二人の食卓（１２）ペアでなくても

松が取れたと思うと、寒中ではなくあたたかくなりました。お正月の食料が底をつき冷蔵庫は風通りがいいこと！さすがに買い物にでないとお米すらなくなりそうです。今日はお掃除をして（暮れの大掃除）、頂いた新年のお香を焚いて、さらに楽しみにしていた頂いたうなぎを食べようと、張り切りました。我が家でないようなほどきれいになりました！

でも、お香の香りとウナギの匂いが喧嘩してはいけないと、まずはお香を焚きました。上品な香りです。二人の食卓は、あるものを上手に使ってになりました。今までは、ランチマットも食器もペアのものが多かったのですが、ランチマットが片方だけ汚れてしまいそれから違うものを使うようになりました。それではと、ご飯茶碗などもそれぞれ違うものを使いだしました。いいじゃない！という感じです。二つのテーブルセッティングができるので楽しいです。夫婦茶碗の必要なしです。

もと夫はペアを嫌がらず、よくこれと同じジャンバーを買っておいでよとか、この靴もお揃いにしようよとか、アウトドアの服装はペアのものを好んで着ていました。私は自分のものを買えなかっただけなのですが。でも食器は私が選ぶペアのものが多かったです。でも、それが何だったのかなとも思います。

それぞれの個性に会うと思うものをそろえるのも楽しいですね。二人の趣味が全く違うというご夫婦も結婚50年にもなると、二人で旅行を楽しんでいます。食べ物は奥様がご主人に合わせているようですが、日によって、中華と和食のように別々に食べにもいくようです。

おなじなことなんて少ないのだと思います。「トマトが嫌い」くらいは同じですが、違うことは違うままでいいのではと思えるのは年のせいでしょうか。