冬ソナを聞きながら

　台風５号が何日も日本近海をさ迷っています。すごい蛇行した進路です。九州はまた豪雨に見舞われないといいなぁ　と心配しています。今日は風の向きが違うのか、涼しい風が部屋を流れていきます。外出が多く進まなかった編集の仕事を、掛け声をかけて始めました。

　ＣＤディスクを見てみると「冬のソナタ」が入っていました。「夏に冬ソナか？」と思いながらかけています。昨日は、高校時代の友達と久しぶりに飲み会？一人はフランスへ、一人はフランス+イギリスの旅の報告会でした。一人は高校時代に「男と女」の映画に魅せられて、それから何回も（何十回？）と映画を見て、やっとその舞台のフランスのドヴィールを訪れたといいます。１９６６年公開の映画ですから、心に温めていた旅だったようです。私が映画を見たのは、やはり同じころだったのでしょうか。ラストシーンは今も忘れられません。あのころは、自分のスクリーンになにもしみがないので、純粋に恋愛というものを、映画の中に見つけたのかもしれません。余分なしみがついてくると、画面がゆがんだり、見えなかったりするようです。

　もう１度、いま１０代に見た映画を見て、その舞台を訪ねることができたら・・・。大人の愛のせつなさやいとおしさ、貫いていくあいのうつくしさを感じることができるのでしょうか。今夜はジェットストリームでも聞いて、はるか雲海のかなたへ行きましょうか

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