のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

星とたんぽぽ/金子みすず

2012年03月13日 23時08分44秒 | 日常生活
青いお空のそこふかく、
 海の小石のそのように
 夜がくるまでしずんでる、
 昼のお星はめにみえぬ。
    見えぬけれどもあるんだよ、
    見えぬものでもあるんだよ。

 ちってすがれたたんぽぽの、
 かわらのすきに、だァまって、
 春のくるまでかくれてる、
 つよいその根はめにみえぬ。
    見えぬけれどもあるんだよ、
    見えぬものでもあるんだよ。

3月11日。
コンサートで聴きました。
金子みすずさんの詩に曲がつけられています。

あの日を境に見えなくなったもの。見えてきたもの。
あの日を境に見なければいけないと決めたもの。
今もまだ見れないでいるもの。
全部全部、見えないけれどもあるもの。

けれど、「見えないけれどもあるもの」は
決して、哀しいこととか辛いことばかりではなくて
「希望」とか「優しさ」とか「つながり」とか
そういうものも含まれるんだよ、ということを
私の信頼する人はおっしゃってました。
あぁ、そうだよな、と素直に思えました。

へたれな私は、まだニュースも新聞もななめ読みです。
まだ思っていることもちゃんと言葉にできません。
考えをまとめようとすると、言葉がどんどん上っ滑りになっていくし
想いがどんどん逃げていく。
当事者でもないくせに、そんな状況です。

でも、忘れない。絶対に。
当事者じゃないからこそ、意志を持って忘れないでいること。
ななめ読みだけれど、それでも目をそらさないでいること。
できることをすること。
できることを探すこと。
できることを少しずつ増やすこと。

ご褒美

2012年03月10日 00時06分43秒 | 日常生活
昼休み、用事があったため、教会に電話を入れました。
教会に電話をしたくせに、牧師さんが電話に出るなんて露とも思わず
電話で聞いた久々の牧師さんの声にわたわた。

いやはや、ここ1ヶ月ほど、仕事や用事が相次いで日曜に入って
まったく教会に行けてなかったのです。
もういい加減に教会シックだよ!
礼拝に出たいよ。讃美歌聞きたいよー。
と思ってはいましたが。

思ってはいたけれど、でもその一方で。
こんなに長いこと教会から離れたのは久々で
次に教会に顔出すのは緊張しちゃうなー、とか
仕事を言い訳に教会を休むなんて、
私、実は教会を面倒だと思ってるんじゃないかなー、とか
ちょっとぐらい仕事が忙しくたって
本当だったら、教会を優先させることができるんじゃないの?
そうしないのは、私が教会や神様を一番においてないからなんじゃないの?とか
色々、色々ともやもやするところがあったわけです。

でも、案ずるより産むが易し。
牧師さんの声を久々に聞いて。
休み時間のせわしない中でばたばたと少し話しただけだけど
どこかでほっとしている自分がいて。
おお。私、教会のこと、面倒だと思ってない、と気付くことができました。

日曜日は久々の礼拝。
相変わらず、私は「久々の教会」に今からちょっぴり緊張気味ですが
(自意識過剰とも言う。)でも、その一方で待ち遠しくて、たまらない。

仕事がひと段落ついて本当によかった。
3月11日は教会でゆっくり過ごします。
静かに過ごします。祈って過ごします。
3月11日に間に合ってよかった。

餌大歓迎の珍獣

2012年03月09日 07時30分21秒 | 日常生活
朝、出社すると、隣の部署の先輩がチョコとブッセを私の机の上にそっと置き、
「最近、働いとうやん。がんばりや。」と一言添えて去って行きました。





・・・よっぽど。
よっぽど珍しかったんだろうなあ。
「働いている」のりぞうさん。
「会社で働く」という当たり前の行動を見かけただけで、
思わずお菓子つきで応援したくなるほどに。
ありがたいことです。
またお菓子をもらうためにも、
この状態を「当たり前」にせず、「珍しい」ままに留めておかなくては。
と、いただいたお菓子によって、おおいに発奮することができました。

