月曜日の雨。子供たちは荷物も多く、大変そうです。たまっていた仕事が一段落して、ほっとしています。放送大学院の提出課題もネットで提出するとその場で回答と解説がもらえます。10年前に比べるとほんとうに便利になりましたが、パソコンができないとたいへんです。
何とも言えないまったりとした安心感のなかで過ごしています。10年か?「逢わずに2年待てますか?」というブログはよく読まれているようです。昨夜は、少女のような思いで、うつくしい逢う瀬をTVで観ました。大河ドラマの廃墟のあいびきの舞台装置はそれこそ贅沢に作られたそうです。NHKの技術の集大成というのでしょうか。それが月夜だからなおさらロマンチックなのでしょうね。
身分の高い道長が、身分の低いまひろ(紫式部)と駆け落ちしようという放送回がありました。正直に自分の想いをまひろは伝えられず、道長は怒ってしまいました。そして、時が流れ、まひろが北陸へ下る前の逢う瀬です。
「もし駆け落ちしても、お前を守れなかっただろう」という道長に対して、「かの地であなたと滅びるのもよかったのやしれません」とまひろ。そして、「あなたをあきらめたことを後悔しながら生きてきました」とまひろ。「いつもいつもそなたのことを」と道長。
10年という歳月が過ぎても、お互いがいつも愛の対象であった二人。「大人の愛の夢物語」と私は友達に言いましたが、お互いを想い合い過ごした歳月だからできたことなのでしょうね。「なぜ?」という疑問詞。その答えに「愛があるから」と想えれば、10年もつらくない日々のような気がします。その人を見れば、その人の文を読めば、真実か否かがわかるまで研ぎ澄まされた純粋な愛情。
月夜にうつくしい庭のある場所で、お逢いしたいものですね。