朝のニュースで東京の街に雪が降っていました。春の雪は、積もらないけれども、その分なにかむなしさを感じさせます。長浜も寒い朝です。頼まれていた確定申告を2件仕上げて、ほっと!して、買い物に出かけました。道の駅でフキノトウを売っていました。100円!これで今夜は春の味が楽しめます。この地に来てから、若鮎の天ぷらが食べたくて、あまりしなかった天ぷらを揚げるようになりました。フキノトウのてんぷらもそうです。ほろ苦さがまるで若さの失敗のように感じられるのは、私だけでしょうね。笑。
花も水仙、ゆきやなぎ、ストックと春の花が230円。八重の水仙がいい香りです。花を包んであった新聞に
「頬につたふなみだのこはず一握の砂を示しし人を忘れず」石川啄木 の歌があり、能登半島地震で家族を奪われた人たちの悲しみを思う話がありました。筆者も、姉を伊勢湾台風で亡くしています。そして、悲しみは今も消えないと言います。悲しみは、死んだ人々が、生きる人に、何かを託し、願い、どう生きるのかと、呼び掛けている伝言ではないだろうか、と続けます。悲しみの中でこそ、自らの生と死を示して逝った姉と出会うことができるのだ・・・。
深いお話だなぁと思いました。この悲しみから(どのような死であっても)逃げてはいかないのだなと思いました。
いただいた香呂で久しぶりに香をたいてみました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます