走まで近くて遠い道のりとなり・・。

2015-02-20 09:21:54 | 

2月15日
私たち夫婦はサロマ湖の東岸にある『サロマ湖鶴雅リゾート』に3連泊した朝、
次の宿泊地の網走湖の湖畔にある観光ホテル『網走湖荘』に向かう準備を終えた。

そして朝食前に館内にある売店で、大きな旅行ケースを宅配便で自宅に送付する為に手続きをしたりした。

次の網走までは、私たちがこのサロマ湖まで来た『エクスプレスバス』を活用すれば、
『サロマ湖鶴雅リゾート』13時45分・発に乗車し、やがて網走の『おーろらターミナル』14時35分・着で、
わずか50分たらず近い道のりである。

しかしながら私たちは早めに網走に行って、網走湖の湖畔にある『網走湖荘』の付近で、
冬のイベントのひとつの『あったか網走』で、熱気球などに乗って体験したい為に、
当初よりコースを改定していた。

『サロマ湖鶴雅リゾート』よりホテルの送迎車でJRの『北見』駅まで行き、
その後は10時45分・発の各駅列車で『網走』駅に11時46分・着、
そして駅前より網走湖荘』まで路線バスで行く、予定を立てていた。


やがて8時半過ぎにチェックアウトをして、お世話になったホテルに別れを告げた。
       


そしてホテルのご厚意の送迎車に私たち夫婦は乗車し、たまたま同乗したは若き20代のご夫婦であった。
湖畔は粉雪(こなゆき)が降り続け、ときおり風も伴い視界も悪くなった・・。

まもなく9時にホテルを出発し、同乗した若きご夫婦と談笑する中、
北見市にお住まいで、平素は自動車を利用しているが、このような暴風雪は怖くて・・
と若き男性は私たちに言ったりした。
       

送迎車を運転して下さる方は、50代年配の男性で、大半は除雪されていた道路を疾走してくれたが、
路肩に除雪された粉雪がうず高く小山となり、この除雪された粉雪は風が吹くと舞い上がり、
前方の道路の視界を遮(さえぎ)ったりする。

或いは付近の平地の積雪している粉雪も、風で舞い上がり、道路の視界を遮(さえぎ)ったりしている。

私は運転して下さる方は、『暴風雪のようで、運転するも大変ですね』
と言ったりした。

『このような悪天候は慣れていますが・・怖いは道路に人が突然に出てくることです・・視界ゼロに近いですから』
と運転して下さる方は、私に言ったりした。

私たち夫婦は北海道の冬の旅路は幾たびもしてきたが、このような長く視界ゼロのような状況は、
初めて経験した。

やがて運転して下さる方の技量で、予定通り10時にJRの『北見』駅前に到着した。
そしてそれぞれお互いに、お気を付けて・・と別れを告げたりした。


『北見』駅の待合所の告知には、石北本線の各駅列車は全面運休、と表示されたりした。
もとより石北本線は道内の北の中心地の旭川市、そしてオホーツク海の玄関口の網走市を結ぶ幹線である。

私たちが乗車する10時45分・発~網走駅・11時36分・着も、もとより運休となり、
『札幌』発、『旭川』経由『網走』まで疾走する『特急オホーツク』列車だけが運行となっていた。

そして私たちは、『北見』11時57分・発の『特急オホーツク』で、『網走』12時46分・着、
このように切り替えた。

そして私は構内、待合所をうろついたりして、『特急オホーツク』の到着を待ちわびた。
       
        ☆駅構内にあったボスターを記念に撮ったりした☆

やがて20分近く遅れて、『特急オホーツク』は、『北見』に到着した。
この少し前に改札となり、私は『北見』駅のプラットフォームを撮ったりした。
       

       

そして『特急オホーツク』は入ってきたが、前面は積雪がビッシリと付着していたので、
特に『旭川』から山間部の多く、更に暴風雪の中を奮闘した結果だった、と私は理解できたりした。

やがて『特急オホーツク』は、粉雪が降り続け、ときおり強風が吹く中、『美瑛(びえい)』そして『女満別』を停車した時、
運転席の前はワイパーが暴風雪で故障しまして、修理でお時間を下さい、
このような意味合いが車内放送に流れたりした。

『この特急は『札幌』を7時半近く発車して、悪天候の中、よくぞ力走してくれているょ・・
ワイパーだって・・壊れてもおかしくない暴風雪だもん・・』
と私は特急オホーツクの健闘をたたえて、家内に言ったりした。

やがて『特急オホーツク』は、遅延しながらも『網走』駅に到着した。

『網走』駅の構内は、数多く人出の中を私たち夫婦は通り抜けた後、
駅前の路線バス乗り場、或いはタクシー乗り場を探したりした。

しかしながら積雪があり、粉雪が降り続け、ときおり強風が吹く中、
一般自動車、路線バス、そしてタクシーも混乱している状況であった。

やむなくタクシー乗り場で待機していたが、肝心のタクシーが積雪15センチ前後の中、
スリップして動けず、私の前にタクシー待ちをしていた男性の掛け声で、
私たち男性6名がスリップしたタクシーの後部を、数分に及び何とか押し出したりした・・。

やがて私たち夫婦は、何とかタクシーに乗れて、
積雪20センチ前後の中、網走湖の湖畔にある観光ホテルの『網走湖荘』に到着したのは午後2時過ぎであった。

結果としては、サロマ湖から網走まで近くて、遠い5時間の長い道のりとなってしまったねぇ、
と私は苦笑しながら家内に言ったりした。                             

しかしながら暴風雪に翻弄された私たち夫婦だったが、この後の翌日は更に大きく影響されるのである。
     
                                        《つづく》
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