夢屋四十八手、本日の決まり手は『ずぶねり』であります。
画像解説にありますように、この技は頭を使って相手を捻り倒す技、「頭ひねり」が訛った呼び名ということでありますが、平成10年3月場所5日目、「旭豊」関 VS「寺尾」関の一番で記録されておりますが、とても珍しい決まり手であります。
日常の生活では何気ない光景が、異なる生活空間に生きる方々には、とても珍しい光景に写るようです。遂に雪が降りましたというブログに「え"~!!!こんなに降るの…。」と驚きの声。自分自身は「東北なら当たり前…。」位の感覚ですが、同じ山形県内でも反応は様々です。
それじゃ、これはどうですかと屋根に出来た「雪庇(せっぴ)」の画像をどうぞ…^^;
積もった雪が下部で凍りつくと同時に少しずつ押し出され、西風で横殴りに降る雪で文字通り「雪の庇(ひさし)」が出来上がります。雪の重量で少しずつ下に垂れさがり、終いには壁に着いて窓ガラスを割ったり、屋根の軒が折れたりしますので、頃あいを見ながら「砂掃き」と呼ばれる木製の長い柄の付いた「へら」で落とします。
この場合、間違っても「雪庇」の前に立ってはいけません。落ちる圧力で人間が飛ばされてしまいます。屋根の隅から少しずつ突きますが、雪の重みで一気に落ちてしまいます。電線に着いた雪も時として架線を切断し、停電などということがありましたが、意外な雪の粘性の発見で有ります。
山形の雪は養分に富んでいて、雪の上で白菜が育つ…などと、昨年も同じ遊びをしておりましたが、雪の下から白菜を掘り出しまして、今夜帰ってくる二女に何を食べさせようかなどと考えております。鍋かおでん…ちょっと奮発してすき焼きにでもしますか…^^;
ちなみに、この画像は昨日の朝、撮影したもの…寒気が一気に緩み、昼から雨に変わりました。本日のお題『ずぶねり』ですが、用足しで一日駆け回ったオヤジは「ずぶぬれ」でしたとさ…とほほ。