横浜中華街、広東料理「龍華樓」 (リュウカロウ)
以前、市場通りの新館に立ち寄ったことはあるのですが、当店は香港路と中山路を繋ぐ
小道に立地。
2階にも客席が設けられていますが、私達が指示を受けられたのは1階、
厨房前のターンテーブル付きの円卓です。
平日の夜だからでしょうか、1階の先客はワンコを連れたお客様が1組で、
私達も2人ですが、ちょっと贅沢に卓を使わせてもらう感じ。店内のTVを見れる位置に着座しました。
テーブルクロス:有り(ビニールクロス)
卓上調味料:なし
その他:爪楊枝
着座後:メニュー、タオルおしぼり(直置き)
啤酒(ビール)@600を注文後、メニューを広げてアラカルトチョイスの作戦会議。
壁には有名人のサイン色紙が所狭しと貼られていますが、それよりも
肝心なのはお勧めMENU人気ベスト11が紹介されている点です。
これらも検討材料に含め、食べたいものを選びました。
まず卓に登場したのは、麻婆豆腐。有り難いことに、お店からのサービスです。
これって先客の常連さんのオーダー?その際少し多めに作り、そのおこぼれを与ったのかも。
いや、待て。それだけではなく、ひょっとしたら、私達の注文に麻婆豆腐がないことを知り、
当店ビギナーであることを見抜かれたのかもしれない。
マストで押さえるべき料理を示唆している??きっと自信があるんだわ。
(ノブロー) せっかくのご厚意だで。あれこれ言ってねえで、温かいうちにごっちゃんになるだ。
この席から厨房内のシェフと視線を合わせることができるので、お礼を告げて実食。
豆腐は硬めの木綿タイプで、挽肉は細かく、水溶き片栗粉を入れ、味をまとめた、
どろり系のソースは、花椒が程よく効き、塩辛さのないおマメ感たっぷりの豆鼓がコクを深め、
重厚だけど食べやすさもあって、なかなか侮れぬ旨さ。白飯とは鉄板の相性ね。
ランチにこれを注文できたら、ご飯をばんばん食べれそう。
思いがけずいただけて、得した気分です。
魚翅餃子(フカヒレ入り蒸し餃子)4ケ@650
表のスタンド看板で目にしましたが、当店の点心は手作りなのだそう。
店内でも持ち帰り可能の点心が紹介されていたので、アラカルトチョイスに加えてみました。
運ばれてきた熱々の魚翅餃子に歯を入れると、みっしり詰まった肉餡の下味は淡めで、
ジューシーさより食感の豊かさを楽しめる感じです。
お好みですが、セットされた醤油、酢、辣油を合わせて。
椒塩大蝦(有頭海老紹興酒味)@1,600
有頭海老は殻をつけたまま、身は開いた状態で、こんもりかけられた香味野菜はセロリが主軸。
塩胡椒が効き、このままバリボリいただけ、おつまみ力も優秀です。
(レンタロー) 海老は紹興酒に漬けたんかな。単なる揚げもんじゃねえ、仕事感があるだ。
香港醤油炒麺(香港風チャーシュー入り醤油焼きそば)@750
自身の強いリクエスト。当店の香港焼きそばが食べてみたい。
具材はモヤシ、ニラ、カットした甘めのチャーシューの3種。
この器といい、そのルックスにそそられます。
細い麺はぼそぼそゴムゴムした食感で、先日「華記茶餐廰」 さんで食した“港式鼓油皇炒麺”
とは少し異なり、甘さと味の濃さがあり、油っこさも含めて愛すべき横浜中華街の味であります。
食事の後半にはティーポットで中国茶のサービス。
食後には杏仁豆腐も。
会計は、追加でお願いした紹興酒3年(ボトル)@2,200、ウーロンハイ(真露を使用、
金額・杯数は失念)を加算し、1人当たり4,000円(千円未満四捨五入)。
シェフは人当たりが柔らかいし、平日夜の中華街はちょっとのんびりモード。
寛げる雰囲気で食事が出来ました。ご馳走さま(^^♪
訪問日、代々木公園で開催される「チャイナフェスティバル 2017」10/21・22(土・日)に
当店も出店するということで、お店の経営者であるお姉様方とシェフが特大サイズの蒸篭を
めぐり大奮闘。台風の影響でお客様に来場してもらえるかを心配していたけれど、
無事に終えれていますように。
これも余談ですが、お店の前に置いてある壺に入った金魚たち。すくすく育ったものは
店内の水槽で飼われています。こんなにも大きくなって、金魚の成長に適した環境なんだろうなあ。
龍華楼 (リュウカロウ)
神奈川県横浜市中区山下町139
TEL 045-641-7088
営業時間/平日11:00~15:00(L.O.14:30)17:00~22:00
土・日・祝 11:00~22:00
定休日 無休 -店舗情報「食べログ」より-