その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

春の恵み(8)

2009-05-05 22:01:26 | 釣り談義

「山が燃える…」春の場合、「山が萌える」が正しい言い方でしょう。
我が町のシンボル『安久津八幡宮 三重の塔』も定番の春景色。菜の花と
八重桜、山桜に、新緑の淡い山肌が春霞と相まって、「まほろばの里」を
体感できる季節です。今日は、今期初の「野釣り」。我がホームグランド
の蛭沢湖(びるざわこ)は、既に「ハタキ(産卵)」も後半、一服状態。

          

知り合いの釣果を尋ねながら2時間、『岡ジャミ』。「ジャミ」とは、
へら鮒釣りの際、エサをつつくオイカワやクチボソなどの小魚を差し、
釣りの邪魔になる厄介者。したがって、『岡ジャミ』とは、釣り人の
後ろで口をはさむ、邪魔な人間のことを言います。
思っていたよりも釣れているようなので、私もお昼から釣り座を組ん
で、周辺を眺めますと…。

          

新緑の湖面とオオヤマザクラ。そして…、

          

「ヤマツツジ」が咲いています。これだけでも十分満足なのですが、
エサを打って、待つこと20分。待望の初へら。

          

いいですねぇ。実に引きが良い。周りが喰い渋り気味の中、2時間程で
8枚の釣果でした。

          

ここまでは良かったのですが、尿意を覚えて山側でちょっと失礼しようと
しましたところ、何やらガサゴソと物音がします。何か嫌な予感がすると
思いきや『メーター級のマムシ』でした。「シマさんや青ダイショウ」は
大丈夫と豪語する夢屋でありますが、銭亀印の『マムシ』は流石にビビリ
ます。そそくさと釣りを止めにしました。

さて、二女の成人式も終わり、何か御馳走してあげようと考えておりまし
たが、突然、昨日の「草餅あんびん」を思い出し、晩御飯は草餅にしまし
た。もち米は、近所の農家に分けてもらい朝から水に浸けております。
後は、ヨモギの調達です。子どもの頃、祖母に「モクサ取って来い」と言
われたものですが、自分で搗くのは初めてです。
除草剤が散布された田圃のヨモギを取る訳にもいかず、陽気が良いので
野原のヨモギは大きく成り過ぎている。こんな時は、近くにワラビを栽培
している焼畑があるはずだ…。案の定、まだ芽吹いたばかりのヨモギが
取り放題です。他人の畑ではありますが、「御馳走してください…。」と
畑で声を上げても「ダメだ…。」という返事がありませんので、勝手に
頂戴することにします。しかしですなぁ、中年オヤジが腰を屈めてヨモギ
を摘んでいる姿は、何故かしら、サルがノミでも取っているような光景で
はないか…と、自分で自分の姿を想像し、笑ってしまいました。
娘は、明日、東京に戻りますが、非常食用に『草餅』を持たせてやるつも
りです。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (杏奈)
2009-05-06 00:15:42
美味しそうな草餅ですねお父さんが摘んだヨモギと愛情が一杯詰まってますね〓
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餅肌 (夢屋)
2009-05-06 05:27:52
愛情一杯その上、オヤジの手アカも一杯入っているかも…?
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Unknown (杏奈)
2009-05-06 16:25:42
げんなりするようなコト言わないで下さいな…
返信する
手洗い済み (夢屋)
2009-05-06 22:59:59
大変失礼しました。手はシッカリ洗いました
子どもたちは、重いと言って持ち帰りを嫌がるかと思いましたが、チャッカリ大量に持ち帰りました。
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