発奮して駆け出す方向がおおいに迷走している気がしないでもない。

[韓ドラ]美男ですね

2012年03月04日 22時45分08秒 | テレビ鑑賞
■美男ですね/韓国ドラマ
■ストーリ
シスターになるため修道院で修行するコ・ミニョ(パク・シネ)には双子の兄、ミナム(パク・シネ)がいる。その兄は「行方不明の母を探すために歌手になる」という夢が叶い、大人気バンド・A.N.JELL(エイ・エンジェル)の新メンバーとして加入するはずだったが、整形に失敗し、バンドへ合流できなくなってしまう。困ったマネージャーから「1ヶ月だけ兄の代わりをしてくれないか?」と頼まれたミニョは困惑しながらも、女であることを隠してミナムとして『A.N.JELL』に加入する。
しかし、バンドのリーダー、ファン・テギョン(チャン・グンソク)はミナムの加入を認めようとしない。一方、バンドメンバーのシヌ(ジョン・ヨンファ)は、ミナムが女性であることに気付き、さりげなくサポートをし、もうひとりのバンドメンバー、ジェルミ(イ。ホンギ)は、そんなシヌとミナムの関係をやきもきしながら見守っていた。

■感想 ☆☆☆
日本版の「美男ですね」を楽しく見ていた身としては、
本家本元版も気になっておりました。
最後までわがまま迷惑野郎にしか見えなかった連さんは、
どんなふうに大人っぽく素敵なスターだったのか、とか。
韓国版でもシュウさんは、あんなふうにストーカーぽかったのか、とか
そもそも美男(みおう)は一度たりとも男の子に見えませんでしたよ!
そっちは少しは男の子に見えてたんですか??とか。
諸々諸々、疑問は膨らむばかりだったわけです。

そんなこんなで再放送があると知って、喜びいさんで録画しました。
我が家の録画機さんってば、こんなにこき使われちゃって大丈夫なんだろうか・・・。

で、結論。
日本のリメイク版「美男ですね」ってば
めちゃめちゃ原作(韓国版)に忠実に作られてたのね・・・。

てっきり中途半端にリメイクしちゃったからこその
あんなふうに突っ込みどころ盛りだくさんドラマだとばかり。
まさか本家本元のほうまでこんなに突っ込みどころ沢山だとは。
韓国版を見て、改めて日本のリメイク版の気合の入りように気が付きました。
登場人物たちの服装や部屋の雰囲気、
それぞれのエピソードまで、本当にきちんと丁寧にリメイクしていたんだなー。
まじめにつくってたんだなー。作りこまれてたんだなー。
と、改めて日本版のほうへの尊敬の念を強めました。
というのは大げさか。でも、確実に愛着が強まりました。

で、私が日本版を見て抱いていた疑問は、
韓国版を見てもちっとも解消されませんでした。
日本版で、最後までわがまま迷惑野郎にしか見えなかった連さん、こと
ファン・テギョンは、韓国版でもやっぱり最後までわがまま迷惑野郎で
どこをどう見ていたら、この男の子を好きになれちゃうの??と疑問しきり。
「花より男子」の道明寺もまったく受け付けられなかった私には
土台、こんなふうに「放っておけない男の子」キャラの魅力が
わかるわけないんだわ・・・とあきらめました。
あ、日本版で主役を演じてた方はグンソクさんそっくりでした。
しぐさから表情から何から何まで。
日本版向けにコミカル仕様にしているに違いない!と思っていた
蓮さんのおとぼけっぷりというか、天然さんなところも
原作仕様だったのねー、と納得しました。

