峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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楽しみの仕掛け

2007年04月17日 | 夫婦
先月の15日、くるみさんが詠んだ短歌をご紹介し、歌に変化がみられると記しました。ぶな太さんからも、その歌をほめていただきました。

地元紙の郷土文芸ページに、中高生を対象とする「ジュニア歌壇」という投稿欄ががあります。歌を作る励みにと、そこに月2回の投稿をすすめてきて、ちょうど1年経【た】ちます。姉の有紀さんも中学の3年間、ずっと投稿を続けました。
これまで、くるみさんは、ほぼ毎回掲載されてきましたが、いずれも「佳作」でした。

何か特別な意図をもって、歌作りをすすめているわけではありません。人生の途上、ふとしたときに、その瞬間の思いが五・七・五・七・七の言葉となって口をついて出てくることがあれば、それはきっと豊かなことだろうし、その時、きっと私のことを思い出してくれるであろうという密【ひそ】かな楽しみぐらいの意味合いしかありません。したがって「佳作」で十分なのです。

ところがです。くるみさんの歌に変化が出てきたと記した直後の3月26日の「ジュニア歌壇」でなんと、3首選ばれる「秀逸」の1つに、くるみさんの歌も選ばれたのでした。
その歌と、選者である西津健二郎さんの選評です。
 
 ☆時計見て必死に鉛筆走らせる焦燥感と闘うテスト

(評)テストの時に誰もが感じる気持ちを素直に、十分に描いた

これで驚いていたところ、次の4月9日の同欄では「秀逸」のしかも、真っ先に選んでいただいていました。

 ☆真っ青な空に浮かんだ飛行機雲スッとのびた線どこまで続く

(評)素直な把握と伸びやかな言葉遣いによる気持ちのよい作品

楽しみの種は、身近にあるものですね。
コメント (2)
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