峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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新しい風を

2006年02月19日 | 町内会長
金曜から1泊2日で町内会長先進地視察研修旅行に出かけていました。研修地は昭和の町づくりに取り組んでいる大分県豊後高田市。町の様子を見学し、新たな町づくりに先頭に立って取り組んでこられた方のお話を伺いました。
その後、別府まで足を伸ばし地獄めぐりをした後、投宿となったのでした。

今回の研修旅行の参加者は15名、全町内会長のおよそ半数です。実は、この旅行、参加者が少なくて1度延期になった経緯があります。ただ、中止にすると相当額のキャンセル料が発生するということで、再度参加者を募り直し今回となったのです。
みなさん何かと多忙です。その上、旅行費用33,000円のうち個人負担金が23,000円です。積極的には参加したくないのが人情でしょう。最初、私も不参加でした。しかし、先の町内会長連合会の席である先輩から研修旅行に参加するのは町内会長の義務だと考えているというお話を伺い、なるほどと今回の参加を決めました。

温泉を楽しんだ後は宴会です。今回の参加者の中では私が最年少、町内会長としても1年生は私だけです。こんなとき、学生時代に徹底的に鍛えられた宴席での振舞い方が出てしまいます。酒席で礼を失わないということは、したたか飲むことに他なりません。
それぞれ町内会を代表してきているのだから気を遣うことはないよと言ってくださる方もいらっしゃいましたが、言いたいことを・言わなければならないことを誰にはばかることなく述べることと、年長者に敬意を払うことは別だと心得ています。

部屋に移っての2次会にも10名ほどが集いました。町内会長の集まりですから生臭い話も飛び交う中、私もいつものようにいろいろと発言させていただきました。最後、ソバを食べに出かけお開きとなったのは深夜の1時過ぎでした。

翌朝6時に起床、1時間ほど温泉を楽しむと身も心もサッパリです。7時過ぎ朝食をとり、帰り支度を済ませた後、ロビーに下り、いつもお世話になっている方々へのお土産を求めました。
9時にホテルを出発し、お猿さんで有名な高崎山の前にある水族館『うみたまご』に向かいました。かつて『マリンパレス』と呼ばれていた頃、家族で訪れたことがあります。これを記している画面から視線を上に移すと、その際に撮った家族の写真が壁にかかっています。写真の中央にイルカの像に乗った可愛らしいくるみさんがいます。

「くるみさんが何歳だったかね」と後ろでくつろいでいる家族に声をかけると「3歳くらいだったかな」と女房どの、「いや、4歳か5歳だったよ」とくるみさん。
その頃からすると『うみたまご』は、はるかに充実した水族館となって生まれ変わっていました。

『うみたまご』を出た後、日田市に入り昼食をとり、その後、焼酎の『いいちこ』蒸留所に寄りました。施設の見学よりも、試飲とそこでしか求められない焼酎の購買が目的みたいなものです。私も、琥珀【こはく】色した10年物を求めました。

『いいちこ』蒸留所を最後に一路帰途につきました。終点佐々町文化会館に着いたのが4時半頃、やはり真っ直ぐ家には帰れません。いつも声を掛けていただく先輩のお誘いを断れず2軒はしごして、ようよう帰宅したのが午後7時半頃でした。

今回利用した貸し切りバスは後部がサロン風になっていて、中央にテーブルがありそれをぐるっと取り囲んで座席がしつらえてありました。
出発早々から終点まで助役も含め、半数ほどがそこに集い、町のさまざまな問題を本音で語り合いました。
8年・10年と町内会長を務めておられる方々が、今回の研修旅行が一番よかったと異口同音に言われました。いろんな場面で新しい風を吹かせることができたならばと思っています。

写真は『うみのたまご』で撮ったものです。
コメント (8)
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