夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

真夏日の炎天下の中、冬の寒さを思い浮かべて、叱咤激励しても・・。

2014-07-17 13:15:31 | 定年後の思い
私は東京郊外の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅に住む身であるが、
昨日の朝のニュースで、日中は32度前後の暑さが予測されますので、熱中症に注意致しましょう、
と報じられていたので、何よりも暑さに苦手な69歳の私は苦笑したりした。

私は定年後から自主的に日常の買い物を担当となっているので、
最寄のスーパーに買物に行ったり、或いは駅前までの片道徒歩20分ぐらいのスーパーに行ったりしているが、
根がケチなせいか路線バスに乗るのことなく、ひたすら歩いたりしている。
その後、自宅から数キロ以内を歩き廻ったりしていることが多い。
          

こうした時の容姿は、夏用のストレッチパンズの長ズボンの数種類、アロハシャツかスポーツシャツの半そで、
そしてウォーキング・シューズとなり、夏用の帽子を深めにかぶり、サングラスをして、
扇子〈せんす〉を扇〈あお〉ぎながら、颯爽と歩くことが多い。

そして紳士用の小物入れのB5サイズのショルダー式バックを斜め掛けをし、
財布、メモ・ノート、ポールペン、ハンドタオル2枚、ハンカチ2枚、煙草、ライター、携帯灰皿などを入れ、
買い物したり、散策したりしている。
          

しかしながら燦々と照らす道を歩いたりすると、汗がひたたり落ちる・・。
やむなくハンドタオルで顔などを拭(ぬぐ)いながら、できる限り樹の下にある歩道を歩いているが、
炎天下の道もあるので、高齢者の69歳の私でも気合いを入れて、足早に歩いているのが実情である。

こうした中で、暑さに負けそうと思う時、単細胞の私は冬の寒さの情景を思い浮かべて、歩いたりしている。
たとえば今年の1月中旬に北海道の函館市の郊外にある湯の空温泉の観光ホテルに、
4泊5日ばかり滞在して、周辺を歩き廻って遊学してきた。
          
或いは2月初旬に札幌市の奥座敷と称される定山渓温泉の観光ホテルに、
13泊14日で、周辺を歩き廻って遊学してきた。
          

いずれにしても地域でも、朝夕はマイナス10度前後、日中はマイナス5度前後の中、
私たち夫婦は防寒着で身を固めて、周辺を散策したりした。
          

このような思いを秘めて炎天下の中を歩くことが多い。
そして喉の渇きを感じたら、最寄りの自動販売機で、冷たい煎茶を買い求めたりしている。
或いは疲れを感じたら、大きな樹の下の付近のベンチに腰掛けて、緑陰に心身寄せている。
          

そして私は帰宅すれば、洗面所で顔を洗ったり着替えもでき、
居間のエアコンの冷気の中で過ごしたりしている。

そして熱中症で救急車、或いは病院にお世話になることは、 勘弁してほしいので、
このように過保護のような生活を過ごしている。

このような熱き時には、ときには簡易ベットを敷いて、横たわり本を読んだり、昼寝をすることもあり、
年金生活だから享受できることであり、天国かしら、と微笑んだりしている。
               

私は現役のサラリーマン時代には、本社勤務で情報畑、管理畑で30年ばかりディスク・ワークであったが、
この時節、ときおり夏のスーツを着る程度であり、
殆どワイシャツとネクタイで出社すると、まずはトイレの洗面所で顔を洗ったりした。

そして自動販売機で冷茶を買い求めて、始業時の前のひととき、
自席で扇子を煽(あお)ぎながら、業務のことを思案したりしていた。

その後、定年の5年前にリストラ烈風の中で、私は出向となり、
レコード会社から委託されたCD、DVDなどの音楽商品を扱う物流会社に勤めだした・・。

こうした中で、物流会社の現場の倉庫で、冷房がないフロアーがあり、
もとより熱気が漂(ただ)よい、不馴れな最初の時期は、眩暈(めまい)を感じたりした。

この時は、外廻りでスーツにネクタイをして精勤している人たちを考えたり、
或いは炎天下の中で業務に奮戦する人を思い馳せたりして、耐えたりしたのが本音である。

このように私は35年ばかり勤めた夏の時節の熱さの時は、
したたる汗をハンカチで拭〈ぬぐ〉ったりした時、
ときおり、冬の寒さの情景を思い浮かべながら、自身を励ましたりしてきたことが多かった
          

このようなことを先程、ぼんやりと思いながら、
やがて梅雨明けとなり、夏本番の時節を迎えるが、今年の夏・・余り熱くならないでねぇ、
と青空を見上げながら、天上の気候の神々に祈願している。

こうした思いは、確か2年の猛暑の35度を超えた時、
私は駅前より路線バスのクーラーに身をゆだねて、3回ばかり利用して、帰宅したことがあった。
こうした根底には、もとより熱中症で倒れて、やかて救急車、そして病院にお世話になるのは勘弁して欲しい、
と願ったからである。

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