夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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「寿命を縮める」3大悪習慣、遅ればせながら76歳の私は学び、やがて微苦笑させられて・・。

2021-07-08 15:33:35 | ささやかな古稀からの思い
先程、ときおり愛読している公式サイトの【東洋経済オンライン】を見ていた中、
『 日本人がやりがちな「寿命を縮める」3大悪習慣 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活の76歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。
 
こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活を丸16年半を過ごしてきた。

こうした中で、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間、
と称せられる健康寿命で、
漠然としながらも80歳の誕生日を迎えることが出来たら、
と秘かに念願したりしている・・。

こうした深情のある私は、《・・「寿命を縮める」3大悪習慣・・》って、
どのようなことですか、と思いながら真摯に読んでしまった。

この記事は、精神科医、作家の樺沢 紫苑 さんの寄稿文であり、
【東洋経済オンライン】に於いて2月21日に配信され、
無断であるが、記事を転載させて頂く。



《・・「人生100年時代」という言葉を、最近よく耳にします。

筆者のもとには、「そんなに長生きしたくない」という意見も届いていますが、
ほとんどの人は、100歳まで生きられません。

100歳まで生きられる人というのは、
あくまでも健康に気遣った「良い生活習慣」を送った上で、
進歩した医療や科学技術を享受できる人です。

たとえば、糖尿病、高血糖、過度の肥満など、生活習慣病を抱えた人が、
90歳や100歳まで生きるのは、かなり難しい。

また平均寿命に対して、「健康寿命」という考え方があります。
大きな病気を抱えず、生活に制限を受けずに生きられる期間が健康寿命です。

病気で入退院を繰り返したり、要介護状態になったりしても、
果たして、それは幸せな老後と言えるでしょうか。

健康寿命を伸ばすために、どんな習慣が必要か。
どんな悪習慣を優先して改善すべきか。

筆者は精神科医なので、今回は体だけでなく、メンタル面の健康も配慮した上で、
健康寿命を伸ばすための3つのポイントを紹介します。



☆死亡率を大きく上げる「運動不足」

「日本人の健康寿命を削る習慣」は大きく分けて3つあります。
まずは3位から紹介していきましょう。

第3位 運動不足

運動習慣が、健康に与える影響はかなり大きい。
たとえば、死亡率なら50%、心臓疾患なら60%、がんなら30%。
糖尿病なら58%、認知症なら50%のリスクを減らせるという研究結果があります。

逆に、運動不足の人は、
正常な人の2倍以上の病気のリスクを抱えているという見方もできます。

しかし、医者が「健康のために、運動してください」と言ったとしても、
ほとんどの人は「時間がありません」と拒絶します。

運動をそこまで、ハードルの高いものと思わないでも大丈夫です。
健康のために必要な運動量と運動時間については、さまざまな研究がありますが、
最近の研究複数によれば「1日20分の早歩きでOK」というものが多い。

また、アメリカ国立がん研究所によると、
1日10分の早歩きで、寿命が1・8年延び、
週に150分の早歩きで、4年半寿命が延ばせることも明らかになっています。

1日10分で、効果あり。
1日20分(おおよそ週150分に相当)で、4年半の延命効果。すごい効果です。

毎日の通勤時間を「早歩き」にするだけで、この基準は楽々クリアできます。
運動不足と感じる人は、まずは「1日20分の早歩き」を実践してみてはどうでしょうか。



第2位 孤独

「孤独と健康には、関係があるの?」と疑問に思った人も多いかもしれません。
しかし、孤独が健康に与える悪影響は甚大です。

アメリカ・ブリガムヤング大学の研究によると、
「社会的なつながりを持つ人は、持たない人に比べて、早期死亡リスクが50%低下する」といいます。
この死亡リスクは、1日15本の喫煙に匹敵。


