昨日、午後2時半から5時位まで町の観光協会の理事会に出席した。
この日の理事会は、28年度の佐々町観光協会の方向性を決める重要な会議だった。しかし、全理事11名中、出席者は会長と副会長を含む5名、前回の理事会の出席者も同様だった。
観光協会が機能していない。理事会への出席者が過半数に満たない。これがそのことを如実に物語っている。実際、27年度も事業らしい事業を行っていない。
これまで何年もかけて観光協会の在り方を議論してきた。昨年度は外部から専門家を招き検討委員会を設け、議論を重ね「長期ビジョン」まで策定した。それなのにこの有り様だ。
観光協会の事務局を担当しているのが町の産業経済課と町商工会事務局だ。この日の会議の司会・進行、さらには28年度の事業方針についての説明他、すべてを事務局が行った。
「事務局」任せにしていては何も変わらない。会長がリーダーシップを発揮すべきだ。一貫して私はそう主張しているのだが、みなさんの賛同を得ることはできない。それどころか、会長ばかりに責任を押し付けてはならないと噛み合わない議論になってしまう始末だ。そもそも「事務局」って、事務を取り扱うのが役割であり、事業の方針を決めるところではないはずだ。
結局、事務局が提案している事業方針を受け入れるか否か、会長始め、理事1人ひとりが尋ねられることになった。だが、国の交付金を使う事業であり、出席者が過半数に満たない理事会でそれを決定するのは問題があるとの意見が出され、最終的には日程の調整をした後、再度、理事会を開くこととし、この日の会議を終えた。
元々、町観光協会は「イチゴ祭り」からの出発だった。とっくの昔にその役割は終わっている。だったら、いったん解散してはどうか。そうも発言している。
町の公民館連絡協議会は、かつて、そこから再生した。