その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

赤っ恥

2010-10-05 07:16:04 | 夢屋王国
半分だけ赤面したピーマン・・・何を恥ずかしがっているのか?
「顔から火が出るほど恥ずかしい思いをした。」などとも言いますが、最近は酒を飲めば格別、『紅顔の美少年』も『厚顔のオヤジ』になってしまったようで、赤くなるなどということを忘れてしまったようです^^;
ダイコンを除けば秋野菜も順調に育ち、夏場の辛さも忘れ、来年はもう少し作付けを増やしてみようなどと、気持ちは来春に向かっております。一年を通して畑いじりをしている内に、色々と反省や欲も出て来ました。仕事の片手間での作業ですからプロ仕様とは行きませんが、そこそこの収穫物。作業日程や工程をもう一度引きなおして無理の無い作付けに仕上げるのだ・・・などと、夏バテで死んでいた夏をもう忘れています。
仏壇に飾ろうと作ったキクの花が、ようやく花芽を持ちました。もう少し早めに摘心すべきだった。囲いはもう少し丁寧にすべきだった。などと、キクの株ひとつをとっても色々反省点はあるもの。独学と独創の畑仕事なので、かなりの部分がいい加減^^; 
人に見られて赤面している暇もないのであります。まぁ、勉強・勉強!!!人生、一生勉強の連続なのであります。(立派、立派!!!)
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物の値段

2010-10-04 07:21:01 | 夢屋王国

我が家の新米も出荷を終え、お袋がお世話になっている施設や妻の実家、叔父宅にも収穫の喜びを少々お裾分けしました。昨日、身を挺して子孫を残そうとしたカマキリ(♂)は内翅が一枚残るだけという無残な姿で窓辺に残されておりました。
天気予報に裏切られ、残り少ない秋日和に畑の手入れをしながら、夕餉の食材を手に入れるべく近所のスーパーを覗いてみました。山形県産『つや姫』の本格デビューに歩調を合わせ、新米『つや姫』が店舗に出回っておりました。5Kg当たり2,180円。通常、自宅用の米を買いませんので市場価格というものが分かりません。どうしても比較の基準となる価格は、生産者の売り渡し価格から判断することになります。22年産『つや姫』の買取価格(仮精算価格)は、60Kg当たり10,500円…5Kg当たり875円。我が家の生産品種『はえぬき』は、60Kg当たり9,000円…5Kg当たり750円であります。店頭価格は5Kg当たり1,590円それぞれ生産者の手を離れ、およそ2倍の価格で取引されているのであります。
はてさて、当然、生産者価格に運賃や精米・包装料、保管料が上乗せされているのでしょうが、日本の米って安いのか高いのか…?毎日食べるものですからねぇ。今年、ご近所の方からいただいた早生品種(菊)の『もってのほか』が食べごろの花を咲かせました。昔から現金収入の乏しい百姓は、「家の米・味噌で暮らしている。」とか
「菜っ葉、大根を食っている。(おかず)」とか、いい訳しながら暮らしておりますが、物の…とは言え、大切な食糧の値段をため息交じりに考える国王でありました。

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カマキリ夫人の告白

2010-10-03 01:13:40 | 夢屋王国
『カマキリ夫人の告白』は、1975年東映のお色気系の映画かな・・・^^;
秋晴れの土曜日、秋野菜に土寄せなどしながら、久し振りにまったりと昼ご飯に思いを馳せていると、何やら網戸に様子が変なカマキリが・・・。ひと回り小型のカマキリ♂が、お尻を微妙に震わせながら大きな♀と対峙しているのでありました。昆虫の交尾に至るまでの行動は独特の動きを見せる場合があり、ましてや、映画のタイトルにもなっているように、交尾後に♂は♀に食べられてしまうのか・・・これはちょっとした見物であります。♂は下腹部を曲げて、微妙に震わせ続けております。(♀の興味を引いているのでしょか?)Oh!♂が♀の後方に飛んで移動しました。
            
しかし、様子が変である。次の瞬間、哀れな♂はしっかりと♀のカマに捕らえられていたのであります。失敗・・・^^;
            
繁殖の目的を達成する前に、♂は確かに♀の餌食となってしまったのでありました。映画『カマキリ夫人』は男を食い尽くし、妖艶さを増していくというような流れであったような気がしますが、カマキリ♂の命がけの恋は、儚く散ってしまったのでありました。
蚊(♀)が人の血を吸うのは、産卵に必要なタンパクを補うためとも言われ、カバキドクグモ(♀)は自らの肉体を子どもに食べさせ子育てをする習性を持っております。カマキリもまた自然界では貴重なタンパク源を提供し、子作りに励む訳でありますが、♀は既に交尾を済ませた後だったのでしょうか?脛(スネ)をかじるなどとも申しますが、我が身を提供した♂に手を合わせ、カマキリに生まれなかったことを感謝した昼下がりの出来事でありましたとさ・・・とほほ。
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