秋晴れの日。毎晩ブログを書こうとパソコンを開くのだが、書かずに終わることが続く。体力がなくなった。そんな折に交通事故の賠償関係で動きが出て、さらに心労している。Eテレで何日か前に、書家の篠田桃江さんを見た。103歳の凛とした姿、きりりとした口調。ぐずぐずですみません と謝りたくなる。この世の人ではないようだ。彼女は自分は非日常を生きている、だから自分の書は非日常なのだ と言う。非日常を生きているから、結婚などという現実は生きられないという。いいなぁ と思う。非日常のような愛を生きても、現実は日常を生きなくてはならない。生活に追われる。買った筆はないという。作らせたと言う筆はなんとも穂先の長い筆だ。その筆が自分の腕の一部だと。彼女の着物も彼女の一部のように美しい。103歳でも妖艶な魅力もある。そして彼女は言う「一人で生まれて、一人で死んでいく。孤独に決まっているじゃないですか。寂しいなんておかしいのですよ。」と。「はい」というよりほかにない。
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