のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

ヒップアップの秘訣

2007年02月22日 23時06分01秒 | 日常生活
女性なら、誰もが経験したことがあると思われる
ストッキングの伝線。
ほんの一筋、縦に線が入っただけで
破けていないにも関わらず、
捨てることを考えなければいけない、
そんな理不尽、かつお金のかかる履き物がストッキングです。
女性は細かいところに色々とお金がかかるんです。

しかし、のりぞうは本日、久々に
まったくためらうことなく
そして勿体無い、と思うこともなく
むしろ清清しい気持ちを味わいながら
ストッキングを捨てることができました。

「たったこれだけのために・・・」
なんてためらう必要もないくらい、
盛大にストッキングに穴が開いてくれたのです。




・・・・どこに穴が開いたかは
本日のタイトルからお察しください。
乙女の口からはとても言えません。

どれぐらい大きな穴だったかも
本日のタイトルからお察しください。
イメージ図が書けそうなぐらいの大きさです。

とりあえず、本日ののりぞうの目標は
家に帰り着くまで、絶対に交通事故にあわないこと。
前のめりにこけないこと。風でスカートをめくられないこと。
この三点が重点目標でした。

・・・仕事以外にがんばることが多すぎます。

山之口獏詩文集

2007年02月22日 22時54分55秒 | 読書歴
■内容
 「お国は?と女が言った/さて僕の国はどこなんだか、」
 沖縄の清高な魂と風土をたっぷりと身につけて生まれ育ち、
 二十歳の頃失恋の痛みを抱え、上京。自虐的なまでの
 深い自己凝視を独特のユーモアに解き放った詩人
 山之口貘(1903~1963)。その心優しい詩78篇と、自伝的小説2篇、
 詩論随筆12篇を以てこの希有の現代詩人の宇宙を集成。

■感想 ☆☆☆☆☆
 大好きな大好きな大好きな詩人のひとり、山之口獏さんの詩を
 久々に読みたくなって手に取った。
 彼のことを知ったのは、フォーク歌手、高田渡さんの
 ドキュメンタリー番組を見ていたときだった。
 高田渡さんが愛し、その詩に曲をつけて歌ったという説明の後に
 歌が流れ、詩人の簡単な説明が行われた。
 簡単な説明でも十分にインパクトの大きい詩人、
 それが山之口獏さんだった。数十年も続けた放浪生活と
 貧乏生活の中で書き綴った詩の数々は獏さん独特の
 ひょうひょうとした文体だ。一見、軽やかに見えて
 ずしんと重いテーマの詩もたくさん書いている。
 真摯に詩と向き合い、日々を生きた詩人、それが私にとっての
 獏さんだ。私の中で「典型的な詩人=獏さん」なのだ。

 そんな獏さんの詩はでかい。そしてずしりと重い。
 久々に読んで、変わらぬそのでかさと重さと軽やかさに
 自分の身を投げ出すことができた。
 獏さんは日本という国どころか、地球さえも軽々と超えて
 宇宙に自分を投げ出して生きている。
 私には絶対に真似できない彼の天才的な生き方と
 彼の言葉の選び方に久しぶりにどっぷりとはまって楽しんだ。
 
 今回読み直して、もっとも心に残った獏さんの詩から
 お気に入りの一部分を抜粋する。
 
 世間はひとつの地球で間に合っても
 ひとつばかりの地球では
 僕の世界が広すぎる。

 彼の世界の大きさに、読み返すたびに鳥肌が立つ。