その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

やさしさに包まれたなら…

2024-06-04 06:48:43 | 巡礼

ベニバナの花言葉は「包容力」etc.…

「やさしさに包まれたなら(歌)」は、1974年にリリースされた荒井由実3枚目のシングルである。発売から15年の時を経て、1989年の映画「魔女の宅急便」でエンディング曲に採用され、映画とともに、再ブレークした感がありますなぁ…。そうそう、今年植えてみた「ベニバナ」には「包容力」という花言葉がある。萼(がく)に優しく包まれて咲く花が由来らしいのだけれど…また、「愛する人」とか「特別な人」と言う花言葉もあるらしい。若い頃ならねぇ…『おやじぃ』も包容力が多少あったような気もするが、結婚39年、お相手の『肩身が広がって』包み込むことなど叶いません。(な~んてことを言ったら命が危うい。ましてや彼女は今でも細身である。包み込むのも気持ちの問題よな~んてなぁ^^;)遊び疲れて、『おやじぃ』の隣で爆睡する同居猫『シロ♀』ひとりくらいなら、まだ包み込める「やさしさ」くらいは残っているかも知れない。同じ『爆睡』でもお相手次第で気持ちが変わるのはいけませんなぁ(笑)
昨日、直売所で納品していると、80歳手前くらいのご婦人が「これとても美味しかったので、また買いに来ました。」と言ってくれました。世の中、タダでモノをあげれば、お世辞に「美味しかった。」と言っていただける場合もありますが、ご購入いただいて「美味しかった。」と褒められることほど嬉しいことはない…「これりゃ~『おやじぃ』ご自慢のスナップエンドウも本物に近づいているねぇ…。」なんてね、「そう言って頂けると作り甲斐があるというものです。ありがとうございます。」素直に『やさしさに包まれて』ほっこりした気分になりましたよ(笑)


「敷き藁」替わりに『がつぎ』の座布団^^;

さて、米沢方言で『がつぎ』と呼ばれる植物がある。イネ科の「マコモ」らしいのだけれど、根が深く、水路に根付くと厄介モノである。我が在所では、お盆前に刈り取って『墓座(はかざ)』という、お供え物を乗せる『座布団』を編んでいたものだけれど、今のお百姓さんはそんなことはしない。水路は鉄コン水路だし、『おやじぃ』の田んぼのように、土側溝で条件の悪い田んぼの水路にしか生えないもの…昨年、サボって田んぼを荒らした結果、田んぼの縁や水路に『がつぎ』が出てしまいましてね、草刈り機で刈り取ったのですが、すぐにまた出てくるでしょうなぁ…極めて厄介…今年、植えてみた「アンデスメロン」の下葉が黒マルチの熱でヤケてしまったので、今じゃ~農家でも中々手に入らない「稲藁」の替わりに敷いてみましたよ。これまた『やさしく包んで』あげましょう…『厄介モノ』も使い方次第では『有用なモノ』に変わるのでありますよ^^;
はてさて、本日、オッカーの64回目の誕生日(おっと危ない忘れかけていた。そして、明日が『おやじぃ』の誕生日である。)いつの間にか「高齢者」という括りに入れられてしまう歳まであと1年ということですなぁ。「高齢者」は家族の愛に『優しく包まれて』…そんなふわふわな世界は一体どこへ行ってしまったのだろう?少子高齢化…後のない『厄介者』よりは、将来のある「子どもたち」に期待しよう。(そんな風潮も分からなくはない^^;)まぁねぇ、『厄介モノ』も使い方次第では『役に立つ』場合もある。動け、働けetc.…そうしていたら『厄介モノ』扱いされないのかも知れない。のんびりと老後を…なんて世の中はどこへ行ってしまったのやら。さぁ、今朝も収穫作業開始の時間である…納品したら、ケーキでも買って祝ってあげることにしよう(笑)

コメント
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