のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

100キロウォークをじっくり振り返る その2

2014年10月13日 23時57分09秒 | 100キロウォーク
嵐の影響で開催すら危ぶまれていた100キロウォークの大会が無事に開催されました。
人生で初めて100キロもの距離を歩きました。歩けました。
と、いうわけでじっくりじっくりじっくりしつこく振り返ります。
思い出は何度も何度も思い返し、くり返し楽しむ派です。えっらくえっらくえっらく長いです。

■峠を越える
 第二チェックポイントは61.5キロ地点。つまり半分を超えているのです。残るは約40キロ!
 と、思うと、なんだか元気が出てきたよ!とあやちゃんに力強く宣言しましたが
 まだまだこれからが100キロウォークの本番。
 なんせ残り40キロに峠が3つもあるのです。そのうちひとつはものすごく急な山道なんだとか。
 むむぅ。いやらしいコースだぜ。
 と、思いながらも、第二チェックポイント出発直後の私はとてつもなく元気でした。

 ひとつめの峠は立石峠。
 峠というより緩やかな坂道、といった印象。上り坂ではどんどんどんどん人を追い抜きました。
 が、ぽんこつな私は、体力がすぐになくなってしまうため、折に触れ休憩を取り、そのたびに抜き返されました。
 休憩時、あまりにお行儀悪く、足を投げ出すため、「人が倒れている」と勘違いされ、
 「大丈夫ですか?」と声をかけられました。人騒がせで申し訳ない・・・。

 立石峠を越えているところで、地元友達から「ゴールしたぜ」という報告電話を着信。
 思わず「ずるいー!」と叫びました。お祝いの言葉がこれっぽっちも出てこなかったなー。かたじけないことだ。
 直後にそんな自分に気付き、慌てて「オメデトウゴザイマス」とお伝えしました。

 ふたつめの峠は七曲(ななつまがり)峠。
 噂に聞く「もっのすごく急な峠」です。この峠の区間のみ、スティック携帯が許されています。
 杖をつかなきゃ登れないぐらい急な坂道なの?とどきどきしましたが、あやちゃんが力強く「杖なしで上ります。」と
 宣言してくれたため、私もそれに倣います。
 ・・・そもそもバランス感覚が異様に悪い私は、スティックをつくことで普段通りに歩けなくなるのです。
 スティックを使いこなすにも技能というものが必要なのです。技能のない私はスティックを使うと余計疲れてしまう
 という本末転倒なスパイラルに巻き込まれてしまう。
 そんなわけで大船に乗った気持ちで「スティック使わない」という選択肢に乗っかりました。
 その選択は私にはとっては正解だったような気がします。

 何より、スティック持たずに上り始めた私たちを心配してくれたのか、
 大会でいつも数多くのウォーカーをサポートしているプロペラさんが最初から最後まで付き添ってくれたのです。
 「すごいねぇ。ふたりとも元気やねぇ。そんだけ元気に上れるんだったら、あっという間にゴールだよ。」とか
 「そんだけ笑顔やもん。まだ全然余裕やねぇ。ごぼう抜きやん。」とか
 「大体、夜明け前にこの峠にたどりつけるってことがすごいんやけ。」とかいっぱいいっぱい褒めてくれるため
 気分よく、気持ちよく上ることができました。100人力とはまさにこのこと。
 あまりに褒めてくれるのでついつい甘えて「もっと褒めてください。」とお願いしたところ
 「ここで満足してしまわれると、それはそれで困るけん、後はゴールに到着できたら褒めてあげよう。」
 という返答で、そのイケメンぶりあふれる受け答えに思わず「好き!」と告白しそうになりました。
 そういえば、私の壊れてチャックが閉まらなくなっていたリュックもちゃちゃちゃっとなおしてくれたのです。素敵すぎる。

 三つ目の峠は赤松峠。
 この峠を下りたところに第三チェックポイントがあるんだとか。
 なのに、ゆるやかで見晴らしのよい坂道を見渡しても見渡してもまったくチェックポイントが見えないのです。
 ゆるやかな曲がり角を曲がっても、次のチェックポイントはまだ見当たらず。
 思わずちゃぶ台をひっくり返しました。「えーい!チェックポイントはどこにあるんんじゃー!」と雄たけびをあげました。

