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深いかなしみをかかえて 14年の歳月

2025-03-11 20:45:21 | 日記

身が覚めると雨音がしていました。ああ、今日は雨かぁ・・・。TVでは東日本大震災14年目という特集が多く放送されていました。特に岩手県の大船渡市の状況にはことばがありません。

14年前。ぶろぐにも書きましたが、私は神奈川県に住んでいて東京の渋谷で震災に会いました。渋谷の駅に近いところでお友達とお茶を飲んでいました。まだ、はっきりとその時のことを覚えています。特に大きな被害に遭うはありませんでしたが、しばらく喫茶店で様子を見ていました。帰宅難民になりお友達の家へ歩いて帰ることになりました。

2011年の5月にお友達のいる福島へボランティアに行きました。まだ避難所で暮らしている人がたくさんいました。

当時より避難所も間仕切りやベッドなども改善されているようですが、そこで生活する人たちの気持ちは同じだと思います。今日1日TVから流れてくる映像に胸が痛くなりました。14年過ぎてもかなしみやつらさはかわらない。ただ、何かの思いを頼りに生きてきた、という感じです。生き延びたものの務めのように。福島の原発事故の立ち入り禁止区域に戻られた女性は、夫と義理の母親の墓を守るために戻ったと言います。毎日、そこへお参りに行き、話しかけてくるそうです。

どこにもたくさんの想いがあります。親友の息子さんは阪神淡路大震災のために人生が変わり、東北ではたくさんのサッカー友が被害に遭いました。そして、熊本、能登半島と・・・。

私にできることは祈ることだけですが、いや、祈ることができるのです!

 

益城町のつぶれた神社。一緒にいった友がこの1月に亡くなりました。


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