今日は、晴れて寒く空気が澄んでいるようで、金星といれかわりに東空から上ってきた木星を写真に撮ったら、カメラで木星にズームしていくにつれ、私の手の揺れで拡大されていく木星の周りで4つのガリレオ衛星たちが、ゆらゆら宝石のように輝きながら踊ってくれて素敵でした。
こちらの心までも、楽しく揺れてしまいました。
揺れを落ち着けて、簡易三脚ですが、できるだけ固定して写したのがこの写真。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/b3/3b4ca7661ad7e0f6c6e1018933f6971f.jpg)
<2015年1月28日20:39>
木星に近い順に下から 1:イオ 2:エウロパ 3:ガニメデ 4:カリスト とお行儀よく並んでいて、可愛い!
ガリレオがこの動きの激しい木星を飾る衛星たちに夢中になってしまったのが、分かる気がします。
そして、この変わった星を纏わりつけた木星の、普通の星(恒星)とは違う、遊んでいるかのような変な動きに首を傾げながら「なんで君は僕を惑わせるんだ。いったいお前たちは何者なんだ?」と考えるようになったのも当然と思えてきます。
しかも、夕空や夜明け前の空にも、この木星に似た変な星が2つ。
金星や水星が、いつも金魚のフンのように、太陽の前後ろを行ったり来たりして・・・
???
そして、ガリレオさん、一休さんのように座禅して「!」と思いついたかはわかりませぬが、突然木星のこの4つの衛星の姿と重ねあわせ徐々にイメージが膨らんできて・・・
「わかった!!!!!木星にあたるのが、私たちの太陽。実は地球は、この木星の周りをまわる小さい衛星のように、太陽のまわりをまわっているのではないか?」と思い当たるんですよね。
今は、夕方西空に太陽が沈むと、しばらく明るく1番星の役を務めて消えて行く金星。その金星が沈むと、反対の東空から上ってくるこの木星ですが、6月にはお互いに距離を縮めて、6月にはかなりくっついて仲良く並び、ヴィーナスというから金星が女性として6月の花嫁?という感じで仲睦まじいジューン・ブライドのような姿を見せてくれます。星(恒星)は、互いの距離をそんな風に縮めることはないので、是非是非見て楽しんで下さいね。
金星も木星も、他のどの恒星、全天のどの星より明るいシリウスよりも明るいのですから間違える筈はありません。
東の金星の姿もお見せしておきますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/d9/6d924b00c0347f6084edc45eebbfe737.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/c4/42df6a73dedefdf0e87eedc5fcd971af.jpg)
<2015年1月28日20:28>
今日は、金星も木星も月も、とても綺麗に見られました。皆さんも、冬の晴れた夜は、空を見上げてガリレオのように天体の不思議に心を奪われてみましょうよ。
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