夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

ぐうだらオジサンの私、この時節の最良の避暑地は、と思い馳せれば・・。

2011-08-13 11:07:34 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の66歳の身であるが、
世の中はお盆休みの人たちが多く、実家に帰省されたり、
国内、海外の旅行に数多くの人もいる、とテレビのニュースで報じたりしている。

私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住んでいる。

私の故郷(ふるさと)の生家は、私が今住んでいる近くであり、
家内の実家は、千葉県の近郊都市の八千代市なので、
これといって遠い故郷は、私たち夫婦は無縁となっている。

そして、私の実家のお盆は、8月1日だったので、
私は先ほどから、ぼんやりして庭に燦々と照らす夏の陽差しを眺めたりしている。


私の現役のサラリーマン時代だった頃は、夏季休暇を利用して、
家内と国内温泉地に2泊3日前後で滞在し、周辺の観光地をハイキング、散策などをしたり、
或いは人の混雑を懲(こ)りて、汗まみれになりながら庭の手入れに専念したりしていた。

私は暑さに苦手な上、年金生活の自在な身なので、
この時節、小学生の夏休みに対応する期間は、
買物と散策は2日毎とし、ときおり庭の手入れをする程度である。
そして、やむなく家内との共通趣味の国内旅行をする時は、
人出の多い先は出来る限り避けるようにしている。


たまたま昨年の夏の終りの旅路は、8月30日から9月4日まで5泊6日で、
東北新幹線で盛岡経由で在来線の山田線を利用し、
太平洋に面した三陸海岸で、宮古市の海岸にある浄土ヶ浜の丘陵にある『浄土ヶ浜パークホテル』3泊し、
帰路する際に盛岡市の奥地に鶯宿(おうしゅく)温泉で、
《源泉100%掛け流しの温泉旅館・・》と称せられる『長栄館』に2泊したりした。

しかし過ぎし3月11日の東日本大震災後、今年2月頃まで私たち夫婦は、
日本の各地を四季毎に旅行をしてきたが、あの大災害の悲惨な状況後、
意欲も気力もなくしてしまった。


このような思いでいる私は、今年の熱い夏の季節の私の最良の避暑地と問われれば、
やはり居間でエアコンの冷気の中で過ごすのが一番かしら、
と微苦笑しているのである。

定年後から自主的に平素の買物担当となり、
この熱い時節は、一日おきにスーパー、専門店に行ったりし、ときおり本屋に寄ったりしている。
その後は、自宅の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、
大きな樹の下にあるベンチに座り、緑陰の中で周辺の情景を眺めたりしている。

そして私は昼下がりに簡易ベットに横たわりながら、好きな本を読み、
昼寝をしたければ、夏掛けの布団を掛けて眠れる。
目覚めれば、冷茶かアイス・コーヒーを飲んだりできる。

或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くこともある。

その上、煙草を喫いたければ、玄関の軒下で庭の樹木、草花を眺めたり、
主庭にあるテラスに隣接している樹木の陰で、
燦燦と照り続ける主庭の樹木、草花を眺め、喫ったりしている。
こうした時、元気のある蝉の鳴き声を聴こえたりする。

このように高齢者2年生の私は、ぐうだらな時を過ごしたりしている。


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