13・14日と町内会長連絡協議会視察研修で熊本県の氷川町を訪れていた。
氷川町は39地区からなる人口約1万3千人の町で、私の暮らす佐々町と同規模の自治体である。平成7年に住民自治の強化と地方分権時代に相応しい町づくりを目指し、住民参加の町づくりの拠点にと「まちづくり情報銀行」なるものを開設、平成18年には地区ごとに「地区づくり委員会」なるものを開設し、住民が主役の町づくりを目指している。
行政を担うのは誰か。
これまで、私たち市民・住民はあまりにもあなた任せでやり過ごしてきはしなかったか。それが今日の私たちの社会の混乱と腐敗を生んだ。
だとすれば、これまでの行政の職員と執行機関だけにすべて任せるような在り方を改める必要があるのだろう。
彼らに文句を付けるだけの傍観者的な態度ではなく、氷川町のように市民・住民が主体となった町づくりを始めたい。
今回の研修も大変有意義なものとなった。ただ、残念なことに毎年のこの研修への参加者が少ない。今回は14名と半数にはるか届かなかった。旅行費がかさむことが障害となっているようだ。だが、こんな時代だからこそ自治会の長が学ばなければならないことは多い。