のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

美味しさの理由

2012年03月19日 09時13分22秒 | 日常生活
学生たちが卒業シーズンを迎えたため、礼拝後に
「卒業おめでとう!1年間お疲れ様でした!」の気持ちを込めて
学生たちと餃子パーティをしました。

おなかがすいている状態で始めるため、
少しでも早く食べられるように市販のぎょうざの皮も用意しましたが、
基本は皮から手作り。
通常通りの餃子の中身に加え、トッピングとして
お餅、チーズ、キムチ、納豆、トマト、コーン、餡子、チョコレート
も準備。どれにどれを合わせるかは、各自の判断に任せます。

というような企画から下準備まで教会友達がすべて行ってくれていて
私はいつも通り、何のお手伝いもしないままに
「おなかがすいたよ!」「美味しい餃子が食べたいよ!」
という気持ちだけを準備して、餃子パーティに臨みました。
(教会友達からは、達観したように
 「うん。もうのりちゃんは休まずに教会に来てくれたら
  それだけでいいけん。」と言われました。ごめんよ・・・。)

準備されたお肉1キロ分餃子のタネと色とりどりのトッピングに興奮しつつ
オーソドックスな餃子と興味の赴くままにトッピングを合わせて
焼きあがる餃子を次から次にたらふくたいらげました。

んまかったー!!

熱々の餃子というだけでも美味しいのに
手作りの皮は驚くほどにもっちもっちで触感も味も格別。
いくら食べてもまったく飽きませんでした。
おなか一杯になっているというのに、ついつい食べてしまう。
なぜかおなかに入っちゃう。それぐらい美味しい餃子でした。

「え?!納豆?使うの??」とか
「餡子とかチョコレートはないやろー!?」などと
眉をひそめながら迎えられたトッピングの数々も、
多くの餃子を包むうちに少しずつテンションアップし、チャレンジ精神開花。
「ま、いっかー!どんどん包んじゃえー!!」
「餡子とチョコレートとか意外とあうんじゃないの?」
「餡子と納豆は??」
「トマトとチーズは絶対に合うよね!」
と、滅多に食べられないような変わり餃子も楽しみました。

これがまた!
合わないものなんてないんじゃないの??
というぐらい、どれもこれも美味しくて。
「これはさすがにないでしょ・・・。」と思っていた餡子と納豆さえも
塩豆大福やポテトチップスチョコレートを彷彿とさせる美味しさでした。

教会友達いわく
「要するに、できたてで熱々だったら、なんでも美味しいんやねぇ・・・」
なんだとか。

・・・そうなの?
それはちょっと同意するには抵抗があるような。
でも、わいわい大勢でひとつの食卓を囲んでいると
そして、その食卓に乗っかっているものが
ほかほか湯気の立っているあったかいものばかりだと
ちょっとぐらい美味しくなくったって、「合わない」トッピングだって
「おもしろい!楽しい!」が勝っちゃうな、とは思いました。
美味しさは確実に倍増しちゃうな、とも思いました。

はぁ、美味しかった。
美味しい上に楽しかったおかげで、ぱくぱく食べ過ぎて、
夕食時分にはまったくお腹が空かず、
通常時の半分ぽっちりしか食べられませんでした。

・・・まったくお腹が空いてなくても
目の前に食べ物が並ぶとついつい食べてしまうのが
私の意志の弱さを物語っているわけです。大変よろしくない慣習です。

本望

2012年03月19日 01時55分47秒 | 日常生活
ようやくゆっくりと礼拝に参加できました。
本日はのんびり時間を気にせず、教会に長居。
11年間働いて初めて体験したこの3ヶ月のバタバタ忙しい日々のこと、
そんなバタバタした日々ともようやくお別れでき、
会社でののんびりした日々が再開されたことを
教会員の皆様方に感謝しつつお話したところ、
多くの方々に思う存分、笑っていただけました。
うん。ものすごく本望。

しかし、数名の方々からは
「私ね、同じ会社で11年も働いたことなんてないよ?
 でも、いっつも1年もしないうちに忙しくて忙しくて
 へとへとになって倒れるぐらい仕事がまわってくるようになるよ?
 会社ってそういうところだと思ってた。
 なんで、11年も会社にいて、今まではのんびりできてたの?」
と大いに(本気で)不思議がられました。

もうね。
そんなの答えは簡単なのです。
なぜなら、仕事はできる人のところに集まるものですから。
できない子のところに、仕事はまわりません。
忙しいってことは、周囲の皆様から信頼されてるってことですよ!