 そういえば、このあたりで、お城のような建造物に遭遇し、「あれなんだろう?」と気にしたあやちゃんに
 「あんなお城みたいな建物は、きっとラブホだよ。」と軽やかに回答したものの・・・。
 その100メートルほど先に「ハーモニーランドへよこそ!」と書かれた看板を発見。
 自分の品性のなさに呆れかえりました。恥ずかしい・・・。

■第三チェックポイント到着!
 明け方7時過ぎ、これまた見積もりどおりに第三チェックポイントの日出に到着。
 チェックポイントを見つけた時には思わず万歳しました。
 到着直前辺りから、あまりに疲れすぎていて、全身が鳥肌状態に。人間、疲れすぎると鳥肌が経つ(らしい)ことを知りました。
 もしかすると、あれが「悪寒」というものなんだろうか。
 普段、健康すぎるほど健康なため、今ひとつ不健康な状態がよくわかっていないのです。
 満身創痍の状態で、休憩所に倒れこむこともできず、ふらふらしながらよっこらせ・・・と座り込みます。
 ばたん!と倒れこむのにも体力が必要なんだなー、と頭の片隅でちらりと思いました。

 まったり休憩を取っていると、男性のウォーキング仲間が3名が続々と合流しました。
 てっきり私たちが最後の最後だと思っていたのに!

 それにしても、最初から最後まですべて本当に見積もりどおりの到着時刻に到着できました。ふふふん。
 見積もりどおり歩けるってすごくない?と自画自賛し合いました。

■最後に踏ん張る
 第三チェックポイントで仲間の顔を見たせいか、なんとなく元気が出てきました。
 当初は「30分ぐらいゆっくりしようね。」と言い合っていた休憩所でどちらからともなく
 「行きましょうか。」と立ち上がりました。なんか欲が出てきた。
 マッサージを受けている男性2名は後から出発するようですが、1名は「じゃあ、俺も。」と立ち上がります。
 みんなしんどそう。もちろん、私もしんどいのです。
 言っても詮無いことではありますが、言わずにはおられないのです。
 「すっごくきつい!」
 「とっくの昔に限界は超えました!」

 でも、歩く。
 なにせ、歩いても痛いけれど、いったん休んで、再び歩き始めるとさらに痛いのです。
 どちらもきつくて痛いのであれば、とりあえずは歩きます。
 今や私たちをこの苦しみから解放してくれるのはゴールだけなのです。

■直前に心折れる
 別府湾の海が目の前に広がります。雄大!!海だー!!!と近寄り、茶色い海を眺めてしょんぼりしました。
 台風の影響は甚大なのです。
 とはいえ!すぐ右隣を電車が走っていました。線路がものすごく近くにあってテンション上がります。
 が、すぐに急降下。だって海から次の休憩スポット、別府湾ロイヤルホテルまでが見えているのに遠いのです。
 歩いても歩いても到着しない。なんでー?!と憤慨し
 ようやくたどりついたホテル前で誘惑にかられ「ちょっとだけ。ね?」と芝生に座り込みました。

 座り込んだところ、案の定、立つタイミングが見つからず。
 たまたまいつのまにか離れていたウォーキング仲間が合流してくれたため、そのタイミングで
 「よっこらしょ。」と立ち上がりました。本当に嘘偽りなく「よっこらしょ。」と声に出したため
 通りすがりのおば様から振り返って笑われました。
 うん。思わず笑っちゃう気持ちはよーーーーーーーーーーーーーーく分かる。

■とうとう到着する
 ゴール前6キロのスポットでカメラを発見。
 ゴールではありませんが、カメラマンさんのすぐそばに立っていたスタッフさんが力弱く
 「ばんざーい。」と鼓舞してくれました。・・・まだゴールじゃないのに。

 男性ウォーキング仲間はここで「残り5キロか、もしくは残り3キロの看板だと思ったのに!」
 と心折れて、またも下がっていきました。この気持ちもよーーーーーーーーーーくわかる。

 残り5キロ地点からは1キロが長くて遠くて長くて。まだなの?と思いながら足を進めました。
 時計を見ると、さっき時計を見た時間から5分ほどしか進んでおらず、
 私の体内時計もとうとう狂い始めたのか・・・と、愕然としました。

