cheerful about most all things

　昨日は初夏を思わせる日でした。桜も散ってしまい葉桜になります。木々が芽吹き始めました。美しい緑の季節になります。

　４月初めからのシニアサッカーの取材も一段落つきました。ＵＳＡとデンマークから来日したチームについて日本のプレイヤーたちは、どんなことがあっても愚痴を言わなかった　と感心していました。メンバーの急な病気、怪我があり、天候も悪い日のほうが多かったかもしれませんが、彼らは驚くほどＨａｐｐｙ　and
go lucky でした。食べ物に関してもそうでした。『日本の食べ物はなんでもおいしい』と喜んで食べていました。国民性なのでしょうか。

　雨の日のゲームの後の写真撮影で”Ole ole ole ole we are the champion ・・”を彼らが歌いだします。全員にこぼれる笑い声。そう、どんなときも楽しまなくては。そう思いました。人生は楽しむものだと。

　

春霞

　窓を開けると春の風が部屋に流れ込んできました。ああ、春だ！風が甘く香ります。散り始めたとはいえ、まだ桜は満開という感じです。春爛漫です。「みわたすかぎり　かすみかくもか・・」の歌のように、本当にかすみか雲かでうつくしい。心が柔らかくなりそうです。

　これといった仕事をしているわけではないのですが、次から次へしなくてはならないことがあります。体力不足で思うように動けない日も多いです。毎日、毎日予定を立ててなんとか終わらせようと頭をフル回転させています。そんなときに思います。頭を空にしたいと。ぼーっとしていたいと。のどかな春の日差しの中で何も考えず、猫のようにごろごろしていたいと。以前に比べたらのんびり出来て、家の中のこともできているのに・・・・。何か心が安らがないのです。3日間くらい『黙想会』でも行きたいのですが、その時間も取れそうで取れません。一日10分くらいでも腹式呼吸でその呼吸のことだけを考えて頭を空にするといいと聞きました。頭をフル回転させると認知症になる可能性も高いと言います。

　一日ぼんやりと海でも眺めていたい。その1日が取れないのは、貧乏性のせいなのでしょうか。一人生きていかなくてはならないからでしょうか。

　

雨のち晴れ

　桜の季節によく雨が降りました。そして寒かったです。この時期に、海外からのシニアのサッカーチームが来日し、桜と共に交流試合をするのですが、今年は雨に祟られました。

　そんな取材の疲れが抜けないままに、母の物忘れ外来の通院日でした。久しぶりの晴れで暖かく、満開の桜を見ることができました。最近は、身の回りのことが(生活習慣）出来るように戻ってきているとケアマネさんからお聞きしていました。たしかに、家の中がきれいに整理整頓されていました。通院のことは3日前くらいに電話で話すのですが、このことはしっかり覚えているようです。おめかしをして待っていてくれました。(冬物の衣装でしたが）眉もしっかり描いて、ファンデーションもつけたらしく、机の上のものにもファンデーションが付いていました。そして、物忘れ外来の患者さんの手作りの作品を写真にとって来年のカレンダーにするという主治医のお話も覚えていて、デーサービスで通所する「馬渡りさん家」から自分の作品を借りてきていました。

　「恋せよ　乙女」ではないのですが、童女のような母は主治医の先生が大好きで、いつも診察時はしあわせそうです。そして、帰りには「いい先生だねぇ、ニコニコニコニコしていて笑顔がいいねー」と。

　診療所の近くの江戸川の土手にはからし菜の花が一面に広がり、黄色の帯でした。昨年は土手まで歩くのが出来なかったのですが、今年はらくらく歩き、写真撮影。「今日の帽子とコートはこの前と同じだよ。着るものがないみたいでいやだわ」・・・・・でした！あっぱれ！愛の力はすごいです。

　

　

夢の続き

　桜を愛でに近くの公園に出かけましたが、色白の桜が５分くらい咲いていました。朝の時間帯でしたので、人も少なくなんとなくさびしい感じでした。それで桜は桜、春は春ですね。

　１週間前くらいでしたでしょうか、それはそれは美しい花が咲いている夢を見たのは。夢を見ながら、この美しさはなに！と感嘆しているのです。秘密の花園に迷い込んだようでした。気になったので夢判断を見てみると『あなたが人間関係や恋愛関係に恵まれていて、
幸福感や達成感が得られたり、意外な相手との嬉しい恋が成就したりすることを暗示しています。』でした。ああ、いい夢を見たのだな　と思いました。

　以前、同じ夢を何度も見ることがありました。そのストーリーがわかっているのです。それもいい夢でした。花園のような夢はこれっきりなのでしょうね。でも、「夢の続き」があるかもしれませんね。春でございます！

　

自灯明

　桜が満開らしい。急に華やかなった感じだが、どうも見に行く気力がない。天邪鬼は他の花が見たいと思う。酔うような華やかさに耐えられない気がする。体調がいまひとつ戻らないからだろうか。

　なんとなくかかっていたＴＶの大河ドラマ「おんな城主直虎」　で｢自灯明」という言葉が出ていた。いい味を出している小林薫（南渓和尚）が言っていた。釈迦の最期の言葉と言われ「私や他者に頼ってはならない。自己とダルマ（理法）を拠りどころとせよ」という意味だそうだ。しかし、自己の判断というものには、それなりの知識･知恵が必要でさらに覚悟も必要だ。悩むのも己、決めるのも己、後悔するのも己・・・。今、無知だったゆえの大きな失敗に落ち込んでいる。

　そんなときに、羽生結弦君の天使のようなスケートを見た。羽生結弦が羽入結弦でない氷の精が舞いをしている　という感じだった。22歳の青年のあの精神力はどこから来るのだろうか。あの美しさは極限からくるものなのだろうか。

　難しいことはさておいて、凡人は春の風で心を溶かしてこよう！