また、過度の飲酒(アルコール依存症)の2倍、
運動不足と肥満の3倍も、健康に悪いといえます。

孤独を感じる人は、正常な人と比べて死亡率が1・3~2・8倍、
心疾患が1・3倍、アルツハイマー病のリスクが2・1倍、認知機能の衰えが1・2倍高まります。

また、うつ病は、2・7倍、自殺念慮が3・9倍と、
メンタルに対しても甚大な悪影響を及ぼすのです。

孤独というのは、人によって感じ方が異なります。
家族と同居していても、つながりを感じられなければ孤独です。

飲み友達が多くいても、いざというときに相談できる友人がいなければ、
それは孤独かもしれません。

少子高齢化が、これからさらに加速する日本。
高齢者にも若い人にも単身世帯が増加しているので、孤独に悩む人の増加が予想されます。

もしも健康的に生きたいのなら、
「積極的につながりを求める生活」を心がけたいものです。



☆人は寝ないとどうなるのか?

第1位 睡眠不足

「2007年の日本における危険因子に関連する非感染性疾患と外因による死亡数」という報告によると、
原因別に最も健康に悪いのは、「喫煙」、「高血圧」、「運動不足」、「高血糖」、
「塩分の高摂取」、「アルコール摂取」となっています。


高血圧と高血糖(糖尿病)は、原因というよりも、
すでに病気、またはその予備軍ですから、
死亡率を高める健康習慣という意味では、喫煙と運動不足がトップといっていいでしょう。



ただし、この研究結果には「睡眠不足」が含まれていません。
ランキングの下位を見ても出てこないので、そうした分類自体を行っていないようです。

睡眠不足の悪影響が現れてくるまでには、
10年、20年以上の年月を要するため、非常に統計がとりづらい。
睡眠不足は、時間差でジワジワと悪影響が訪れる、非常に怖い悪習慣でもあります。

個別の研究でみると、睡眠時間が6時間未満の人は正常な人と比べて、
がんが6倍、脳卒中が4倍、心筋梗塞が3倍、糖尿病が3倍、認知症が5倍、
鬱病が5・8倍、自殺率が4・3倍も、リスクが高いという結果が見られます。

これらの疾病リスクは、喫煙に匹敵、
病気によっては、喫煙のリスクを凌駕しています。
ということで睡眠不足が、精神科医の筆者が考える最も健康に悪い生活習慣です。

最近では、睡眠中にアルツハイマー病の原因物質であるアミロイドβ蛋白が
脳の中で洗い流されることがわかりました。

つまり、睡眠不足の人は、
アミロイドβ蛋白が洗い流せず、ドンドン溜まっていくため、
認知症のリスクがとても高いわけです。

10年、20年先も健康的に長生きしたければ、きちんと眠ることをおすすめします。
睡眠時間が6時間未満だと睡眠不足、
健康のためには「7時間以上の睡眠」が必要だと覚えておきましょう。



☆健康と長寿を守る「3つ習慣」

以上が精神科医の視点で見た「寿命を削る3つの悪習慣」です。

もし内科の医師が悪習慣を選ぶとしたならば、「食事」と「喫煙」が入ったかもしれません。
しかし、今回はあえてそれらをはずしました。
なぜならば、食事の指導をしても、それを守れる人がほとんどいないためです。

特に糖尿病、高血圧、肥満の人(またはその予備軍)にとって、
食事の改善は極めて重要ですが、実際は指導をしても、多くの人が守れません。

だから、食事よりも取り組みやすい「睡眠不足」や
「運動不足」の改善から取り組むことをお勧めしています。

喫煙も同様で、喫煙者にとって、それは健康を阻害する悪習慣であることは既知のものです。
有害性を今さら指摘したところで、禁煙する人も少ないでしょう。

健康を守るためには、やれることからやっていくことが重要です。

今回紹介した「7時間以上の睡眠」、「つながりを大切にする生活」、
「20分の早歩き」は、食事制限や禁煙よりも比較的取り組みやすいものなので、
ぜひ実践してみてください。・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。


 
今回、精神科医、作家の樺沢 紫苑 さんの寄稿文により、
「寿命を縮める」3大悪習慣、私は学び、多々教示させられたりした・・。

私は、「糖尿病」の予備軍で、「高血圧」の身である。
そして禁煙に関しては、大学一年の夏より、55年近くタバコを愛煙し、
一昨年の年始まで喫ったりし、遅ればせながらこの後は、禁煙している。

