夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

まとまりのない庭・・♪    《初出2006.9.17.》

2008-05-04 14:54:16 | 現役サラリーマン時代の想いで
昨日、庭の手入れを日中していたが、多少小奇麗な庭となった。

先程、庭に下り立ち、煙草を喫いながら、まとまりのない庭と思ったりした。

敷地が変形なので、家屋を配置した結果、玄関庭と主庭となった。
若い30半(なか)ばの勢いで、茶室まで設けてしまったので、造園の予算がなくなった。

止む得ず、遠い親戚の小父さんが植木業をしているので、
ある程度の額を包み、雑木を植えて貰った。

そして、実家の兄宅より雑木を10種類前後頂き、自己流に植え込んだりした。

草花は家内が植えて、私達は散歩の折、園芸店で樹木、草花を買い求めたりした。

かぼそかった雑木も4年過ぎると、それなりに枝葉を伸びはじめた・・。


7年も過ぎると、虫が付き枝葉がまばらになる珊瑚樹(サンゴジュ)の三本を切り倒し、
大きく育ったユズリハの2本は庭のバランスが崩れるので、止む得ず伐った。

枝葉の剪定は私なりに勝手にしていたが、全般的に大きくなった。


定年退職の5年前、退職後の体力の衰えも考えて、
剪定専用の高枝バサミが届く程度の高さに留めよう、と家内と話し合った。

植木屋さんに4メートル前後に調整してほしいと依頼し、
後日、会社から11時過ぎに帰宅したら、
『貴方・・庭の樹・・驚くわよ・・』
と家内は言った。

深夜の暗い主庭を観ると、主木に枝がある程度になり、
短い丸太に枝を付けたようになっていた。

剪定された枝葉は、トラック3台となり、廃材処分料には、それ相当の額となった。

このように短めとなった雑木は、数年過ぎるとそれなりの樹形となり、
植木屋さんの剪定バランスを忠実に守って私なりに手入れをしている。


人様に観せるほどの庭ではないが、
まとまりのない庭なりに、苦楽の30年間を見られてきたので、それなりに愛着もある。



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