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秋は夕暮れ

2017-10-08 21:51:20 | 日記
 久しぶりにミサに行けた。ほっとする。道すがら金木犀の香りがした。まだ、香りがそんなにきつくないが、秋が来たなぁ と思う。それでもセーターを着ていたのに、今日は半そで。これでは体調がおかしくなる。

 お友達とランチをして家に帰って何気なくつけたTVで、再放送の「ありのままの最期、医師の最期に完全密着 愛と涙と葛藤の450日」 をやっていた。迷いながら最後まで見てしまった。日曜日の夕方に見る番組ではなかった。重いものが心を占めていった。

 医師であり僧侶で1000人以上の死を看取ったという末期のすい臓がんの患者のドキメンタリーだった。妻も医師で最期まで看取っていたが、焼き場へは到底いけないと泣き崩れた。あまりにも濃い話で、消化などできず、口に入れただけくらいだった。暗くなった部屋で呆然としていた。看取った医師である妻の姿が痛すぎた。

 美しい最期なんてありえない というコメントだった。私はふと前から考えたいたことを思い出した。「死別」もつらいが「生別」の同じようにつらいと。むしろ、純粋に泣けない「生別」はつらい。少なくとも私は泣けなかった。何処までも気丈夫に夫を見守った。

 日曜日の夕食。2年も続いている二人の食卓。今日一日に感謝して頂いた。ぼーっとしていたので、冷凍したカレーとサラダだった。姿なき相棒に「ごめんなさい」と言った。姿なき相棒でも二人の食卓はあたたかい。 



 
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