 残り3キロ地点でウォーキング仲間に電話したところ、残り2キロを切ったあたりで先にゴールした
 メンバーふたりが満面の笑顔で出迎えてくれました。
 ゴール直前で絶対に体はとってもきついのに。
 出会えたとき、あまりに嬉しくて思わずジャンプしてハイタッチしました。
 「今ほど、おふたりに会いたいー!と思ったことはありませーん。」と喜びの声を上げ、
 すぐ後ろを歩いていたおじいさまに「今、3メートルぐらいジャンプしたよね?」と驚かれました。
 気力ってすごいですよね・・・。

 そんなわけでゴール!!
 ありがとー!ありがとー!!と感謝の気持ちでいっぱいになりました。
 沿道の方々に向かってアイドル並みににこにこと笑顔を振りまきました。きもちよかった☆

■ゴール直後
 応援をしてくれた親戚や友人たちにゴール到着!のニュースを伝えます。
 伝えた途端、親戚たちから電話がかかってきました。
 どうやら親戚一同、みな「いやいやいや!100キロでしょ?!ゴールはまず無理でしょ?」
 という評価だったらしく、「よくゴールできたねぇ。」と大喜びされました。

 ウォーキング仲間が用意してくれていたブルーシートにへたり込みました。
 みんなに再会できた・・・。という事実を噛みしめます。

■総括
 とりあえず、練習始めた直後に「誰かと一緒に歩くなんてできない。マイペースで歩く。」なんて思っていた私!
 出て来て、そこに正座しときなさい!
 100キロなんて、誰かと一緒でなければ、絶対に歩きとおせませんでした。
 心がすぐに折れる私では、ひとりぼっちの完歩なんて、絶対に!絶対絶対絶対に!無理!
 100キロ後半はひたすらに「人という漢字は支え合っている。」という金八先生の名言が
 頭の中をぐるぐるぐるぐる回っていました。さすが金八先生!と感嘆し続けてました。

 それにしても楽しかった。
 ・・・いや、ものすごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーくきつかった。
 歩いている間中、「早く明日の今頃になれー!」と呪文のように繰り返し思っていました。
 そして、私の大好きなものや大好きな人のことを繰り返し頭に思い浮かべていました。
 それぐらい助けを求め続けていました。

 それなのに。
 今や「きつかったあの頃」がすっかり「よい思い出」なのです。なんなの?
 人間の記憶力って・・・本当にすごい。スゴイとしか言いようがないのです。

 とはいえ、地元友達からの「来年の大会にもまた参加する?」という質問には思わずむむむ・・・と唸り
 「来年のことは、また来年になってから考えます。」と答えていました。
 人間の防衛本能も割にすごいのです。

100キロウォークをじっくり振り返る その1

2014年10月13日 14時02分26秒 | 100キロウォーク
嵐の影響で開催すら危ぶまれていた100キロウォークの大会が無事に開催されました。
人生で初めて100キロもの距離を歩きました。歩けました。
と、いうわけでじっくり振り返ります。
思い出は何度も何度も思い返し、くり返し楽しむ派です。えっらくえっらく長いです。

■出発前
 妹さん(と甥っ子君)に車で送ってもらいました。
 なんでも列車はこの大会に参加する人であふれかえるらしく、座ることも難しいんだとか。
 座れないなんていやー!とわがままを言っていた姉に、従順な妹が快く「送るよ!」と申し出てくれました。
 到着場所で甥っ子君はリュックを持ったおば(=私)がどこかすんごく楽しいところに行くと思ったらしく
 足にすがりついて「ねえねと一緒に行くー!!」とぎゃん泣き。かわいいけど・・・とやや困惑するおば。(←薄情者。)

 すぐ近くに住んでいるおばも「いよいよやねー。」と、励ましに来てくれました。
 後から母上に電話をくれて「のりちゃん、メンバーの人たちとなじんどったよ!」と教えてくれたんだとか。
 そうなんです。珍しくすんなりなじんでるんです。みんながものすごくあたたかく受け入れてくれてるんです。

■開会式
 「私、開会式がすごく好きなんよー。運動神経がまったくよくないけん、運動会とかでまったく活躍できんのやけど
  すっごく好きやったー。開会式があるけん。」
 というウォーキングメンバーの話を聞いて、世の中にはいろんな人がいるもんだな、と軽く衝撃を受けました。
 面倒くさがりやの私は開会式をそんなふうに「好き」とか「嫌い」の対象で見たことなんてなかったな。
 開会式とか閉会式(特に閉会式)は面倒くさい、としか思ったことがありませんでした。
 でも、太鼓の演舞はすごくすてきでした。太鼓好きとしては、素敵な演奏が聴けて見れて大満足。
 出発前にテンションあがりました。

