のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

気分が良いっ!

2007年02月23日 23時31分27秒 | 日常生活
本日は高校時代の恩師と久々のデートの約束でした。
恩師は明日、結婚式の司式をお願いされており
その結婚を明日に控えたカポー(こちらも母校の先生)と
昨年からのりぞうの母校に勤め始めた新米先生を交えて
総勢5名でのお食事会です。

結婚を明日に控えたおふたりと
実は先月結婚したばかりだと言う新米先生の幸せエネルギーに
あてられっぱなしの幸せな3時間でした。

のりぞうは男子校だった母校で
初めての女子学生として入学したこともあって
先生方には信じられないぐらいかわいがってもらいました。
そして、今も変わらずかわいがってもらっています。
明日、結婚を控えている先生も、一時間たりとも
授業を受け持ってもらったことがないにも関わらず、
のりぞうの顔を覚えてくださっていて
のりぞうが学校に顔を出すたびに話しかけてくださってました。

本日、初めてお会いした新米先生も
なぜかのりぞうのことを知っていて
「いや、お噂は聞いたことがあったんですよ。
 だから初めて会った気がしません。」
と挨拶してくださいました。

すごいや。どんだけゆーめーじん?!
とびっくりしていると、横から恩師が口を挟みました。

「あんたは有名やったけんね。
 色々やらかしたやろうが。」

・・・やらかしたって。。。
そんな人を問題児みたいな言い方しないでいただきたい。
と、憮然としていると
結婚を明日に控えている先生も
にこにこしながらおっしゃいました。

「うんうん。有名やった。
 私は受け持ったことがないけん、
 優秀やったかどうかはわからんけどね。」

・・・・そのとーり。
「優秀」と「有名」はノットイコールです。
あやうくニアリーイコールとして受け入れるところでした。
確実に優秀で有名だったわけではありません。
常にクラスの底辺をうろうろしていたのりぞうの友人は
みな優秀な方々で、先生の覚えもめでたい完璧な優等生でした。

そうなんです。のりぞうが有名だったわけではなく
のりぞうの周囲が優秀で有名だったんです。

でも。
もはやそんな細かいことは気にしないのです。
久々の恩師との再会で楽しい楽しいお食事会でした。
皆様の幸せオーラに包まれて気分よく酔っ払えました。
久しぶりにおいしいワインをかぱかぱ飲みました。
うん。とにかく気分がいい!





明日は素敵な結婚式になりますように。
花嫁と花婿が二日酔いで苦しみませんように。
司式を勤める恩師が飲みすぎて寝坊しませんように。
久々に休日出勤をするのりぞうが居眠りしませんように。

第三の時効/横山秀夫

2007年02月23日 23時16分19秒 | 読書歴
■ストーリ
 F県警捜査第一課が遭遇する難事件の数数。
 あやふやなアリバイこそが実は鉄壁のアリバイになりうるという
 容疑者の仕掛けた狡猾な罠に挑む「沈黙のアリバイ」等、
 警察小説の白眉の連作短編集。

■感想 ☆☆☆☆
 読んでいる間から、この世界の厳しさに息を呑み続けた。
 刑事ドラマでは刑事はかっこよく颯爽と事件を解決していく。
 しかし、この小説の中で、刑事はちっとも颯爽としていない。
 やくざ以上に強面で強情で猛々しく
 したたかに周囲の動きを見て
 事件の収束と自分の利益のために、強欲に行動する。
 横山さんは刑事の世界に一片たりとも虚飾や美化を許さない。
 ここにあるのは、ぎらぎらした男の世界だ。
 一癖も二癖もある刑事たちがしのぎをけずって
 事件解明を目指す。そのためには自分の生活も犠牲にする。

 刑事ドラマで刑事という職業に憧れを抱いた人に
 ぜひ読んでもらいたい。いや、むしろ刑事として働いている
 人たちに読んでもらい、率直な感想を聞かせてもらいたい。
 
 連作短編集であり、同じ登場人物があちこちに出ているが
 各編の主人公は変わっていく。
 それぞれの主人公が意識しあい、ライバル視する中で
 新たに各キャラクターの人物像が私たちに与えられる。
 決してかっこよくなく、組織に縛られ、もがいている
 泥くさい男の世界に目が離せない。
 シリーズ化されているそうなので、今後も読み進めたい。