夢屋四十八手も職場忘年会を理由にお休みし、本日復帰し『浴せ倒し』であります。
画像解説では、四つ身で自分の体重をかけ倒すこととあります。この解説だけですと、何やら巨漢力士が、体力に物言わせ一気に押しつぶしてしまうような感じもしますが、昭和52年1月場所千秋楽、横綱「輪島」関と横綱「北の湖」関の相星決戦において、輪島関が北の湖関をこの「浴せ倒し」で破り優勝しております。回しの引き付けあいにより、「北の湖」関が腰砕け状態になったものと思われ、体格差だけでは語れない相撲の妙味が感じられます。
我が島の忘年会は、高畠町を山で挟んだお隣の県、福島市飯坂町の穴原温泉郷「吉川屋」さんにお世話になって参りました。今年も残すところ僅かとなりましたが、我が家でも職場でも様々なことがありました。嫌なことは忘れ、新たな気持ちで新年を迎えたいと思っておりますが、年末で帰省している二女も来年は就活であります。年末までイラストを書き続ける長女と大晦日を迎えたいとのことで年明けを待たず東京へ帰ることにありますが、正直なところ求人がない。街角で石を投げれば大学生に当たるほど、優劣は別にして大卒者は増える一方で、彼女たちの努力とは関係のないところで起こっている不況の波は、彼女たちの将来といった夢さえもさらって行ってしまいそうです。さすがのお気楽オヤジも生き方や考え方を話すだけで、不安を払拭してあげられる策がありません。
雪の下から大根やキャベツを掘り出しては、夕餉の支度をするオヤジには、経済対策など思いも付きませんが、裏切りや偽装が横行する世の中にあっては、地道な生産活動を続ける農家が最後に生き残って行けるのではないかなどと、楽観的な自説を披露しながら久しぶりの食卓を囲んだのであります。
成人式におしゃれ着ひとつ買ってやらなかったことを思い出し、隣町まで繰り出して買い物などもして参りましたが、食材は自給できたとしても、こうした現金支出を賄う収入をどう確保していくか…田舎における老後の生活設計を真剣に考える時期なのかとひとり考える夢屋でありました。
ええ、本日は「良い湯を浴びて」きた位のところでご勘弁を…とほほ。