夕方になると北風が強くなり寒くなりました。土曜日は朝寝ができるのでうれしいのですが、けっこう1日こなさなくてはならないことに追われています。昔は、もっと仕事をこなしていたと思うと、いかに身体に負担をかけていたかと思います。それで丈夫な体になったのかとも思いますが。
今日はこれから陶芸の関係でお友達になった人から電話が入ります。家族関係に恵まれず(両親の離婚、兄弟の不仲など)、トラックのドライバーから介護の資格を取り、介護関係の仕事をされていました。その仕事場で左腕の骨折。新しい仕事場に移り悩みながらも仕事をされていました。そして、お母さま(別居)が入退院の末、この3月にご逝去されました。兄弟は海外等でお金だけを出して知らんふりだそうです。実家の売却をはじめ、彼女一人で頑張りました。その実家からお母さんの手記のようなものが出てきて、それにはひどいことが書かれていたと、怒りが憎しみになりました。それが終わったころに、また転んで腰を痛めました。仕事もできなくなりました。保証人もいないので大変だったそうです。
その感情の動きは長いメールで、私に届いていました。怒りのひどいメールには、お返事を書かずにいました。私のほうも叔母の逝去で気分がふさいでいたころでもありました。おだやかでない彼女には申し訳ないのですが、マイナスの感情を背負うので距離を置いていました。
憎しみや怒りの感情は、結局自分に戻ってくるのでは?と思うのです。自分に何もしてくれないし、ひどい言葉をかけられた母親でも、親は親で、最期くらいは普通に送ってあげればいいのに、と感じていました。来るメールメール、母親への非難と恨みの内容でした。彼女の生育環境で身に着けたであろう言動は仕方の事なのかもしれませんが、その強さではだれも近づけなくなるのではないかと思います。たとえ兄弟でも。
マイナスはマイナスを呼ぶ、これが私が学んだ最近の大事なことです。人に感謝できて、おだやかな毎日を過ごすとだんだん周りにそういう人が集まってきます。そうして、あいがさらに深く、広く、人を包むことができるものになるように思うのです。感謝です。