孤独に関しては、私は亡き母の遺伝を素直に受け継ぎ、
恥ずかしながら男の癖におしゃべりで、
家内はもとより、ご近所の奥様、御主人様と談笑したりしている。

昨年の2月より新ウィルスの烈風で、『三密(密集、密接、密閉)』に伴い、
マスクをしながら、2メートルぐらい離れて、
手振り身振りも交えて歓談しているが、うるわしき御近所の奥様は、
マスクなしの方が素敵なのに・・と余計なことを思ったりしている。

このように健康面からは、
小学時代の通信簿『2』と『3』が多かった劣等生であった為か、
やはり高齢者になった今でも、自身に甘い、と反省ばかりしている。
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2 コメント

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Unknown (hisaizuraiden)
2021-07-08 20:16:41
コメント失礼致します。
私は現在四十代の会社員ですが、非常に参考になりました。睡眠不足に関しては、影響が出るに数年かかるというのは私自身実感しております。二十代の頃無理をしたことを反省しております。
孤独に関しても非常に共感できます。仕事や家族意外にも繋がりを持つことは、自分の人生に必要なことと思います。その一つがこうしたsnsでもあると思い、皆様の文章に触れながら日々過ごしております。
今後もご投稿を楽しみにしております。
返信する
こちらこそ、今後とも・・。 (夢逢人)
2021-07-08 22:07:44
hisaizuraidenさま。

初めまして・・。

>私は現在四十代の会社員ですが、非常に参考になりました。
>睡眠不足に関しては、影響が出るに数年かかるというのは私自身実感しております。
>二十代の頃無理をしたことを反省しております。

私たちの世代は、現役サラリーマン時代の時、
多くの御方と同様に、睡眠時間を削り、奮闘することが多かったです。

今や死語となった過重労働で、もとより時代は変貌し、
このようなことを現在言葉にすれば、時代錯誤と非難を受けると思ったりしています(苦笑)

>孤独に関しても非常に共感できます。
>仕事や家族意外にも繋がりを持つことは、自分の人生に必要なことと思います。

確かに現役サラリーマン時代は、勤務先、家族の人々が圧倒的に多く、
退職後の年金生活の中で、せめて御近所の御方、地元の中学時代の同級生、
或いは散策の時に偶然に知り合った御方と、一期一会でも歓談しているのが実態です。

>その一つがこうしたsnsでもあると思い、皆様の文章に触れながら日々過ごしております。

私もブログ17年生になりますが、
こうした中、私は特に数多くの50代以上の皆様の投稿文を読ませて頂きながら、
いつも感じられることは、日記として綴られている場合は、
その人なりの思いをその御方ご自身の言葉で、淡々と綴られているのに、
圧倒的に感動を覚(おぼ)えたりしてきました。

そして日々の日常生活の過ごした方、或いは人生の思いを学び、
こうしたお考えで、この人生を過ごされているのか、と教示されることが圧倒的に多く、
お住まいの地域、これまで綴られた人生航路の軌跡に思い馳せながら、
何よりも生きた人生の教科書、と確信を深めたりしている次第です。

こうして読ませて頂きながら、つたない私は秘かに励ましを感じたり、微笑んだりして、
確かな人生の底知れぬ哀歓を学びながら、年金生活を過ごしたりしています。                         

こうした数多く投稿文を読ませて頂く中、たとえたった一行の綴りでも、
私は瞬時に心の中の琴線(きんせん)が静かに奏(かな)でり始めて、
やがてその御方のブログに魅了されて、愛読者のひとりになってきた次第です・・。

或いはコメントを頂いたり、或いは私は数多くの方の投稿文を読ませて頂き、
感きわまってコメントをしたりしている。

何よりもこの広い空の下で、お逢いしたこともない御方に投稿文の上で、
めぐり逢えたことに秘かに感謝を深めたりしています。

>今後もご投稿を楽しみにしております。

こちらこそ、今後ともよろしくお願い致します。
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