峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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悲しい日

2016年04月22日 | 佐々町町内会連合会長

今日は、月に1度の町内会のご高齢者を集会所にお招きしての食事会の日、いつものように午前8時半に集会所へ赴き有線放送でその旨ご案内をかける。参加者数に合わせテーブルと椅子をセッティングする。毎月同じことをやっていると月日の流れの速さをしみじみ感じる。
そうこうしているうちに食事を作っていただくボランティアの皆さんがぽつぽつと集まって来られた。今日は8名のみなさんに来ていただいた。

午前11時半を過ぎる頃から、ご高齢者のみなさんが誘い合われてお越しになる。
正午、ご高齢者のみなさん、ボランティアのみなさん総勢22名で昼食をいただき始める。食事作法に反するかもしれないが、みなさんの賑やかなおしゃべりは止むことがない。

この日、午後1時半から社会福祉協議会の「苦情処理委員会」の会議が入っていたので、後を委ねて中座した。
という訳で、午後1時半から予定の3時を少し過ぎるまで「苦情処理委員会」の会議に出席する。
「苦情処理委員会」とは町社会福祉協議会に寄せられた相談苦情について、それら事案の1つ1つを取り上げ、それにどう対応したのかを審議検討することを中心にした会議である。

会議終了後、役場建設課へ赴く。
社会福祉協議会に向かう途中、私たちの町内会で維持管理をしている国道沿いの花壇がショベルカーで掘り返されているのを認めた。わが目を疑うような光景だった。町内会に対して何の連絡もいただいていない。県による工事だとしても町が知らないことはないだろうと建設課に訊ねた。
ところが、建設課も承知していないという。そう言われると、私が見たのは幻だったのかと思うほど衝撃的な光景だったのだ。職員がすぐ現場に飛んでくれることになった。

私も帰って現場に出かけてみようと踵を返したところで総務課の町内会長連絡協議会担当の職員に声をかけられた。一昨日の町内会長連絡協議会の役員会で、熊本地震で被災されたみなさん方への募金について取り決めたことを彼に伝えていた。彼は、課長に伝えておきますと言っていたのだが。
彼の話を要約するとこうだ。町内会長は事務連絡嘱託員の立場にある。事務連絡員は町長によって委嘱されているわけだから役場の末端職員という位置付けだ。おそらくは「特別職地方公務員」ということになるのだろう。そのような立場の者が募金活動をするのはちょっと…といかにも申し訳なさそうな顔をしながら小さな声で言うのだった。
なるほど。行政は、そうくるんだ。

その後、総務課長も交えて話をしたのだが、残念ながら私たちの取り組みを快く思っていらっしゃらないことだけは十分に伝わってきた。
いずれにしても、役員会で決めたことだ。やるにしろ止めるにしろ私の独断で決めるわけにはいかない。役員会を開いて協議しますとその場を辞した。

帰ろうとすると再び呼び止められた。今度は産業経済課の課長だった。地方創生に関する事業についての相談だった。
5時を過ぎ、帰らなければならない時間となり話を切り上げる。花壇の状況を見に出かけてくれていた建設課の職員が帰って来ていたので、どうだったと訊ねると、国道から一段下がった所で家屋の建築作業が始まっており、国道からの取り付け道路を作るため花壇が邪魔で県の許可をとり、花壇をいったん撤去しているとのことだった。
若い職員は、花壇の維持管理をしているのは西町町内会であり、そこに一言話をしてくださいと言っておきましたと報告してくれた。

帰宅して間もなく、花壇の取り壊し作業を行っているという会社の担当者から配慮が足らなかった申し訳ないとの旨の電話が入った。

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