と自信を持って、即効でお答えしたところ、返す刀で
「じゃあ、なんでのりぞうちゃんは
 そんなにのんびりと仕事しない状態で11年も雇ってもらえたの?」
という質問が戻ってきて。

なんででしょうねぇ?
と、思わず質問に質問を返してしまいました。
笑ってごまかしてしまいました。
いやはや、ぐうの音も出ないとはこのことです。

でも、強いて挙げるなら、「運」かな、と思うのです。
なぜか私の上司は歴代、男気溢れる方々ばかりで
「俺に任せろ!」「責任は俺が取るけん!」
「その仕事はここまでしかせんでいいよ。後は俺がするけん!」
というような流れの中で仕事をさせてもらえることが多かったような。
なんとも、いろんなところで運に恵まれてる人生だな、と思ってます。

2012年2月の読書

2012年03月19日 01時55分33秒 | 読書歴
依然として、本から遠ざかっていた2月。
2月は(2月も)通勤時間はひったすら寝てたな。

9.オーダーメイド殺人クラブ/辻村深月

■感想 ☆☆☆☆
大好きな辻村さんの未読本を図書館で見つけ、喜び勇んで借りました。でも、おそらく辻村さんの作品ではなくても、表紙のイラストに目を奪われて借りてしまったと思う。それぐらい表紙に心奪われました。色使いから構成から何から何まで好きです。
しかしながら、内容のほうは手放しに「好き」とは言えない作品でした。でも、嫌いじゃない。ラストのラストまで、主要登場人物2名にずっと心をかき乱されっぱなしの作品でした。嫌いではない。でも、不愉快。彼らの思春期特有の自意識過剰さとか、無神経さとか、不安定さ、イタさがどれもこれもあまりにも身近すぎて、見に覚えがありすぎて、同属嫌悪を刺激されました。ただ、私は彼らと生きる時代が異なるので、ここ¥;;;まで周囲に敏感ではなかったな、と思いました。がんばれば、いろんな情報を取得できる現代だからこそ、子どもたちは、周囲の人の心の動きにもここまで敏感に反応するのかもしれない。そう思うと、私は今、この時代に思春期を生きなくてよかったな、と心から思いました。
ラストのラストまでずっと、不愉快すれすれの「放っておけない」感じで見守り続けたからこそ、彼らふたりがたどりついた「その後」に心からの喝采を送りました。

10.スノウフレイク/大崎梢

■感想 ☆☆☆☆
こちらも作者さんの名前と、表紙へのひとめぼれで図書館から借りてきた作品。
随分と甘めテイストでしたが、読み終えてほっこり幸せな気持ちになれました。
ミステリーと恋愛ものがちょど五分五分。かな。私はおそらく「もてるくせに、報われない恋を大切にし続ける」殿方に非常に弱くて、そういう意味でもどストライクでした。

11.黒の伯爵と魔法の乙女

■感想 ☆☆☆
ようやっと!ようやっと三部作すべてを読み終えました。三部作を読む順番がばらばらで1作目⇒3作目⇒2作目となってしまったので、既に黒幕が誰なのか、わかった上で読むことになりましたが、おかげで張り巡らされていた伏線に気付けて「なるほどー!こんなところでも!!」と楽しむことができました。三人全員が過去のトラウマやコンプレックスから解放されて、幸せを掴むことができてよかった。

12.昔、卓袱台があった頃/久世光彦

■感想 ☆☆
大好きな久世さんの随筆。のはずでしたが、どうにも最後まで読み通すのに時間がかかってしまいました。どうやら私は、久世さんが久世さん自身のことを振り返って綴る文章はあまり好きではないみたいだということにようやく気付けました。久世さんが久世さんの敬愛する人、尊敬する人のことについて紡ぎだす文章が好きです。

13.今は昔のこんなこと/佐藤愛子

■感想 ☆☆☆
でもって、大好きな愛子センセの随筆集。こちらは、やっぱり大好きでした。いつ読んでも愛子センセの文章や生き様は白黒はっきりきっぱりしていて面白く、読んでいるだけで力がみなぎってきます。

14.飛ぶ教室/ケストナー

■感想 ☆☆☆
大好きなケストナーでしたが、演劇集団キャラメルボックスがこの作品を舞台化した際に「そういえば、この作品は未読だった!」ということに気付いたため、図書館で探し出して手に取りました。改めてキャラメルボックスの舞台脚本が優れていたか、上手に内容を抜粋し、まとめていたかがよく分かりました。クリスマスにぴったりの温かい作品でした。きっと、また読み返します。キャラメルボックスの舞台のほうももう1回見たいなー。