今日は寒いが晴れている。洗濯を済ませて、一段落してから三駅先の図書館に出かけた。
あと1冊読んでいないが、何冊か手元に本を置いておきたかった。長浜には最近できたきれいなコミュニティセンターの中に図書館があるが、木立に囲まれた重みのある高月の図書館が好きだ。ここへ出かけると「蔦のからまるチャペルで祈りを捧げた日・・・」の歌詞を思い出さす。古い歌だが、ペギー葉山さんが歌った「学生時代」だ。そのなかに、「秋の日の図書館の ノートとインクの匂い」ある。このイメージで出かけている気がする。
年のせいかつらい別れの話などは読みたくない。小説はどちらかというと平和な家庭では物語ができない。だから、小説というよりはエッセーにしている。帰宅して、のんびりと炬燵に入る。今日はなにか動きたくない。
こちらへ来て初めてだろうか、ペアのコーヒーカップを出してコーヒーを飲んだ。私にしてはぜいたくな器になる。あまり普段使いはしなかったが、今日は何かペアにならないコーヒーカップよりもこれで飲みたかった。淵のかけた食器は好かないのでどうしても一人ぼっちのカップが多い。大事に取り扱って今日からはこれを使おう。
冊子に掲載する交換エッセイの原稿が届いた。二人で同じようなテーマで書いていく。思い出すのは図書館の思い出。私の記憶は二十歳くらいで途切れて今になっている。高月の図書館にいると大事な人もカバンを抱えてやってきそうだ。もし私が歩けなくなっても、車いすを押してここへ連れてきてくれそうだ。
「ずっとここにいさせてね」そう素直に言えそうだ。
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