長い梅雨が終わり、今回の月の巡り7月21日~8月19日は、結構天気に恵まれました。
結構、未明の細い月まで頑張りました。8月3日の昇りたての月の赤さが際だっていますね。これは、赤いところを撮ったからで、3日の月がずっと赤い月だったのではないですよ。誤解のないように。
月は、最初地平線近くではびっくりするほど赤い色をしていて、卵の黄身のような色になり、昇ると白く小さくなる印象です。実際の大きさは変わらないのですが、白いと縮まっように小さくみるのも不思議です。日没の太陽が赤く大きいのと同じ現象のようですが、距離としては、空高くいる太陽や月の方が距離が近く大きく見えてもいいのに、目の錯覚?説明が、はっきりまだできないと、どこかで読んだことがあります。
さて、実はこの週末に2惑星と月のコラボ姿を3日続けて掲載したときに、惑星のことを結構書いたので、今回はそれとやや重複します。実際の惑星の見え方は、29.30.31日のこのブログに木星、土星、火星、金星など登場しているので、振り返ってご覧下さいませ。
では、今月の惑星です。
水星:夕方の西の地平線近くにいますが、低くて太陽の光にも邪魔され、みつけられないと諦めましょう。
金星:「明けの明星」として、存在感いっぱいですが、みんな寝ている時間です。日の出前で、金星が出ている時間で~となると、見るのは夜中の3時から4時に限定されます。実は、8月30日のブログに写真を載せましたが、こんな時間に金星見るひと、誰もいませんでした(笑)普通の人は、諦めましょう。夜中にうっかり起きた時、もしあなたの家から東空がみえるなら、探してみましょう。
火星:夜、9時頃には、赤い目立つ色で見えています。10月6日が地球との最接近になりますので、どんどん赤く大きく見えるようになります。段々、昇る時間が早くなるので、10月6日には、こどもたちが寝る前に一緒に見ることができるようになるでしょう。出るのが夜遅いので、慌てて見なくても~とも思いますが、今から大きくなる様子、接近後小さく暗くなっていく様子を見るのも楽しいです。
木星:暗くなったら、南空でひときわ明るく輝く星がいます。間違いなく、それは「木星」です。9月24日、月が近づきます。この週末のお月様と木星、土星のコラボ姿を見損ねてしまい残念!!!と思った方は、大丈夫。カレンダーにマークを入れて、25日,26日を楽しみにして待ちましょう。
土星:明るい木星を見つけたら、やや暗い土星が、木星の東にいるのを見つけましょう。1度見つけてしまえば、目も暗さに慣れて、肉眼でも問題なくいるところが分かるようになります。木星と同じ、25日、26日に是非、月と一緒に楽しんで下さい。
と言うわけで、9月は、通常の生活をしている方には、木星と土星、そして、ちょっと時間が遅くなると、赤い火星が東から昇って来て楽しませてくれますよ。下のは、関東の今週土曜日の夜11時の空の図です。東を向いて月を見つけたら、火星がすぐそばにいます。まだまだ、南をみれば、土星と木星も見られます。ただ、9月下旬になったら、木星と土星は、暗くなってから早めに見た方がいいです。沈む時間が早まってきて、11時過ぎると見えなくなりますからね。