でもって、シヌさん!
この方、めっちゃかっこよかった!!すばらしく素敵でした!
なんでー?
このドラマでグンソクさん人気が高まったって聞いてたけど
なぜにシヌさんじゃなくて、グンソクさん?
シヌさんのかっこよさってば半端ないのにっっ!!と憤慨し通しでしたが。
でもやっぱりシヌさんは韓国版でもストーカーさんでした。
かっこいいから思わず許しちゃうけど、
やってることとか見守り方が尋常じゃなく怖かった・・・。
「好き」って思いが強すぎて大変なことになっちゃってますよ!
でも、嫌いにはなれませんでした。怖かったけど、切なかったな。
シヌさんが美男(みおう)を優しく見守る光景が大好きでした。

・・・そういえば、私は「花より男子」でも
断然、花沢類派だったものねー、と自分の好みのゆるぎなさを再確認。

というか、このドラマって、
「花より男子」のリメイク、といってもいいのでは?
とちらりと思いました。
設定は変えてるけど、主要登場人物の構成とかキャラクターとか
ヒロインを取り巻く環境とか、いちいち「花より男子」を思い出したなー。

で。
ずっと疑問だった「美男(みおう)は原作版では男の子に見えてたの?」は
韓国版でも一瞬たりとも男の子には見えませんでした。
あんな「まんま女の子」が紛れ込んでたら、一発でばれちゃうよ。
どう考えても、かわいすぎる。
韓国版ヒロインは、「天国の階段」でヒロイン、チェ・ジウさんの子役時代を
演じていたパク・シヌちゃんなんだそうです。
子役の子がおっきくなっても、かわいいままで活躍できてるって
なんとなくほっとするなぁ、とほんわか気分になりました。
ファニーフェイスがなんともキュートでした。
もっとも、キャラ自体は、恋愛体質過ぎて、ついていけませんでしたが・・・。
日本版を見たときと同じように、好きな人のことでいちいち動揺しすぎだよ!
感情が外にだだ漏れすぎるよ!と何度も思いました。
というか、このドラマって、恋愛体質の人しか出ていません。
男性陣も含めて、みんな私生活のことが仕事に影響しすぎだよ!

ま。そんなこんなで目いっぱい楽しみました。
やっぱり私、ドラマはコメディ要素でハッピーエンドが大好きでした。
なんも考えずに楽しめるドラマが一番。そう思うのです。

明日の私に望むこと

2012年03月01日 22時18分07秒 | 日常生活
ようやっと心の余裕を取り戻し始めました。
この三ヶ月は珍しく私なりにおおいに頑張りましたが、
頑張れば頑張るほど、おのれのできなさっぷりが際立つ残念ぶり。
周囲の方々に散々、八つ当たりをして過ごしました。
やっぱり心の余裕って大切なのねー。

この三ヶ月で気づいたこと。
どうやら私も追い込まれればそれなりにがんばるらしい。
ただし、頑張ってもスピードとか効率とか、そういった言葉とは無縁らしい。
自分のふがいなさに落ち込むと、周囲に怒りを転嫁させちゃう率高し。(なんて迷惑な・・・。)
周囲への目配り、気配り、心配りが心底、てってーてきに苦手らしい。



・・・冷静に振り返ると、ホント、できれば一緒には働きたくない輩ですなー、私ってば。
いや、振り返らなくても、うすうすは気付いていましたが。

でもねー。
もうちょっとねー。
なんていうか、もうちょっとはできる子なんじゃないかな、と
自分に期待しちゃっていたわけです。おこがましくも。
もしくはできない子なりに、チームの雰囲気作りに気を配ったり、
楽しく仕事しようとがんばったり、それぐらいは心尽くす子なんじゃないかなって。

皆無でした。
どちらの要素も皆無。
あー、びっくりした。

そんなこんなで自分再発見の日々もそろそろ終わります。
終わらせます。

で、一段落ついたら、通常営業に戻ります。
通常営業。
つまり、会社に通ってはいても、働きはしませんよ、と。
てこでも働くもんかー。

そのかわり、年内いっぱいぐらいは八つ当たりや逆切れの自重を心がけます。