冷たい雨で始まった1日でした。雨が止むと、冷たい北風が吹きます。昨日の天気が嘘のようです。それでも、降りてきた天使に守られているような気持ちで、過ごせそうです。
サグラダファミリア展を見た後に、お友達が琵琶湖畔のフレンチレストランに行こうということでしたが、「永遠閉店」の張り紙。では、ホテルの12階で和食をと。そのホテルもオーナチェンジしたようでした。12階のレストランは洋食で、ランチタイムなら和定食があったそうです。12階から見える琵琶湖の美しさに、ここでOKになり、サンドイッチを食べることになりました。いい、これにしようと彼女の勇断でした。笑。「お一つをお二人でいいですか?」と質問に「いえ、二つおねがいします」が失敗だとわかったのは20分後。6枚切りの食パンが3枚分のサンドイッチです!
パンはレストランで焼いたものでおいしいし、ともかく食材は全部完璧なまでにおいしいのです。ああ、お金のある人はこういうものを食べているのか!生活が違うとこういうことなのね。コーヒーも口に苦みも、酸味も残りません。フォークとナイフなど持ってきていただいても、3枚1組のサンドイッチを頬張るしか食べ方がないのです。待ってね、嫌いなトマトがあるので抜き出さないと。薄切りのトマトを引き出して恐る恐る口にしました。えっ!おいしい!フルーツみたいです。ああ、トマトを食べられた・・・。
子どものころからどんなに努力しても食べられないトマトでした。3000円のサンドイッチのトマトはおいしいのだ!世の中こんなものなのですね。高級な料理でもなくごく普通のサンドイッチだから感じるわが貧困でした。
でも、うちの300円のサンドイッチも捨てたものではないかも。そう思うことにしました。できる範囲でおいしい素材を見つけて、「あい」という調味料を加えているから。召し上がりにいらっしゃいませんか。コーヒーも捨てたものではありません。心を込めてお入れいたします。