その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

物の値段

2010-10-04 07:21:01 | 夢屋王国

我が家の新米も出荷を終え、お袋がお世話になっている施設や妻の実家、叔父宅にも収穫の喜びを少々お裾分けしました。昨日、身を挺して子孫を残そうとしたカマキリ(♂)は内翅が一枚残るだけという無残な姿で窓辺に残されておりました。
天気予報に裏切られ、残り少ない秋日和に畑の手入れをしながら、夕餉の食材を手に入れるべく近所のスーパーを覗いてみました。山形県産『つや姫』の本格デビューに歩調を合わせ、新米『つや姫』が店舗に出回っておりました。5Kg当たり2,180円。通常、自宅用の米を買いませんので市場価格というものが分かりません。どうしても比較の基準となる価格は、生産者の売り渡し価格から判断することになります。22年産『つや姫』の買取価格(仮精算価格)は、60Kg当たり10,500円…5Kg当たり875円。我が家の生産品種『はえぬき』は、60Kg当たり9,000円…5Kg当たり750円であります。店頭価格は5Kg当たり1,590円それぞれ生産者の手を離れ、およそ2倍の価格で取引されているのであります。
はてさて、当然、生産者価格に運賃や精米・包装料、保管料が上乗せされているのでしょうが、日本の米って安いのか高いのか…?毎日食べるものですからねぇ。今年、ご近所の方からいただいた早生品種(菊)の『もってのほか』が食べごろの花を咲かせました。昔から現金収入の乏しい百姓は、「家の米・味噌で暮らしている。」とか
「菜っ葉、大根を食っている。(おかず)」とか、いい訳しながら暮らしておりますが、物の…とは言え、大切な食糧の値段をため息交じりに考える国王でありました。

コメント
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