 男性ウォーキングメンバから「今日の衣装はふなっしーをイメージしとるんやろ?」と指摘を受け、
 自分が帽子も靴もウェアも黄色だということに気付きました。確かにここ数年黄色が大好きでよく購入しますけど・・・。
 「なんか心外です。」と答えたところ、優しい女性陣が「どちらかというとふなっしーが寄せてきたんやもんねぇ?」と
 フォローしてくれました。それもちょっと違う気がする・・・。

■いよいよ出発
 今回はいつも一緒に練習しているウォーキングメンバーのうち、男性3名、女性3名と一緒に並びました。
 おさななじみは26時間以内のゴールを目指して申し込んだため、もっと後ろからの出発です。
 私がちゃんと「22時間以内のゴールを目指そうよ!」と連絡すべきだったのに、まったくもってうっかりと
 忘れていたのです。トモダチ甲斐のまったくない幼馴染です。

■どんどん歩く
 さすが本番。一緒に歩いていたメンバーのペースがえらく早く、やっとこさついていく私。
 それともみんなはいつも通りのペースで、私の体調が悪く、いつものペースを「早い」と感じているか・・・。
 「いつものペース」がよく分からず、内心焦りに焦ります。

 5キロ過ぎぐらいから靴下擦れができ(たような気がして)、足が痛くなり、
 10キロ過ぎたあたりリュックのチャックが壊れ、リュック全開のままで歩く羽目になり
 どんどんテンションが下がり始めます。
 リュック全開で明日まで歩くの?でもリュックのチャックが壊れたなんて理由でリタイアはいやー!
 そんなことをうだうだと考えているうちに少しずつペースが落ち、みんなと離れます。

■とりあえず靴下を変えてみる
 築城公園にて、近くに住んでいる親戚が応援に来てくれました。
 きゃー!来てくれたのー!!とテンションが上がります。
 この近くには母方の親戚がわんさか(って4家族ですが)住んでいるのです。応援って嬉しいものなんだなーと感じ入ります。
 励まされてテンションが上がり、「とりあえず靴下を履き替えよう。」と前向きな案が出てきました。
 どうもこの靴擦れは履きなれない5本足のソックスが理由のような気がするのです。
 練習で慣れている靴下に履き替えるべきかも。
 と、履き替えているところ、さっき離れてしまった男性陣と再会を果たします。なんでもトイレに寄っていたんだとか。
 やったー!!とさらにさらにテンション上がります。

■もうひとり捕獲する
 しばらく歩いていたところ、次のトイレスポットに遭遇。
 どうやらサポーターを買いたかったらしいメンバーが「のんちゃん、トイレに行っておいたほうがいいんじゃないの?」
 と奨めてくれるため、お言葉に甘えてトイレに向かいます。できれば空いているところでトイレに行っておきたい気はするのです。
 薬局でサポーターを買っているメンバーを待っていると、一緒に待っていたメンバーがぽつりと
 「今日のあの出発の時のペースはすっごく早かったよね。」
 と言ってくれたため、「早い」と思っていたのは私だけじゃなかったんだー!というか、あのペースってやっぱり早かったんだー!!
 とものすごく勇気づけられました。
 そのうえ、ウォーキングメンバーをもうひとり捕獲できました。トイレを勧めてくれたメンバーに心から感謝です。

■応援を受ける
 コンビニ前で今回は残念ながら参加できなかったメンバーが応援に駆け付けてくれていました。
 わざわざ応援に来てくれるなんて!と感激していると、「次は中津のチェックポイント過ぎた後のローソンで待ってるから!」
 と言ってくれました。中津でまた会えるなんて!とさらに感激しました。
 「あとからまた再会できる」という楽しみがあることに励まされました。

■男性陣と離れる
 そんなこんなしているうちに男性陣とは徐々に距離が開き始めます。
 というわけで、今回の100キロウォークはひたすらにウォーキング仲間あやちゃん(仮名)と共にしました。
 あやちゃんとは100キロウォーク直前に開催された無法松ツーデーマーチでも一緒に歩いた仲なのです。
 勝手に親近感を抱いていて、ツーデーマーチ以来ずっと(これまた勝手に)あやちゃんと呼んでいるのです。

