峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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臨床心理士の道へ

2014年12月12日 | 父親と子

手元に、有紀さんが中学生の時に書いた作文がある。

 私の将来の夢は、小学生のころから臨床心理士だ。中学生になってその思いは強くなった。
 私が臨床心理士になりたいと思う理由は、私の通っていた小学校にスクールカウンセラーの先生が来てくれていたことが大きく関わっている。
 その先生は、毎週火曜日に小学校に来てくれていた。私たちは、よく友達関係のこと、学校生活のことなどの相談をした。初めて相談をしに行ったときは、教室に戻りながら友達と一緒に「何か、すごく軽くなった。」などと言ってスキップをしていたのを、よく覚えている。今まで言えなかったことが全部話せてすっきりしたからだったんだろう。
     中略
 私が今、勉強をする理由、それは、大人になったときに、人のためになることがしたいからだ。臨床心理士になりたいと思っていること、それは、勉強する理由が具体的になってきているということだ。
 これから私には多くの出会いがあるだろう。その出会いの一つ一つを大切にしながら、最終的な理由を見つけ出そうと思う。

去る10月5日に東京ビッグサイトで行われた今年度の臨床心理士資格審査の一次試験に合格していた有紀さんは、11月22日、東京国際フォーラムでの二次試験に臨んでいた。

一昨日、家族のラインに有紀さんから「心理士の二次試験、合格してました。」との一報が入った。
有紀さんは、小学生のころから大切に抱いてきた夢をかなえた。有紀さん、おめでとう。
しかし、決してそれはゴールではない。有紀さんが中学生の頃に考えたように、これまで多くの出会いがあっただろう。そして、これからも多くの出会いがある。変わらず、その出会いの一つひとつを大切にしながら「人のためになることがしたい」という初心を胸に、心の専門家としての道をゆっくりゆっくりと歩んで行ってほしいと願う。

コメント
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