傘が離せない時雨の一日でした。午後からは霙です。おそらく北部では雪になったのではないでしょうか。今年も残すところあと2日。なんとかおせち料理が3時ごろに出来上がり、少しお掃除に時間がまわせました。忙しく働いてきた独り身の女性は(もういい年になり)、今までのように焦ることもなく、とろとろ暮らしていますという表現になりました。一人で生活するのは大変ですが、孫もりもなく、配偶者のためにお正月の準備もいりません。ただ、自分の時間を自由に使えることが、一番の喜びなのかもしれません。頑張って働いてきたご褒美のように。
おじいさまたちは、一人暮らしで子どもたちも訪れることもないと、それはとても寂しいことのようです。今日お会いしたお友達は介護施設で働いていますが、デーサービスにきても、一人暮らしの男性はなにかあると涙をこぼしてしまうとか。おばあさまたちは、「ほら、また泣き出して・・・」と冷たく見ているそうです。なんともなんとも・・・。
昔のお正月を思い出しています。保存用のプラ容器もない時代、たくさんのおせち料理はおどんぶりなどに入っていました。祖母は25日になると、いそいそと煮物の準備を始めます。煮豆やお野菜の煮物などからでした。それを覚えているのか?今もお豆から煮だすのでした。本当に手間のかかることだと思いました。ですから、ストーブや火鉢の火を使っていましたね。
作る楽しみがあり、食べてくれる人がいること、なんともありがたいことです。でも、今年は物価高!貧乏所帯では何を作ろかかなり頭を使いました。いつまでできるかなぁ、なんて思います。
それでもとろとろとしたこの日常は、苦労して働いてきたから頂けたものと思うのです。
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