峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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通夜【つや】

2008年02月23日 | 町内会長
昨年度、町内会の班長になられたことでご縁ができた川原さんが急逝【きゅうせい】された。
一昨年、心筋梗塞で倒れられたことがおありだったそうだが、その後回復され、このところずっとお元気だった。魚釣りがお好きで、しばしばお出かけのようだった。釣ってこられたばかりの魚をいただいたこともある。
とりわけ奥様にずいぶんとひいきしていただいている。お酒を愛しておられるご様子で、ご自分が男だったら私と夜を徹して飲みたいとおっしゃられたことがあった。美酒だったからと、時々珍しい日本酒やしょうちゅうをいただく。毎月の回覧や配布物を配るのは重くて大変だろう、余分にあるからと手押し車をいただいた。おかげで手さげ袋に3度、4度と分けて運んでいたのをいちどきに楽に運べるようになった。今や、私にとってなくてはならない存在となっている。

一昨昨日の明け方、ご主人が急に苦しいと訴えられた。奥様が救急車を呼ばれ、すぐさま病院に搬送された。が、病院に着いたときには事切れておられた。

その日の朝、お隣の方にご一報をいただきかけつけた。病院から戻られたばかりのところで、ご親戚がほとんどいらっしゃらず奥様と亡きご主人のお妹さんのお二人がついておられた。この日ご自宅で仮通夜をなさるということだったが、少しご事情がおありでひそかにお送りしたいというご意向だった。

夜、塾の仕事を終えて後の10時過ぎ、再びご自宅を訪問させていただいた。やはり、お二人だけだった。ご主人のお顔を拝ませていただいた。お声をかけると今にも目を開け起き上がってこられるかのようだった。
亡きご主人の傍で私たちはいろんな話をした。何本お線香に火を点【とも】しただろう。やがて、奥様がこっくりこっくりされるのを機にお暇【いとま】することにした。時計の針は12時を回っていた。お二人がよいお通夜になった。川原さんも聞いていたことだろうと声をそろえてくださったのが心にしみた。

出掛けに今夜は遅くなるからと言っておいたが、帰宅すると風邪を引き体調を崩していることもあって女房どのとくるみさんはすでに就寝していた。
それから1人で遅い夕食をとった。
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