その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

カマキリ夫人の告白

2010-10-03 01:13:40 | 夢屋王国
『カマキリ夫人の告白』は、1975年東映のお色気系の映画かな・・・^^;
秋晴れの土曜日、秋野菜に土寄せなどしながら、久し振りにまったりと昼ご飯に思いを馳せていると、何やら網戸に様子が変なカマキリが・・・。ひと回り小型のカマキリ♂が、お尻を微妙に震わせながら大きな♀と対峙しているのでありました。昆虫の交尾に至るまでの行動は独特の動きを見せる場合があり、ましてや、映画のタイトルにもなっているように、交尾後に♂は♀に食べられてしまうのか・・・これはちょっとした見物であります。♂は下腹部を曲げて、微妙に震わせ続けております。(♀の興味を引いているのでしょか?)Oh!♂が♀の後方に飛んで移動しました。
            
しかし、様子が変である。次の瞬間、哀れな♂はしっかりと♀のカマに捕らえられていたのであります。失敗・・・^^;
            
繁殖の目的を達成する前に、♂は確かに♀の餌食となってしまったのでありました。映画『カマキリ夫人』は男を食い尽くし、妖艶さを増していくというような流れであったような気がしますが、カマキリ♂の命がけの恋は、儚く散ってしまったのでありました。
蚊(♀)が人の血を吸うのは、産卵に必要なタンパクを補うためとも言われ、カバキドクグモ(♀)は自らの肉体を子どもに食べさせ子育てをする習性を持っております。カマキリもまた自然界では貴重なタンパク源を提供し、子作りに励む訳でありますが、♀は既に交尾を済ませた後だったのでしょうか?脛(スネ)をかじるなどとも申しますが、我が身を提供した♂に手を合わせ、カマキリに生まれなかったことを感謝した昼下がりの出来事でありましたとさ・・・とほほ。
コメント
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