有紀さん、期末テストが終わり早速、答案用紙が返されています。
本人の了解を下に得点を記します。
国語70・数学88・英語97・社会68・理科は、まだとのことです。
中間テスト以降からテスト前・テスト期間中に到るまで、家庭での学習をほとんどしなかったようです。塾にもほとんど出席していません。特にテスト前2週間は全く顔を出しませんでした。
将棋の女流プロを目指すのならば、まあまあこのぐらいでいいのでしょうか。
大学進学を考えるならば、おぼつかない点数です。
さあ、有紀さんはこの結果を得てどのように考え、次へと進むのでしょうか。
とかく、中学の2年生は一息つきがちです。ここでじっくり自分と向き合わせることがとても大切になります。
夏休みを挟み、秋までにどのように成長するのでしょう。
2003年6月26日(木)記
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有紀さんは、小学5年生で将棋に出会い、小6の時には第7回小学王将戦の県大会高学年の部で優勝、初めて全国大会へ出場した。各県代表の強豪と手を合わせ、それなりの手ごたえを感じたことだったろう。
中1になり、第23回全国中学生選抜将棋選手権大会に出場した。
予選リーグを勝ち抜き、決勝トーナメントはベスト8まで勝ち上がったものの、準決勝で愛知県代表の室田伊緒さんに敗れた。伊緒ちゃんは、現在、日本将棋連盟所属の女流二段、女流棋士として活躍している。
有紀さんは、小学5年生の頃から将来は心理カウンセラーにとの思いが膨らみつつあった。しかし、思いもしなかった「将棋」という道が急に目の前に開け、この頃、あれこれと考えるところがあったのだろう。