峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

白球を追え

2011年07月14日 | 私塾

夏の甲子園出場をかけた球児たちの熱い戦いが全国各地で繰り広げられている。
長崎大会も一昨日4日目を迎え、佐世保球場では3試合が行われた。その第2試合目に佐世保西高が登場した。迎え撃つは島原翔南高校だ。

佐世保球場は我が家から車で5分程度の所にある。試合開始予定が正午だから、11時過ぎに自宅を出ればシートノックなどから見られる。早朝からあれこれこなし、11時を少し回った頃、家を出た。

駐車場に車をとめ球場に向かうと、ちょうど、球場の傍で体をほぐしていた選手たちが球場入りのために選手用の入り口近くに集まっているところだった。ユニフォームの胸に「西高」とある。少し離れたところからだったが、その中にかつての塾生の顔を見つけようと視線を注いでいると、彼らの方が先に私を認めたようで、それを互いに伝え合いながら笑顔で会釈してくれた。

間もなく、1試合目を終えた選手たちが球場の外に出てき、かわって西高の選手たちが球場に入っていったが、その際、彼らが私の傍に来てくれ、宮本君・嶋崎君・池田君・須藤君・松竹君、一人ひとりに声をかけることができた。

入場券を求め、球場に入る。人影はまばらだ。バックネット裏の最前列に腰を下ろすと、真夏の太陽が容赦なく照りつける。傘を差し、強烈な陽射しを和らげる。やがてシートノックが始まった。

試合は投手戦となった。2回の表に1点先取されたがその裏すぐに追いつく。その後、両チーム共ヒットは出るものの好機に1本が出ず0の行進で9回まできたが、その表、翔南に待望の勝ち越し点が入る。
9回裏、西高最後の攻撃の先頭打者は、それまで再三にわたり好守備を見せていたショートの須藤君だ。渾身の力を込めた一振りはサードの頭上を超えていき、1塁側のダッグアウトとスタンドの応援席が沸く。
結局、その後2点を挙げた西高が鮮やかな逆転サヨナラで初戦を勝利で飾った。

エース嶋崎君は5回、先発投手が先頭打者に四球を出したところでマウンドに登った。9回に1点を取られはしたものの、テンポとコントロールの良いピッチングは見事だった。
打線は4番・嶋崎君、5番・池田君、6番・須藤君と彼らが中軸を担い、彼らでチームの安打数の半分に当たる4本をたたきだした。守ってはキャッチャーの池田君が1球たりとも後ろにボールをそらすことなく、ショートの須藤君もファインプレーを連発してチームを盛り上げた。また、キャップテンの宮本君は、センター・ファースト・サードと守備位置をかえ、堅実なプレーでチームに貢献した。松竹君はベンチで大きな声を出しチームメイトを鼓舞し続けた。

白球を追う彼らのはつらつとしたプレーを見ることができ、きょうも嬉しい日となった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする