昨夜の天気予報では、中秋の名月の日は天気が悪く雨のち曇りだったので、1日早めて、「中秋の名月のイブにお月見しちゃお~う!」と今朝になって急遽相談して、東の空に見え始める6時半に公園に集合することに。
<2020ー9ー30 17:45>
すると、建物の隙間に今日の月は早くも月の出17:00から1時間もしないで、結構公園からもみえそうな位置にに見えてきてくれました。あれっつ、もっと集合を早めないとぉ~。慌てて電話をして早く準備できた人から公園へ。
最初見始めた時は上の写真のように雲がいっぱいの中を泳いで昇っているようだった月ですが、だんだん雲を抜け出して、綺麗な姿を見せてくれました。
結構、月の昇っていくスピードが速いのに皆も驚いたようです。私は、カメラを向けて設定やあれこれに手間取っている間に月が電線にかかるようになったり、その逆に電線から出ていたぁ~なんていう体験が日常茶飯事なので、月のスピードについてはよく分かっていますが、今の人は月をじっと眺めて過ごす習慣がないので初めて気づいたようです。
私は高層ビルで夕陽が沈むのを眺めながら食事をするのが好きだったので、夕陽の沈むスピードの速さもよく体感してきました。でも、最近は「夕陽を楽しむ」という体験もあまりないようで、そもそも高層階のレストランでは、西日がさすとシャッターを下ろしたりしているところも多いです。私としてはもったいない!!! 頼んで開けてもらって、富士山のシルエットが浮かび上がるのもよく楽しみました。
30~40分あれば十分です。夕陽、月どちらでもいいのですが、実は星でもスピードを体感できるのですが、色変化なら、やはり月が1番ですよ!!!!
さて、人は地球が回っていることを常識として知っていながら、案外自分の足下の地球が動いていることを忘れているものです。その感覚を時々、このような天体の動きから感じてみませんか?明日は中秋の名月。ゆっくり月を見ながら過ごすチャンスですよ。
明日は雨だというので私たちは今夜に集合しましたが、暗くなりきらない内に昇った今夜は、いまひとつ昇り始めの「月の赤さ」を楽しめませんでした。「そうか! 満月とか満月以降の方が、月の色変化、特に地平線近くの赤い月がみられるんだ!」と、思い当たりました。今年の中秋の名月(明日10月1日)は、実は満月ではありません。満月は10月2日です。きっと今日より明日、明日より明後日の10月2日の方が、さらに月の色変化がしっかりと楽しめるかもしれませんね。
事前に地平線に近い東空の低いところがみえやすい場所をみつけておいて、明日、明後日あたり、晴れたら30分くらいお月見を楽しんで見て下さい。大きな丸い赤いお月様が、すまし顔の白い小顔に変化する様子の変化を、うまく確かめられるかもしれません。晴れるといいですね。