夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

認知症で徘徊する人、しない人、どこに違いがあるのか、77歳の私は学び、多々教示されて・・。

2022-08-14 15:28:00 | 喜寿の頃からの思い
先程、ときおり愛読している【日刊ゲンダイヘルスケア】を見ていたら、
『 ~ 
名医が答える病気と体の悩み ~
認知症で徘徊する人、しない人はどこに違いがあるのか? 』、
と題された見出しを見たりした。


私は東京の調布市に住む年金生活の77歳の身であるが、
私の父は、私が小学2年の三学期に、肝臓を悪化されて亡くなり、
母は、私が53歳の時に、婦人系の癌で死去した。




家内の父は、私が民間会社のサラリーマンの定年退職の2004年(平成16年)の秋の直前に、
腎臓を悪化されて亡くなり、私たち夫婦のお互いの両親は、無念ながら家内の母だけとなっている。


そして家内の母は、我が家から電車・バスなどを乗り継いて2時間ばかりの千葉県のある市で、
戸建てに独り住まいの生活をされている。

私より14歳ばかり齢上の高齢者である家内の母は、
独り住まいの生活をされて、まもなく18年となるが、
ここ数年は、近くに住む家内の妹に見守りされながら、介護施設にお世話になっている。


家内の母は93歳となっているが、現在は認知症に無縁で、
私たち夫婦の両親は、幸運にも、認知症に無縁かしら・・、
と思ったりする時もある。



しかしながら、私の親戚の叔父のひとりが、

私が高校一年の時、認知症に遭遇して、言葉、しぐさが激変して、
文部省推薦のような礼儀正しい叔父さんの変わり果てた言動に、
震撼させられたりした・・。

年金生活をしている現在の私は、
もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩いたりしている。


そして私は何よりも認知症、心筋梗塞など恐れ、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。

こうした体験を秘めてきた私は、
今回の《・・認知症で徘徊する人、しない人・・どこに違いがあるのか?・・》、
真摯に学びたく、記事を読んでしまった・・。

この記事は、金町駅前脳神経内科院長で認知症サポート医の内野勝行さんが、
【日刊ゲンダイヘルスケア】に名医が答える病気と体の悩み』と題した連載寄稿文のひとつで、
8月7日に配信され、無断であるが、記事を転載させて頂く。


《・・ 認知症で徘徊(はいかい)の症状が出やすいのが、
アルツハイマー型です。

逆に脳血管性認知症では、徘徊の症状は出にくいと考えられています。

アルツハイマー型認知症は、特徴として「見当識障害」がみられます。

これは現時点の時刻、日付、場所、人物がわからなくなって、
最新の情報をアップデートできなくなることです。
徘徊も「見当識障害」の一環とみられます。

一方、昔のことは正確に覚えています。


そのため、その人にとって一番長い習慣が、
認知症後の行動に出やすくなります。

定年まで数10年同じ職場に通っていたり、アウトドア派の男性に顕著です。
とりわけ仕事一直線で、家と仕事の往復だったタイプは要注意です。

認知症を発症してからも、「仕事に行かなきゃいけない」
と出掛けなければという意識が、先行してしまうのです。

徘徊する患者さんは、無目的に出歩いているわけではありません。

本人は仕事や買い物に出掛けたつもりでいます。

ただし、目的はあるけど、行き方を覚えていない。
私のクリニックは東京・葛飾区の金町にありますが、
ある患者さんは、地元の金町から職場があった場所にたどり着けず、
 15キロ以上離れた草加市で見つかりました。



もともとインドア派で外出しないタイプなら、
徘徊しないことが多いといえます。

また、多趣味であちこちに行っていたタイプも、
記憶が分散されているため、徘徊は少ない傾向にあります。


徘徊は、認知症の中期の症状としてみられますが、
兆候として初期に迷子になります。

いつも通っている床屋から帰れなくなったり、
近所の商店街の八百屋まで、いつもの倍以上の時間がかかってしまう。

老親が「最近、散歩に時間がかかっている」
と思ったら注意してみてください。



家族に徘徊の症状がみられたら、

持ち物にGPS端末を内蔵したキーホルダーなどを付けたり、
介護保険を申請し、日中はヘルパーさんにお世話を依頼するなど
対応しておきましょう。

また同居の場合、自宅に閉じ込めてしまうケースが多いのですが、
できれば定期的に自宅から離れた観光地に、
一緒に旅行することも勧めています。

患者さん本人のストレス緩和になり、
「出掛けたい」という衝動を抑える役割もあります。・・  》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。




今回、金町駅前脳神経内科院長で認知症サポート医の内野勝行さんの連載寄稿文に導かれて、
多々教示されたりした。


《・・認知症で徘徊(はいかい)の症状が出やすいのが、
アルツハイマー型で・・


定年まで数10年同じ職場に通勤していたアウトドア派タイプの御方などは、
本人は仕事や買い物に出掛けたつもりでいます。

もともと外出しないインドア派なら、徘徊しないことが多い、

また、多趣味であちこちに行っていたタイプも、
記憶が分散されているため、徘徊は少ない傾向にあります。・・》

このように私は学び、どのタイプに所属するか、微苦笑したりした。



民間会社のサラリーマンだった人の多くは、
人事異動で職場を移動され、私も異動したり、会社間の統廃合にあったりしたので、
定年後の年金生活18年生が最も安定した期間となっている。

年金生活の午前中は、我が家の平素の買物専任者で、
家内から依頼された品を求めて、スーパ、専門店に行っている。

この後は、自宅の周辺3キロ以内を散策して、季節のうつろいを享受している。



こうしたささやかな生活をしていることが多く、
いつの日に認知症に遭遇して、徘徊する人、しない人・・、
自身の未来は予測不可能・・と思ったりしている。

いずれにしても少しボケたと感じた時、
スマホをお守り代わりの身分証明書として持ち歩き、
少なくとも自身の為に実行したい、と念願している。
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