その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

知っていることと出来ること

2025-02-05 07:25:15 | 巡礼

昼から豪勢ですが、視察は会費で成り立ってます^^;

 『おやじぃ』の埼玉研修二日目…農家が「市場」を視察しても?と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、消費者が求める品質や荷姿を知れただけでも勉強になりました。また、「せり売り」が主流と思い込んでおり、現在「相対取引:あいたいとりひき」(売り手と買い手の1対1の場外取引)だとは知らなかった。なるほど、販売価格が乱高下せず、高値安定していた訳だわ^^;
 二日目は、種苗会社であり、若手は経験を積み、勉強しているから、自分たちが栽培している品種特性や問題点など、質問がポンポン出るのだけれど、『おやじぃ』は年はいっていても、経験不足なので質問すべき点さえ分からないというお粗末な状態であります。我が在所の部会は「夏秋きゅうり」の棚仕立てであり、これとて満足のいく成果を上げていないのでありますが、それを補完するために「抑制きゅうり(ハウス栽培)」を行っているので、若手にも聞けないきゅうりの仕立て方をこっそり画像に残して『長男ポン太郎くん』に引き継ぐつもりであります。


「吊り下げ仕立て」と「蔓下げ」は違うよ^^;

 はて、知識(知っている)と出来る(実践)とは違うよ…面積が限られているハウス内では「吊り下げ仕立て」が一般的なのだけれど、メンバーは露地の「棚仕立て」だから、仕立て方が違うのよ。もう町内では「抑制きゅうり」に取り組んでいる農家は2軒ほどしかないので、容易に見学にも行けないのでありまして(病気の伝搬ということもあるから勝手に見て回ることもためらわれる。)こうして会社の試験圃場で実際を見せていただくことが非常に勉強になる。『おやじぃ』の場合も「仕立て方」は知っていても(知識)技術力が伴っていないから出来ないのでありまして、さらに未熟な長男『ポン太郎くん』には、『おやじぃ』が考えた『ネット利用の直立栽培』をさせているのでありまして、この場合「蔓下げ」という栽培技術が取り入れられないという欠点がありましてねぇ…行く行くは「吊り下げ仕立て」を採用したいと思ってはいるのでありますが…。


「蔓おろし」後の子蔓のさばき方…

 さて、今回の視察には、オラだの農協「きゅうり担当」のS君と農業改良普及所のN先生も加わってくれました。担当1年目のS君が、『特上うな重』をゴチになりながらボソリとつぶやくのでありますよ。「もっと勉強しないと全然分からない。」なんてね。だから『おやじぃ』は言ってあげた。「君は栽培者ではないからね。一般的な用語の知識は必要であるけれど、技術面まで会得する必要はない。N先生とて情報の引出しは沢山持っているけれど、実際に栽培できるかというとまた違った次元なのだよ。」なんてね。大体ねぇ「職場での恋愛ってアリですか?」なんて、もう役割の終わったオヤジたちに聞いてくる位だもの、素直で良い奴でありますよ。(こういう素直な息子は、大概にしてモテないものである…何の話じゃい^^;)

暖地と思っている埼玉でも「熱線」が入っているのよ…

 はてさて、人生相談まで付いてきた「視察研修」ではあったけれど、出来れば長男『ポン太郎くん』も連れて来て、刺激を与えたかったのだけれど、残念!『おやじぃ』は2月初旬の大雪を予想しまして、念のために彼を保安要員として残すことにしましたよ。案の定、視察中は雪は降らなかったようでありますが、日本海側では、途轍もない大雪となっているようであります。そして、我が在所も今朝…。
 そんなことの繰り返し…本日のお題『知っているということと出来るということ』…今春に向けたヒントは得て来たつもりであります。「知識」があるということと「出来る」ということは違うのよ。そして、「出来る」ように挑戦し続けなければいけないのよ。ああ、今日も除雪作業だわねぇ。熱が冷めないように、温めながら実践しなければね。ちなみに「特上うな重 松」は、売上から積み立てられている会費で成り立っておりますのよ…決して「接待」ではございません(笑)


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