クリスマスイブを女房どのと2人で過ごした。もっとも今に始まったことではないのだが。
我が家の子供たち3人共が、中学を卒業するとともに親元から飛び立っていった。
それは、私が仕向けたことではあったが、子供たちにとっても、ごく自然な流れだったように思う。
それは、寂しいとか悲しいという話ではなく、親としての務めだと考えていた。
この夜、女房どのがクリスマスの日らしい夕食を用意してくれた。
キャンドルに灯を点し、シャンパンを開け、いつものようにクリスマスの夜を2人で楽しんだ。
そして、成長した子供たちが営むそれぞれの家庭では、私たち夫婦の子供たちが親元を飛び立つ前に行っていたように、楽しいクリスマス会が開かれただろう。