峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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学校は楽しいかい

2006年02月21日 | 絵本の読み聞かせ
勤務中に競艇中継聞き校長停職 (中国新聞) - goo ニュース
特別、学校の教員の不祥事ばかりを探しているわけではないのですが、次から次にこのような事件が引っかかってきます。今回のもやっぱり、お金でした。

私は上等な人間じゃありませんから、他者のことをとやかく言うのは気が引けます。だが、私のような者を含め人間を育てるのは両親であり社会です。その社会をなす市民の思想・価値観の形成に少なからず影響を与える社会のリーダーの中の1人は、まぎれもなく「学校の先生」なのです。
だからといって、「先生」を非難することだけを目的としてこのような事件を取り上げているのではありません。
「さらば学校教育」とも思いますが、トリトンさんのように気概を持った先生がいらっしゃるのを知ると、学校に先生にしっかりしてもらいたいと強く思うのです。

昨日、口石小学校で今年度最後の「読み聞かせ」を楽しみました。80歳になられる相棒の野口さんが足を痛めておられるので、このところ1人で絵本を読んでいます。悪いことがあれば、いいこともあるもので、1人ですから10分を超える長い絵本を読めます。
昨日は6年生でした。神沢利子さん作 G・D・パヴリーシンさん絵の「鹿よ おれの兄弟よ」を観て、聴いてもらいました。6年生のみんながよく聴いてくれたからか、今年度最後という感慨が働いたのか、昨日の「読み聞かせ」は物語に集中できました。あまり入り込みすぎて途中、心を動かされるあまり熱いものがこみ上げてきて、涙をこらえなければならないほどでした。

この子供たちが4年生のときから、学校での絵本の「読み聞かせ」が始まりました。僕らは絵本を通して、朝の挨拶を通して仲間なのです。絵本を読んだあと、春から中学生になるみんなにはなむけの言葉を贈りました。
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こんな社会で

2006年02月21日 | 暮らし
幼稚園児2人刺し殺害 滋賀、友達の母親逮捕 (共同通信) - goo ニュース
子供たちが自ら命を絶ち、親が我が子を殺す。
そして、守られてしかるべき大人の手により、またしても尊い子供の命が奪われてしまいました。

それでも、私たちは
通学路の安全マップを作ろう。「子供110番の家」の見直しが必要だ。そのシールの貼り方に問題がある。「地域で子供を守ろう」というのぼりを立てよう。登下校の時間帯に老人会の人たちに散歩してもらおう。護身術を学ばせよう。不審者を見つけたら役場の広報無線で放送させろ。下校時間を広報無線で流せ。等の議論を繰り返すのでしょうか。

私には、話し合う方向が違うように思えてなりません。
私たちは、もっと語り合うべき大切なことがあるように思います。それは、私たちの思想であり、価値観です。
たとえば非暴力であり、愛であり、平和であり、分かち合うことです。

若菜ちゃん、迅ちゃん、ごめんね。いつか、どこかで会えたらいいね。そのときは、絵本、読んであげるね。
コメント (2)
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