 穏やかなあやちゃんなら、私が怒り狂い始めてもきっと優しくなだめてくれるはず。受け止めてくれるはず。
 という打算もあったのですが打算どおりでした。あやちゃんと離れず、ふたりで歩いて本当によかった!
 というわけで、19時10分に第一チェックポイント中津に到着!
 やったー!第一チェックポイントに無事に到着できたー!!と大喜びしました。
 バナナとお水がおいしかった♪

■応援を受けるⅡ
 今回は残念ながら参加できなかったメンバーが予告通り、ローソン前で待っててくれました。
 おにぎりの差し入れ持って!
 つい30分ほど前に「何か塩味のものが食べたい!」とセブンイレブンでおにぎりを探したものの、
 みんな考えることは同じらしく、おにぎり全滅の棚の前で打ちのめされたばかりだったのです。
 梅干し入りのおにぎりがすっごくすっごく美味しかった!
 あまりに美味しかったので、おにぎりをもうひとつおねだりし、夜食用にいただきました。
 他のメンバーの情報が聞けたことも嬉しかったなー。
 他の方々と大体どのくらい離れているのかが分かって、すっごく励まされました。
 名残惜しみながら、お別れしました。本当に本当にありがとうなのです。

■睡魔に襲われ始める
 21時前後から徐々に睡魔に襲われ始めます。早すぎない?と自分でも思いますが、時間は関係ないのです。
 周囲が暗くなれば眠くなる。人間として正しい姿なのです。それにしたってさぁ・・・とは自分でも思います。
 3、4回車道に落ち、そのたびにあやちゃんを驚かせ(毎回、律儀に、実に女性らしく「きゃぁ!」と
 叫んでくれました。かわいい・・・・。)、5回目には、周囲の見知らぬウォーキングメンバーも巻き込み
 (「わぁ!」と叫ばれました。お騒がせしてスミマセン・・・。)
 「今のうちになんかカフェインを飲んどき。」と勧められ、コンビニで「眠眠打破」を初購入。
 絶対に絶対に二度と買うもんか!と決意させられる味でしたが(お薬シロップ系の味がとても苦手なのです。)
 その効果は素晴らしかった!普段、薬をあまり飲まないようにしているせいか、すぐにがつんと効きました。
 むしろ「薬を飲んだ」という暗示がかかっているのでは?と自分を疑いたくなるぐらいの効き目でしたが
 こんなにすんなり効くんだったら、暗示にかかるのも悪くないな、と思いました。

■現在地を確認する楽しみに気付く
 50キロ付近のコンビニあたりで受付票に記載されている「道中案内」を確認し、
 ・今、どのあたりにいるのか
 ・今、何キロ地点なのか
 ・あと何キロ残っているのか
 を確認する楽しさに気付きました。プチ休憩を取るたびに、今、どのあたりだっけ?といそいそと地図を取り出す二人。

 気が付けば50キロを過ぎており、「ウォーキング中なんて、楽しみが少ないんだから、祝!50キロ!という
 看板を華々しく置いておいてほしいよねぇ?!」と憤慨しました。

■第二チェックポイント到着!
 ようやっと宇佐のチェックポイント到着!
 宇佐神宮からチェックポイントまでがえらいこと遠かった!
 第一チェックポイント出発時に「今のペースだったら、深夜1時ごろ到着かな。」と見積もっていましたが
 その見積もりどおりの到着時刻でした。
 「私たち自分のペースを過不足なく見積もってるよね。」と感激し合いました。

 チェックポイントに着いたら30分ほど仮眠するから!と宣言していましたが、
 なにせ「眠眠打破」がえらいこと効いてくれているのです。まったく眠くならない・・・。
 男性ウォーキングメンバーとも再会し、より一層、元気になりました。
 今回の100キロウォーク出場で、「知ってる人と会うこと」「知っている人の顔を見つけること」の
 楽しさ、嬉しさを体感できた気がします。素直に励まされる。
 あと、親戚や友人たちからのメールも嬉しかったなー。

■峠を越える
 第二チェックポイントは61.5キロ地点。つまり半分を超えているのです。残るは約40キロ!
 と、思うと、なんだか元気が出てきたよ!とあやちゃんに力強く宣言しましたが
 まだまだこれからが100キロウォークの本番。
 なんせ残り40キロに峠が3つもあるのです。そのうちひとつはものすごく急な山道なんだとか。
 むむぅ。いやらしいコースだぜ。
 と、思いながらも、第二チェックポイント出発直後の私はとてつもなく元気でした。


というわけで続きます。